ミュージシャン/ロックバンドのLINEスタンプの作り方【アプリ・手順・収益化】

「バンドでLINEスタンプ出したらおもしろくない!?」
そんな会話、メンバー内で一度は出たことがあるかもしれません。
今はインディーズアーティストやソロミュージシャンでも、LINEスタンプを自作して販売する人がたくさんいます。
スタンプはファンにとって“使えるグッズ”。
そしてミュージシャンにとっては、“表現の延長”でもあり、“コミュニティの入口”にもなります。
この記事では、スマホだけで簡単に作れる方法(LINEスタンプメーカー)から、本格的に制作して販売する方法(PC編)まで、ミュージシャン視点でわかりやすく解説します。
なぜLINEスタンプ?ミュージシャンにとってのメリット
LINEスタンプは、ただの遊び道具ではありません。
ミュージシャンにとっては“使える武器”になる存在です。
たとえば、
- ライブのMCで生まれた名言をそのままスタンプ化
- キャラクターやアイコン化された自画像がファン同士の会話に登場
- 楽曲のフレーズを使ったスタンプでリリース告知にもつなげる
こうした“身内ネタ”こそがファンの心をつかみます。
しかも、LINEスタンプは誰でも購入できるオンライン販売グッズ。
在庫リスクゼロで、販売価格も自由に設定でき、収益も得られるというおまけ付きです。
スマホで作れる!LINEスタンプメーカーアプリのすすめ
「絵は描けないし、パソコンも苦手…」という方でも、スタンプは作れます。
それを実現してくれるのが、LINE公式のスマホアプリ『LINEスタンプメーカー』。
このアプリを使えば、スマホに入っている写真や手描きのイラストから、誰でもスタンプを作って販売まで可能です。
操作は直感的で、専門知識はいりません。
実際の流れはこんな感じです。
- アプリをダウンロードしてLINEでログイン
- 写真や画像を選び、背景を自動で切り抜き
- サイズや位置を調整し、テキストを追加
- スタンプをセットにして、そのまま審査申請
- 審査に通れば、LINEストアで販売スタート!

申請から販売までは早ければ数時間。
実際に「申請当日にリリースされた」という報告もあります。手軽に始めたい方には最適です。

本格的に制作するならPC+LINE Creators Market
より自由度の高いスタンプ制作をしたい、しっかり作り込んだイラストで勝負したい、という方はPCでの制作がベストです。
手順は以下の通りです。
- LINE Creators Marketにアカウント登録(無料)
- スタンプ画像を作成(PNG形式、370×320pxなどの仕様)
- タイトルや説明文、タグを入力
- 審査申請を送信
- 通過すればLINEストアで販売開始!
個数は8個、16個、24個、40個などから選べます。
イラストは自作でもOKですし、誰かに依頼しても問題ありません。
スタンプ制作時の注意点【審査NGにならないために】
スタンプにはLINE独自の審査ガイドラインがあります。
以下のような内容に注意しましょう。
- 暴力的・性的・差別的な表現は禁止
- 有名キャラクターや芸能人の顔などを模倣するのはNG
- 商標やロゴ、著作権のある画像・文言の無断使用は不可
一度リジェクトされても、修正すれば再申請できます。
日常で使えるスタンプ、誰かに送りたくなるスタンプを意識するのがポイントです。
スタンプの価格と収益は?どれくらい稼げる?
販売価格は、40個セットなら120円〜250円で自由に設定できます。
収益は、販売価格のうち約35%前後がクリエイターの取り分です。
たとえば120円のスタンプなら、1セットあたり約42円。
1,000セット売れれば約42,000円になります。
SNSやライブで話題になれば、ちょっとした副収入になる可能性もあります。
イラストが描けない人はどうする?
自分で描けない場合は、ココナラでイラストを外注するのも選択肢のひとつです。
また最近では、ChatGPTや画像生成AIを使ってスタンプ用の素材をつくる方法も広がっています。
例えば、以下の手順でスタンプを作ると、比較的にリーズナブルに作れます。
- キャラの元絵(メンバーの似顔絵など)を1枚だけココナラで発注
- その画像をもとに、ChatGPT(DALL·E)などで表情違いやポーズ違いを生成
OpenAIによる画像生成(DALL·Eなど)は商用利用も許可されているので、LINEスタンプとして販売しても問題ありません。

ただし、他人が作った画像を使い回したり、有名キャラの模倣にならないよう注意が必要です。
アーティスト/バンドのLINEスタンプの例
ミュージシャンの公式LINEスタンプは非常に多く販売されています。
キャッチーなセリフや世界観が反映されていて、ファンの間でも人気。
関連記事でミュージシャンのスタンプやバンド系のスタンプを紹介していますので、セリフづくりなどの参考にしてみて下さい。
まとめ:LINEスタンプは「つながりを形にするツール」
LINEスタンプは、ただの画像ではなく、ファンとの“日常的な接点”です。
楽曲やライブでは伝えきれないニュアンスや、あなたらしさを表現できるツールとして、活用の幅はかなり広いはず。
まずはスマホのアプリ「LINEスタンプメーカー」で気軽に始めてみるのもよし。
イラストやAIを活用して本格的に制作するのもよし。あなたの活動スタイルに合った方法で、“届けたい人に届くスタンプ”をつくってみてはいかがでしょうか。
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