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おすすめ音楽ドキュメンタリー映画42選|洋楽・邦楽の名作でアーティストの素顔に触れる

おすすめ音楽ドキュメンタリー映画42選|洋楽・邦楽の名作でアーティストの素顔に触れる

音楽ドキュメンタリーには、ライブ映像やインタビューだけでは見えない
アーティストの素顔・葛藤・創作の裏側が詰まっています。
ステージの光の裏で、彼らは何を感じ、どう生きていたのか──。

この記事では、海外の伝説的アーティストから、日本のロックシーンを支えたバンドまで、
ミュージシャンの“リアル”に迫るドキュメンタリー映画を厳選して紹介します。

「名曲がどんな瞬間に生まれたのか知りたい」
「好きなアーティストの裏側をもっと深く理解したい」
「音楽の歴史を知りたい」

そんな人にこそ、心に残る作品ばかりです。
一覧表で全体像を把握しつつ、評価の高い作品から気になるものをチェックしてみてください。

目次
目次を全て見る
  1. おすすめ音楽ドキュメンタリー映画 一覧表
  2. 海外アーティスト(洋楽)のドキュメンタリー映画
    1. ノー・ディレクション・ホーム(Bob Dylan)
    2. CRACKED ACTOR(David Bowie)
    3. エンド・オブ・センチュリー(Ramones)
    4. シャイン・ア・ライト(The Rolling Stones)
    5. Gimme Shelter(The Rolling Stones)
    6. リブ・フォーエバー(Oasis)
    7. Oasis: ネブワース1996(Oasis)
    8. AMY エイミー(Amy Winehouse)
    9. Metallica: Some Kind Of Monster(Metallica)
    10. ジャニス:リトル・ガール・ブルー(Janis Joplin)
    11. Meeting People Is Easy(Radiohead)
    12. Montage of Heck(Nirvana)
    13. We Jam Econo(Minutemen)
    14. レッツ・ゲット・ロスト(Chet Baker)
    15. Be Here To Love Me(Townes Van Zandt)
    16. Rhyme & Reason(HipHop)
    17. Eight Days A Week(The Beatles)
    18. Get Back(The Beatles)
    19. Punk In Africa(Various)
    20. 悪魔とダニエル・ジョンストン(Daniel Johnston)
    21. I Am Trying To Break Your Heart(Wilco)
    22. Looking For Johnny(Johnny Thunders)
    23. U2 Rattle and Hum(U2)
    24. Oil City Confidential(Dr. Feelgood)
    25. American Hardcore(Various)
    26. Beyond The Lighted Stage(Rush)
    27. アメイジング・グレイス(Aretha Franklin)
    28. アメリカン・ユートピア(David Byrne)
  3. 国内アーティスト(邦楽)のドキュメンタリー映画
    1. ヴァニシングポイント(Blankey Jet City)
    2. ジ・ムービー(Thee Michelle Gun Elephant)
    3. 大丈夫であるように(Cocco)
    4. 映画:フィッシュマンズ(Fishmans)
    5. SAYONARA AMERICA(細野晴臣)
    6. みらいのうた(吉井和哉)
  4. 関連|さらに音楽ライブや映画を楽しもう
  5. まとめ|映画で”音楽の向こう側”にふれる

おすすめ音楽ドキュメンタリー映画 一覧表

作品名アーティスト名音楽ジャンル公開年国別
No Direction HomeBob Dylanフォーク / ロック2005海外
CRACKED ACTORDavid Bowieグラム1975海外
Ziggy Stardust and the Spiders from MarsDavid Bowieグラム1983海外
End of the CenturyRamonesパンク2003海外
Shine a LightThe Rolling Stonesロック2008海外
Gimme ShelterThe Rolling Stonesロック1970海外
Live ForeverOasisブリットポップ2003海外
Oasis: Knebworth 1996Oasisブリットポップ2021海外
Some Kind of Monster(真実の瞬間)Metallicaメタル2004海外
JanisJanis Joplinロック / ブルース1974海外
Filth and the FurySex Pistolsパンク2000海外
Buena Vista Social ClubVariousラテン1999海外
AMY(エイミー)Amy Winehouseソウル / ジャズ2015海外
Meeting People Is EasyRadioheadオルタナ1998海外
We Jam EconoMinutemenパンク2005海外
Let’s Get LostChet Bakerジャズ1988海外
Be Here To Love MeTownes Van Zandtフォーク2004海外
Eight Days a WeekThe Beatlesロック2016海外
Get BackThe Beatlesロック2021海外
Punk In AfricaVariousパンク2012海外
The Devil and Daniel JohnstonDaniel Johnstonアウトサイダー / ローファイ2005海外
I Am Trying To Break Your HeartWilcoオルタナ2002海外
Looking for JohnnyJohnny Thundersロック / パンク2014海外
Rattle and Hum(魂の叫び)U2ロック1988海外
Oil City ConfidentialDr. Feelgoodパブロック2009海外
American HardcoreVariousハードコア2006海外
Beyond The Lighted StageRushプログレ2010海外
That’s The Way It IsElvis Presleyロック1970海外
Scott Walker: 30 Century ManScott Walkerポップ / 実験2006海外
The Decline of Western CivilizationVariousパンク / ハードコア1981海外
サマー・オブ・ソウルVariousソウル / R&B2021海外
Amazing GraceAretha Franklinゴスペル2018(撮影1972)海外
American UtopiaDavid Byrneロック2020海外
Montage of HeckNirvana(Kurt Cobain)オルタナ2015海外
This Is It Michael Jacksonポップ2009海外
ジ・ムービーThee Michelle Gun Elephantロック2003国内
ヴァニシング・ポイントBlankey Jet Cityロック2003国内
大丈夫であるようにCOCCOロック / ポップ2009国内
映画:フィッシュマンズFishmansドリームポップ2021国内
SAYONARA AMERICA細野晴臣ポップ / エレクトロ2021国内
みらいのうた吉井和哉ロック2025国内

海外アーティスト(洋楽)のドキュメンタリー映画

世界の音楽史を揺らしたアーティストたちの「創作の裏側」「ツアーの疲弊」「バンドの衝突」など、普段は絶対に見られない人間的な部分まで映し出すドキュメンタリーです。
成功の影にある孤独や葛藤、名曲が生まれる瞬間に触れられます。

ノー・ディレクション・ホーム(Bob Dylan)

フォークからロックへ移行する激動期のディランをスコセッシが記録。
カリスマが背負った孤独と、時代が変わる瞬間の緊張を感じられる作品です。

CRACKED ACTOR(David Bowie)

最も不安定だった時期のボウイに密着。
華やかなステージと精神の崩れゆく姿のギャップが胸に迫るドキュメントです。

エンド・オブ・センチュリー(Ramones)

パンクの象徴ラモーンズの光と影を赤裸々に描く作品。
成功の裏で起きていた不仲や葛藤など、人間臭さが強烈に残ります。

シャイン・ア・ライト(The Rolling Stones)

スコセッシ監督によるライブ映画の最高峰。
年齢を感じさせないストーンズの“現役感”と演奏の迫力に圧倒されます。

Gimme Shelter(The Rolling Stones)

オルタモントの悲劇を余すことなく記録した歴史的作品。
60年代の理想が崩壊する瞬間があまりにも生々しく描かれています。

リブ・フォーエバー(Oasis)

ブリットポップの熱狂とオアシス vs ブラーのチャート戦争を描く作品。
若者文化そのものが動いていた時代の空気がそのまま詰まっています。

Oasis: ネブワース1996(Oasis)

DAY1を2024年、DAY2を2025年9月12日劇場公開。
25万人を動員した伝説のライブを最新技術で再編集。
絶頂期の圧倒的なスケール感と、ファンの熱狂がよみがえります。

AMY エイミー(Amy Winehouse)

才能と孤独を抱えたエイミーの人生に迫るドキュメント。
未公開映像の多さと、彼女の脆さが直視できる強烈な内容です。

Metallica: Some Kind Of Monster(Metallica)

バンド崩壊寸前の姿をカメラがとらえた衝撃作。
依存症・脱退・カウンセリングなど、成功者の苦悩がリアルに描かれます。

ジャニス:リトル・ガール・ブルー(Janis Joplin)

27歳で亡くなったジャニスの短い人生をライブ映像と証言で構成。
圧倒的な歌声と裏腹の孤独が胸に残ります。

Meeting People Is Easy(Radiohead)

『OK Computer』期のレディオヘッドに密着。
成功の裏で消耗しきったメンバー、とくにトム・ヨークの苦悩が重く響きます。

Montage of Heck(Nirvana)

カート本人のホームビデオや音源まで使った決定版ドキュメント。
創造衝動と孤独が同時に燃え上がる、胸を締めつける作品です。

We Jam Econo(Minutemen)

DIY精神の体現者であるミニットメンの活動を振り返る作品。
残るメンバーの証言が刺さり、音楽を続ける理由が純度高く響きます。

レッツ・ゲット・ロスト(Chet Baker)

美しい映像で描かれるチェット・ベイカーの波乱の人生。
音楽と破滅の境界で揺れる姿が詩的に表現されています。

Be Here To Love Me(Townes Van Zandt)

吟遊詩人タウンズの内面に迫るドキュメンタリー。
ホームビデオや証言から、才能ゆえの孤独と破滅性が浮かび上がります。

Rhyme & Reason(HipHop)

ヒップホップの誕生・発展・文化背景を多角的に描く作品。
アーティストたちの証言から、音楽が「社会を変える力」を持つことが分かります。

Eight Days A Week(The Beatles)

1962〜66年のツアー時代に焦点を当てた作品。
狂騒的な人気とメンバーの疲弊が丁寧に描かれています。

Get Back(The Beatles)

ピーター・ジャクソンが膨大な素材から再構成した大作。
喧嘩、創作、雑談…その場にいるような臨場感でビートルズが蘇ります。

Punk In Africa(Various)

アフリカにおけるパンク史を掘り下げる異色の作品。
政治や社会問題と結びつく音楽のエネルギーを感じられます。

Punk in Africa DVD 品 shin
ノーブランド品

悪魔とダニエル・ジョンストン(Daniel Johnston)

病と共に創作活動を続けたダニエルの人生を描く。
純粋な才能と壊れやすさが痛いほど伝わります。

I Am Trying To Break Your Heart(Wilco)

https://www.youtube.com/watch?v=4c9bF8G-pFU

『Yankee Hotel Foxtrot』制作時の混乱とバンド内の緊張を記録。
創作現場のリアルな衝突と再生が描かれる重厚な作品です。

Looking For Johnny(Johnny Thunders)

複雑な人生を歩んだジョニー・サンダースの軌跡を丁寧に紐解く。
ニューヨークの音楽シーンの空気感までしっかり残っています。

U2 Rattle and Hum(U2)

巨大化するバンドの姿と悩みを描いたドキュメント。
ライブの迫力と人間的葛藤の対比が印象的です。

Oil City Confidential(Dr. Feelgood)

パブロック前夜のイギリスに焦点を当てた作品。
メンバーの人生と共に、音楽シーンの転換点が描かれています。

American Hardcore(Various)

80年代のハードコア誕生から広がりまでを追ったドキュメント。
過激でDIYな文化がどう形成されたのかがよく分かる作品です。

Beyond The Lighted Stage(Rush)

Rushの長いキャリアの裏側を丁寧に描くドキュメント。
驚異的な演奏力の裏にある努力と友情に胸を打たれます。

アメイジング・グレイス(Aretha Franklin)

1972年、教会での伝説的なライブを収録した貴重な作品。
アレサの歌声が空間を圧倒する“奇跡の瞬間”がそのまま残されています。

アメリカン・ユートピア(David Byrne)

デヴィッド・バーンによるブロードウェイショーの映像化。
音楽・ダンス・ステージアートが融合する、視覚的にも刺激的な作品です。

国内アーティスト(邦楽)のドキュメンタリー映画

日本の音楽シーンを形作ったアーティストの“リアル”を捉えた作品群。
数は少ないながら、どれも濃厚で、バンドマンの人生や創作の核心に迫る内容ばかりです。

ヴァニシングポイント(Blankey Jet City)

解散までのツアーの裏側に密着したドキュメント。
音へのこだわり、メンバーの距離感、バンドの終わりに向かう静けさが胸に迫ります。

ジ・ムービー(Thee Michelle Gun Elephant)

圧倒的なライブバンドTMGEの全盛期と最終局面を記録。
ステージの緊張感と、解散へ向かう空気が生々しく伝わります。

大丈夫であるように(Cocco)

是枝裕和監督が“人としてのCOCCO”を丁寧に描いた作品。
沖縄の風景、母としての姿、そして表現者としての揺れ動きが詩的に切り取られています。

映画:フィッシュマンズ(Fishmans)

紆余曲折の歴史、佐藤伸治の死、そして音楽が残した奇跡を深く描く。
証言とライブ映像が重なり、フィッシュマンズらしい“浮遊感”が色濃く残ります。

SAYONARA AMERICA(細野晴臣)

2019年のアメリカツアーを穏やかに記録した作品。
細野さんの人柄と音楽への距離感が心地よく伝わってくるドキュメントです。

みらいのうた(吉井和哉)

2025年12月5日公開の最新作。
ロックアイコン吉井和哉の現在地や創作への向き合い方が、素直な視点で描かれています。

関連|さらに音楽ライブや映画を楽しもう

さらに音楽関連の作品を観るなら、U-NEXTなど動画配信サービス(サブスク)がおすすめです。
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U-NEXTやNetflix、Huluなどの比較も関連記事で解説しています↓

まとめ|映画で”音楽の向こう側”にふれる

音楽ドキュメンタリーは、ライブ映像や音源だけでは触れられない
アーティストの“人間としての姿”に触れられる貴重な作品です。
今回紹介した作品は、音楽好きはもちろん、バンドマンやクリエイターにも
大きな刺激になるものばかりです。

気になる作品が見つかったら、ぜひそのアーティストの音源や
当時の活動背景と一緒に楽しんでみてください。
作品ごとに違う「葛藤」「創造」「衝突」が感じられるはずです。

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