日本のコミックバンドおすすめ10選!昭和から令和まで有名なバンドを紹介

コミックバンドと聞くと、「面白いことをやるバンド」というイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし、日本のコミックバンドの歴史をたどってみると、単なるお笑いではなく、音楽と笑いを組み合わせた独自のエンターテインメントとして発展してきたことがわかります。
この記事では、日本を代表するコミックバンドを10組紹介します。

コミックバンドとは?
コミックバンドとは、音楽に笑いやユーモア、コントなどの要素を取り入れたバンドのこと。
ただ演奏するだけではなく、歌詞や演奏、衣装、ステージ上のパフォーマンスなどを通して観客を楽しませるのが大きな特徴です。
日本では昭和の時代から、音楽と笑いを融合させたエンターテインメントが人気を集めてきました。
その代表が「あきれたぼういず」や「クレイジーキャッツ」であり、さらに「ザ・ドリフターズ」へとつながっていきます。
一方、現代のコミックバンドは、昔ながらのコントをそのまま再現するわけではありません。
ロックやラウドロック、パンクなどの音楽性にユーモアを取り入れたり、ライブそのものをエンターテインメントとして見せたりするバンドも増えています。
つまり、「笑わせる音楽」という軸は共通していても、その表現方法は時代とともに変化しているといえるでしょう。
ここからは、昭和から令和までのコミックバンドを見ていきます。
昭和を代表するコミックバンド
あきれたぼういず
まず紹介したいのが、1935年に結成された「あきれたぼういず」です。
昭和初期に人気を集めた、まさに日本のコミックバンドの先駆けといえる存在です。
アメリカやイギリスのヴォードヴィルの影響を感じさせる、歌や演奏、芸を組み合わせたステージが特徴でした。
当時としては非常にモダンなエンターテインメントで、知的な風刺やユーモアを取り入れながら幅広い層から支持を集めました。
現在のコミックバンドとはスタイルが大きく異なりますが、日本で音楽と笑いを融合させた歴史を振り返るうえで欠かせない存在です。
クレイジーキャッツ
続いては「ハナ肇とクレイジーキャッツ」。
ハナ肇を中心に、植木等や谷啓など、昭和を代表するスターたちが在籍したバンドです。
音楽だけでなく、コントや映画、テレビなど幅広い分野で活躍しました。
特に植木等の存在は大きく、「スーダラ節」などのヒット曲によって、クレイジーキャッツは国民的な人気を獲得していきます。
「音楽ができるお笑いグループ」というだけではなく、ミュージシャンとしての演奏力とコメディアンとしての表現力を兼ね備えていたのがクレイジーキャッツの魅力です。
日本のコミックバンドを語るなら、まず名前を挙げたいグループのひとつです。
ザ・ドリフターズ
そして、コミックバンドという言葉から多くの人が思い浮かべるのが「ザ・ドリフターズ」でしょう。
いかりや長介、加藤茶、高木ブー、仲本工事、志村けんらが在籍した国民的グループです。
「8時だョ!全員集合」などでお茶の間の人気者となりましたが、もともとは本格的な音楽活動を行っていたバンドでした。
1966年には来日したビートルズの日本公演で前座を務めています。
つまり、ザ・ドリフターズは単なるコントグループではなく、ミュージシャンとしてのキャリアを持つコミックバンドでもあります。
音楽と笑いを融合させたスタイルは、その後の日本のエンターテインメントにも大きな影響を与えました。
平成〜令和のコミックバンド
グループ魂
「グループ魂」は、劇団・大人計画のメンバーを中心に結成されたロックバンドです。
俳優の阿部サダヲが「破壊」、宮藤官九郎が「暴動」など、それぞれ個性的な名前で活動しています。
ロックをベースにしながら、過激な歌詞やユーモア、ステージ上でのパフォーマンスを取り入れているのが特徴です。
2005年には「君にジュースを買ってあげる♥」でNHK紅白歌合戦にも出場。
ロックバンドとしての音楽性と、演劇・コント的な笑いを融合させた平成を代表するコミックバンドのひとつです。
マイナスターズ
「マイナスターズ」は、さまぁ〜ずの大竹一樹、三村マサカズを中心に結成されたバンドです。
もともとは、さまぁ〜ずの単独ライブに登場するコント上のバンドでした。
そのため、一般的なロックバンドとは違い、コントと音楽が一体になった独特のスタイルが魅力です。
楽曲そのものに笑いが組み込まれているため、コミックバンドの面白さを気軽に楽しみたい人にもおすすめです。
花団
「花団」は、2011年にメジャーデビューした大阪発のバンドです。
メジャーデビュー後もメンバー全員がアルバイトを続け、「会いに行けるバンドマン」として話題になりました。
ユーモアを前面に出した楽曲やライブパフォーマンスなど、従来のコミックバンドとは少し違った形で笑いを取り入れているのが特徴です。
コミックバンドというジャンルが、テレビ中心の時代からライブハウスを中心とした音楽シーンへ広がっていった例としても興味深いバンドです。
THE☆バリュー兄弟
インディーズシーンで活動してきた「THE☆バリュー兄弟」。
ユニークな発想と演奏力を武器に、コミックバンドならではの遊び心を見せてきたバンドです。
ギターウルフのツアーに同行するなど、ライブハウスを中心に活動の幅を広げました。
大きなメディア露出を前提とするのではなく、ライブハウスの現場で観客を楽しませるというコミックバンドの魅力を感じさせてくれる存在です。
打首獄門同好会
ここからは、令和のコミックバンドを代表する存在です。
「打首獄門同好会」は、自らを「生活密着型ラウドロック」と称するバンド。
食べ物や仕事、日常生活など、誰もが経験したことのある身近なテーマをユーモラスな歌詞にして、激しいラウドロックと組み合わせています。
「コミックバンド=コントをするバンド」という昔ながらのイメージとは少し違いますが、音楽そのものに笑いや共感できるユーモアを組み込んでいるという意味では、現代のコミックバンドを考えるうえで非常に面白い存在です。
激しい音楽が好きだけど、同時にクスッと笑える歌詞も楽しみたい人におすすめです。
メンバー本人は、後述する四星球へのリスペクトも込めて、自らコミックバンドを名乗ることはしないそう。
四星球
「四星球(スーシンチュウ)」は、徳島発のコミックバンドです。
音楽だけでなく、ライブパフォーマンスそのものを楽しませることに力を入れているバンドで、ユーモアあふれるステージが大きな魅力です。
コミックバンドらしい笑いを大切にしながらも、ライブではしっかりと音楽で盛り上げる。
「笑えるけど、ちゃんとロックバンド」というバランスが四星球の面白さでしょう。
ライブハウスでコミックバンドを楽しみたい人なら、一度はチェックしておきたいバンドです。
超能力戦士ドリアン
「超能力戦士ドリアン」は、大阪を拠点に活動する3人組バンド。
こちらも令和らしいコミックバンドのひとつです。
楽曲だけでなく、ライブでの演出やパフォーマンスにも遊び心があり、観客を楽しませることを徹底しています。
昔のコミックバンドのように「音楽の途中でコントをする」というだけではなく、バンドそのものをひとつのエンターテインメントとして見せるスタイルです。
コミックバンドの新しい形を知りたいなら、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
日本のコミックバンドは、昭和から令和にかけて大きく姿を変えてきました。
「あきれたぼういず」や「クレイジーキャッツ」が音楽と笑いを融合させ、「ザ・ドリフターズ」がそれをお茶の間へ広げました。
その後も「グループ魂」のような個性的なバンドが登場し、現在では「打首獄門同好会」「四星球」「超能力戦士ドリアン」のように、ロックそのものにユーモアを組み込んだコミックバンドも活躍しています。
こうして並べてみると、コミックバンドは決して「昔のお笑いバンド」だけではありません。
音楽で楽しませ、笑わせるという精神は、形を変えながら今も受け継がれています。
気になるバンドがあれば、まずは1曲聴いてみてください。きっと「コミックバンドって面白いな」と思えるはずです。





























