あなた
せっかく作った音楽!たくさんの人に聞いて欲しい!

 

DTMの進化でアマチュアでも気軽に音楽が作れるようになった現代。

YouTubeなどを使えば簡単に発表できるようにもなりました。

 

ですが、多くの人にとって悩みなのがなかなか音楽を聴いてもらえないこと。

つまり「音楽の宣伝方法がわかない!」ということです。

 

そこで、このページではアマチュア~インディーズアーティストでもできる宣伝プロモーションの方法をまとめてご紹介します!

バン犬
中には無料のモノもあるので、ぜひチェックしてみて下さい!

 

チャンス

チラシ・ポスターを配布する

音楽活動のチラシやポスターを配ろう

 

フライヤーとはチラシのことですね。

なぜかバンドマン界隈ではフライヤーと言われます。

 

さてネット全盛の今の時代、フライヤーなんて配って意味があるのでしょうか?

ライブハウスでも入場時に渡すフライヤーを取りやめるとことが出てきています。

 

なぜなら、みんな見ないで捨てちゃうから。

存在感のなくなってきたフライヤーですが、ぼくは個人的にはまだまだ必要だと思います。

 

まずみんながみんなネットに強い人ばかりじゃないということ。

そしてフライヤーこそネットとリアルをつなぐキーアイテムになるからです。

 

例えば、ライブハウスであなたのバンドを気に入ってくれた人がいた場合。

単純にホームページのURLやSNSアドレスが記載されたフライヤーがあったら便利じゃないでしょうか?

 

特にアマチュアバンドだとGoogle検索してもホームページが出てこないことがあったります。

機会損失を防ぐためにもライブをするバンドならフライヤーは準備しておくべきです。

 

ビジネスの世界でも未だに名刺が無くならないことと一緒ですね。

アナログな人にもちゃんと情報を届ける努力はすべきでしょう。

 

ポスターも同様です。

ライブハウスに足を運び、スタッフさんに直接お願いしてポスターを張らせてもらう。

 

そこにはコミュニケーションがあります。

コミュニケーションから生まれる人と人との繋がりが未来に繋がっていたなんて良くあることです。

 

自分がスタッフだったら、足しげく通うバンドマンとそうでないバンドマン。

どちらが心情的に応援したくなるかといったら、やっぱりコミュニケーションをたくさんとっている方ですよね。

紙にはアナログならではの魅力があります。




ポスター・フライヤーの作り方・配布の仕方

①記載する内容を考える

まずはどんな情報をフライヤー・ポスターに載せるかを考えましょう。

ライブハウスで手渡すことを想定した時、最適な情報とは何でしょうか?

 

ロックバンドのライブフライヤー、チラシの作り方という記事で詳しく解説します。

 

②デザインする

無料でできるデザインソフトとしてCanvaをおすすめしています。

紙媒体だけでなく、SNSのヘッダーなんかもテンプレートが用意されていて便利なツールです。

 

無料でブラウザ上で使える上に、スマホアプリもあります。

CDジャケットにチラシ、SoundCloudバナーも…「Canva」でアーティストのビジュアルデザインが完結できるという記事で詳しい使い方を解説しています。

 

簡単なデザインだったらラクスルなどの印刷業者のサイト上でもできますので、そちらも試してみて下さい。

 

③印刷する

デザインができたら、印刷業者さんにお願いして印刷してもらいます。

やはりラクスルが便利ですかね。

 

また少部数なら自宅のパソコンやコンビニプリントでも良いでしょう。

特にポスターなんかは少部数を業者にお願いすると割高になってしまいます。

 

【作ってみた】ポスターはコンビニプリントを使うと、1枚380円で製作可能という記事に書きましたが、なるべく自前で印刷するにもコストダウンのアイディアです。

 

④配布する

仲の良いライブハウスや飲食店にお願いしてフライヤーやポスターを置いてもらいます。

もちろん、ライブ時に配布するのも忘れないようにしましょう。

 

個人が営利目的でポスターを張れる場所・マナーまとめという記事でも紹介しています。




YouTubeを使ってミュージックビデオを拡散する

ミュージックビデオをYouTubeにアップロードする

 

「音楽を宣伝しよう!」と考えた時、今だったらまず思い浮かぶのが「YouTubeにミュージックビデオをアップする」ではないでしょうか?

YouTubeは今や「音楽最大の消費地」と言われ、音楽はYouTubeだけで済ませる人もいるほどです。

 

なので、YouTubeに音楽がないことは大きな機会損失だと言えるでしょう。

 

それでいてミュージックビデオは制作のハードルが高いのが難点です。

うまくコスト上の問題をクリアする必要があります。

 

またYouTubeはオリジナル楽曲をアップするだけでなく、カバー曲やYouTuber的なネタ動画でプロモーションできる場でもあります。

非常に優秀なプラットフォームですので、音楽プロモーションにおいてはまず利用を検討したいですね。

 

YouTubeにミュージックビデオをアップロードする手順

①ミュージックビデオ制作する

技術やコストを必要とするミュージックビデオ制作。

 

様々な方法をぼくの経験を踏まえてインディーズバンドのミュージックビデオ(PV・MV)作り方色々という記事に書いておいてで参考にして下さい。

 

予算がある人は業者に。

ない人でもそれなりのやり方でミュージックビデオを作る方法を紹介しています。

 

②YouTubeにアップロードした動画に最適な設定を施す

動画はアップロードして終わりではありません!

 

最適なタグづけを行い関連動画からの流入を少しでも増やせるように設定していきましょう。

YouTubeに最適な設定をしてミュージックビデオの再生回数を増やそう!という記事で詳しいやり方を解説しています。

 

ホームページを作って情報を発信する

バンドのホームページを作る

 

様々な方法がある音楽活動の宣伝ですが「まず最初にやるべきことは?」と聞かれたら「ホームページを作ること!」と答えますね。

SNSだけで良いんじゃないの?と誤解されがちなんですが、SNSとホームページでは性質がまるで違います。

 

ホームページを見てくれているファンは「あなたの情報を能動的に探している人」なんです。

SNSのようにタイムラインに偶然流れてきたのを目にしたわけでなく、自分でググったり、またはブラウザのお気に入りから自ら情報を探しに来てくれたわけですね。

 

逆に言うと、ホームページがないということは能動的に情報を探しに来ているファンをほったらかしにしているということ。

 

これは大きな機会損失であり、失礼な態度です。

ですからまずはホームページから作りましょう。

 

あなたの音楽をどこかで知った。

そして興味をもってググってくれた。

その人がホームページを見た時にもっとファンになるようなモノを作っていきたいですね。

 

ホームページの作り方

ホームページの作り方はロックバンド/ミュージシャンの音楽ホームページの作り方。作らないのはありえない!という記事にまとめてあります。

ウェブに関する知識がない方でも作成できるサービスや、本格的なサイトを簡単に作る方法などをご紹介しています。




SNSを使って話題になる

SNSでバズろう

SNSからその音楽が話題になってデビューしたアーティストは数知れず。

テレビやマスメディアを差し置いて、もはや流行の発信地になっているのはご存知の通りです。

 

ミュージシャンもSNSをやるのは当たり前になり、おそらくこれを読んでいるミュージシャンのあなたもきっと何かしらのSNSをやっているのではないでしょうか?

 

けれど、音楽活動のためにちゃんと運用出来ている人は少ないはずです。

それぞれのSNSの特徴をよく理解し、なおかつ自分にあったものを使うようにしましょう。

SNSの運用アイディア

ツイッターのフォロワー増やし方

ツイッターは特にコミュニケーションに向いたSNSです。

ファンの方や興味を持ってくれた方と気軽にコミュニケーションがとれ、親密さを深められるのが特徴です。

 

常にフォロワーの役に立とうと心がければ自然とフォロワーも増えていきます。

詳しくはミュージシャン/バンドマンのツイッターの使い方!ゼロからフォロワーを増やす方法【ツイート例付き】という記事で解説しています。

 

フェイスブックに音楽を投稿する

世界最大のSNSであるFacebookですが、アーティストにとっても利用しがいがあります。

Facebook上に音楽を流す方法をFacebookで音楽を配信する3つの方法という記事で紹介しています。




ブログで集客する

音楽アーティストがブログを書く

 

ウェブマーケティングの中で王道なのがブログです。

ブログを書いているミュージシャンも多いですが、実はその狙いによってブログに書くべき内容は大きく違ってきます。

 

既存ファン向けのファンブックなのか?

新たにファンを獲得するための広告媒体なのか?

 

しっかり意図をも持って書くべき内容を考えていきましょう。

ブログは資産になってくれるというメリットがあります。

これは他のマーケティングツールにはない特徴です。

 

ウェブ上にずっと消えずに存在し続け、集客し続けたり、読んだ人の心を揺さぶり続けます。

素晴らしいブログは自分の分身となって24時間営業してくれる最高の営業マンになってくれますよ。

 

ミュージシャンのためのブログの始め方

ブログサービスの選び方から、ブログ記事の書き方までミュージシャンのブログ活用法!月間10万人に読まれるブロガーのぼくが教えますという記事で書いています。

ブログマーケティングに興味がある方は読んでみて下さい。




ライブ配信でファンと盛り上がる

ライブ配信をしている人

今もっとも勢いがあるのはライブ配信でしょう。

 

日本のSHOWROOMや中国の17liveなど、特にアイドルが競うように使っています。

デジタルギフトという課金システムもあり、多額の収入を得る配信者のニュースも多く聞きます。

 

その風土から使えるアーティストは選ぶと思いますが、何と言っても生映像で画面から語りかえるわけですから、ファンと距離を縮めるには最も有効なツールだと言えます。

ライブ配信サービスまとめ

各ライブ配信はライブ配信サービス7つまとめ 音楽も生で届けよう!という記事で紹介しています。

挑戦してみたい方はどうぞ。




プレスリリースを出す

プレスリリース

プレスリリースとは各メディアに向けて情報を発信することです。

 

メディアは日々どこからあんなにたくさんのニュースを得ているのかと言うとプレスリリースなんですね。

個人事業でもプレスリリースを出すことが可能です。

 

プレスリリース配信サービス(有料)もありますし、個別にプレスリリースを受け付けているメディアもあります。

リリースやツアー、ミュージックビデオをアップしたた時は利用してみると良いでしょう。

 

プレスリリースを出す手順

①プレスリリースを作る

プレスリリースは決まったフォーマットはありませんが、日々多数のプレスリリースを目にしているメディア側のことを考えると、少しでも目立つプレスリリースを作成したいところです。

しっかりしたプレスリリースを作りたい方はクラウドソーシングで作成代行してくれる方を探すと良いでしょう。

 

一枚のプレスリリース作成ならそれほど多額のギャランティは必要ありませんし、使ってみる価値はあります。

ココナラは単価500円~使える気軽なクラウドソーシングサービスで、初めてこの手のサービスを使う人におすすめです。

 

②プレスリリースを送る

プレスリリース配布サービスは色々ありますが、PR−FREEは無料で使えるサービスです。

有料サービスだとValuePressなどがありますね。

 

音楽メディアだとナタリーが独自にプレスリリースを受けてつけています。

⇒ナタリー|お問い合わせ

 

同じくDiggityもプレスリリースを受けてうているようです。




サブミッションメディアを使う

聞きなれないサブミッションメディアというメディアが海外を中心に盛り上がっています。

 

サブミッションメディアとは音楽を様々な媒体で紹介し、広く一般からも音楽の紹介(サブミッション)を受け付けているメディア(またはブランド)のことです。

サブミッションメディアとは
サブミッションメディアの仕組み

 

例えば、あなたがミュージックビデオを作ったとします。

それをYouTubeチャンネルを持っているメディアに送信します。

メディア側が気に入ってくれれば、そのメディアのチャンネルからあなたのミュージックビデオが公開されるというわけです。

 

当然、メディア側には多数のチャンネル登録者がいるわけなので、あなたのミュージックビデオは公開してすぐにたくさんの人に見られます。

 

サブミッションメディアは各SNSやウェブ、音楽ストリーミングサービスなど様々な場所に自分のチャンネルをもっています。

とりわけ盛り上がっているのが音楽ストリーミングサービス上のプレイリストですね。

 

日本のサブミッションメディア一覧

日本のサブミッションメディアはあなたの音楽を拡散してくれる日本の「サブミッションメディア」まとめ。新しいヒットはここから生まれる!という記事にまとめてあります。

 

 

またさらにサブミッションメディアの理解を深めたい方はサブミッションメディアとは?「ポスト・デジタル時代のミュージシャンのためのワークショップ」イベントレポート!という記事もご覧ください。




ネット広告を出す

ネット広告に課金する人

 

個人でも小額から使えるネット広告がたくさんあります。

  • YouTubeの再生回数を上げることができるYouTube広告
  • Google検索結果に広告を出せるGoogle広告
  • ヤフー広告
  • ツイッター広告
  • Facebook広告

などがあります。

 

ネット広告は広告出稿しながら改善していくものなので、なかなかスキルのない人には難しい分野でもあります。

各広告プラットフォームごとに代行業者もあるので、どうしてもマーケティングが苦手だという人は利用してみると良いでしょう。

 

小額から始めるネット広告プランを紹介

バン活!ではバンド活動の無駄!あなたが払ったノルマ代の¥30000でこれだけの広告ができたよ(全4回)というシリーズでアマチュアミュージシャンが効果的にネット広告を活用する方法を全4回にわたって紹介しています。




路上ライブをやる

路上ライブをやる人

 

路上ライブも同じもの宣伝手法ですよね。

なんにせよ、たくさんの人に生演奏を聴いてもらう方法は路上ライブしかありません。

 

まだまだ日本では気軽に路上ライブができるところは少なく、機材の調達も意外と大変だったりします。

ただ最近では路上ライブの風景がSNSで拡散されたり、路上ライブの風景をライブ配信することでさらに視聴者を獲得したりと、あらたな広がりも見せています。

 

弾き語りアーティストなどにとっては定番かつ強力な宣伝ですね。

 

路上ライブをやる方法

路上ライブをやる方法は路上ライブの許可がとれる場所や方法を紹介。必要な機材やファンを増やす効果的な方法も!という記事で解説しています。




ファンクラブでファンと繋がる

狭いコミュニティを作ろう

さて、ここまでたくさんの宣伝プロモーションの方法をご紹介してきましたが、これだけではミュージシャンが生活を続ける上での十分な収益を上げるのは難しいのが現状です。

 

たくさんのコンテンツ(音楽)があふれる中で、音楽ファンの目に留まり続けるのは難しくなっています。

またCD⇒ダウンロード⇒ストリーミングと時代が移り変わるにつれて、音楽の単価は下がり続けています。

 

チケットやグッズの売り上げが音楽活動を続けるうえでは大切になってきました。

そうなるとファンとアーティストがしっかりと繋がり、継続的に関係を築いていくことがより重要になります。

 

つまりプロモーションの最終目的は継続的な音楽活動を可能にする強力なファンベースを構築すること。

 

他の情報に干渉されない、あなただけのファンクラブを作ることが必要です。

現在では簡単にファンコミュニティを作れるウェブサービスがたくさんあります。

 

ファンクラブの作り方

ファンクラブ的なコミュニティを作成できるウェブサービスはたくさんあります。

 

何も有料のファンクラブが必要なわけではありません。

  • メルマガ
  • LINE公式アカウント
  • note

など、無料で良いので閉ざされた外部の情報に干渉されない空間のことをここではファンクラブと言います。

 

具体的なウェブサービスの紹介はファンクラブの作り方!ミュージシャンの音楽活動で使える作成サービスまとめという記事で解説しています。

 




その他の宣伝アイディア

その他にもいろいろなアイディアがあります!

  1. 『音楽と人』に広告を出す方法
  2. 公民館でライブ
  3. 有線、カラオケにリジナル曲を登録する方法
  4. ネットラジオ
  5. 音楽投稿サイト

など様々なプロモーションができます。

 

参考までにご覧ください。

合わせて読みたい

 

バン活!では日々、いろいろな音楽プロモーションを紹介しています。

バン犬
今後の更新を楽しみにしていてくださいね!

【具体例】アーティスト別の音楽マーケティングまとめ

さらに実際にアーティストが実施した具体的な音楽マーケティングも紹介しています。

ぜひ参考にしてみて下さい。

関連記事音楽アーティストのマーケティング、プロモーション事例19選。個人でもマネできる

 

まとめ:宣伝ツールを使いこなす方法。あなたの目標を達成するために

一口に「音楽を宣伝する!」といっても本当にたくさんのやり方やアイディアがあるのがわかっていただけたと思います。

 

こうなると逆に大切なのが「何を使って、何を使わないかを見極めること」です。

 

いくらライブ配信が盛り上がっている方と言って、バンドのキャラクターには合っているでしょうか?

ブログが効果的といっても文章は得意ですか?

 

音楽性、性格、スキルによってあなたが選ぶべきプロモーションは違ってきます。

この難しい判断を少しでもわかりやすくするために、バン活!では「具体例」を上げて音楽活動のスタイルを選べるようにしました。

 

一通りの宣伝手法が頭に入った方はぜひ後悔しない音楽活動デザイン講座(全5回)シリーズを読んでみて下さい。

  • 趣味
  • メジャーデビュー
  • プライベーター(個人事業)

と、それぞれの目標に合わせた音楽活動の作り方をご紹介しています。