バンド活動するなら上京すべき?東京と地方のメリット・デメリットを比較!

「音楽で食べていくには、やっぱり東京じゃなきゃダメ?」
「今のまま地元で続けてもチャンスはあるの?」
——そんな悩みを抱えているバンドマン、実は多いです。
わたし自身、地方出身で上京。
その後、東京で10年以上バンドを続けてきました。
この記事では、その体験をもとに「東京と地方でのバンド活動のリアル」を比較しながら、上京すべきかどうかの判断ポイントも紹介します。
東京でバンド活動するメリット
バンド仲間に出会いやすい
東京には数え切れないほどのライブハウス、スタジオ、音楽系の学校、レッスンがあります。
つまり、バンドメンバー候補に出会えるチャンスがとても多いんです。ジャンルの幅も広く、気の合う仲間を見つけやすい環境と言えます。
オーディションやイベントが多い
メジャー志向の人にとっては、やはり東京は特別。
バンド向けのオーディションやライブイベントが集中しています。
地方のフェスのオーディションはやはりその場所で行われますが、やはりチャンスが多いのは東京でしょう。
※オーディション情報 → オーディション|バン活!
観客動員が見込める
もちろん、実力次第ですが人口が多い分、集客の期待値は高いです。
ライブハウスだけでなく、例えば新宿や渋谷で路上ライブをするなら、目の前には人の波。
また都心は近年、インバウンドの観光客が多いです。
アメリカ、イギリス出身の人はフラッとライブハウスに入ってお酒を飲む習慣があり、誰が呼んだわけでもなく、外国人のお客さんがフロアにいることも。
実際、わたしもいちどそのようなケースに出くわし、なんと翌週のライブにリピートしてくれたことがありました。
バイト先が多く、音楽との両立がしやすい
都内は深夜営業のバイトも多く、バンド活動を中心にした生活設計がしやすいです。
飲食、配送、リモート系など、収入と時間のバランスがとりやすい環境が整っています。
東京でバンド活動するデメリット
家賃・生活コストが高い
圧倒的にネックなのがここ。
ワンルームでも月6〜10万円台が相場です。
お金の不安は、音楽のモチベを下げる大きな要因になります。
移動時間が長く、スタジオも混みがち
東京は電車移動が基本。
通勤ラッシュや終電問題、スタジオの予約競争も地味にストレスになります。
音楽の“競争”が激しい
周囲がみんな才能あるライバル。
ライブイベントも数が多いぶん、埋もれてしまう可能性も高いです。
地方でバンド活動するメリット
家賃・生活コストが安い
地方の最大の魅力はやっぱりコスト。
5万円以下で住める物件もあり、音楽以外の心配が減るぶん、創作に集中できます。
練習場所(スタジオ・音出し物件)が広くて安い
地方には「音出しOK物件」や格安の公民館スタジオなどが多く、音作り・リハに時間をかけられるのも強み。
なんなら人の少ない山の方に小屋のマイスタジオを建てて、練習もレコーディングもやりたい放題といった例もあるようです。
マイカー・機材車を持ちやすい
駐車場代も安く、マイカーや機材車を所有しやすい環境です。
機材搬入や遠征ライブも楽になるので、地方発のツアーバンドにとっては大きなアドバンテージ。
地方でバンド活動するデメリット
バンド人口が少なく、仲間が見つかりにくい
そもそも「バンドをやりたい人」が周囲にいないことも珍しくありません。
メン募をかけても反応が薄い、という悩みもよく聞きます。
ライブイベントが限られている
ブッキングできる箱が数えるほどしかない地域も。
同じようなバンドとの対バンばかりになり、マンネリ化やモチベ低下につながることもあります。
結論:バンド活動するなら、基本的に上京した方が良い
チャンスの数、出会いの多さ、業界との距離の近さ——
「音楽を仕事にしたい」という明確な目的があるなら、上京はやはり有利です。
とはいえ、必ずしも「東京でないと成功しない」わけではありません。
次に、どんな人が上京すべきか/地方でも戦えるかを整理します。
こんな人は上京すべき/しなくてもいい
⭕ 上京すべき人
- バンドスタイルにこだわりがある
- プロを本気で目指したい
- 新しい仲間や業界人との繋がりをつくりたい
- バイトと料理するため若い、体力がある
❌ 上京しなくてもいい人
- DTMerやシンガーソングライターとしても続けたい
- 音楽を趣味で気楽に続けたい
- 地元でのつながりや生活を大事にしたい
- 配信やSNSで音楽を届けていきたい
上京するなら「東京郊外」も選択肢に入れよう
都心の高い家賃に苦しむなら、東京郊外での生活もありです。
おすすめエリア例:
- 西東京:立川・八王子・国分寺
- 多摩方面:町田・稲城
- 埼玉寄り:赤羽・川口・西川口
- 中央線沿線:吉祥寺・阿佐ヶ谷・高円寺
都心のライブハウスへ1時間以内で行ける範囲で、家賃も比較的リーズナブルです。

地方に住みながら活動するなら?強みを活かそう
東京に出るのが難しい人も、「オンラインを中心に勝負する道」があります。
- YouTubeやTikTokでの発信
- 配信ライブや自主制作MV
- 月イチでの都内遠征ライブ
こうしたスタイルで知名度を上げ、後から上京したバンドマンも多いです。
地方でも、工夫次第で戦える時代になっています。
むしろ、今現在でバンドを組めている場合、メンバー全員が上京するのはかえって現実的ではないと思います。
地方のメリットを活かして、コスパの良い制作環境をつくって、ネットにたくさんコンテンツをアップして知名度アップを狙うのは悪くない戦略だと思います。
【まとめ】「バンドマン=上京すべき」は、半分正解
音楽で売れたい、プロになりたい——
そう思うなら、東京はやはり“攻める場所”として強力な選択肢です。
でも、音楽の目的は人それぞれ。
「自分はどこで、どんなふうに音楽を続けたいか」をじっくり考えた上で、後悔のない道を選んでください。
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