【比較】有料ライブ配信サービス5選|チケット販売から決済まで徹底解説【2025年版】

「ライブを配信したいけれど、無料ではなくチケット制にしたい」
「配信と決済をまとめてできるサービスを探している」
そんな方に向けてこの記事では、有料ライブ配信サービスのやり方や仕組み、選び方とおすすめサービスをわかりやすく解説します。
- 音楽ライブを配信して収益化したい方
- 自宅スタジオなどから個人でライブ配信したい方
- ライブハウスやイベンターとして配信を導入したい方
それぞれに合ったサービスがありますので、ぜひ参考にしてください。
ただインディーズバンドにはややハードルが高いのが注意点。
その点も含めて、参考にしてもらえればと思います。
有料ライブ配信のやり方【基本の流れ】
有料ライブ配信は、次の3つを揃えることで実現できます。
① チケットを販売する方法を決める
- サービス内でチケット販売できる(例:ZAIKO、ツイキャス、ぴあ)
- BASEで「URL販売」する(※一部サービスは規約NG)
② 配信プラットフォームを選ぶ
- 視聴制限あり(チケット連動など):ZAIKO / Streaming+ / ツイキャス
- 無料で誰でも見られる:YouTube Live / Instagram Live(収益化は困難)
③ 視聴環境を整える
- 安定した通信(Wi-Fiより有線推奨)
- カメラ、マイク、三脚など機材
- ライブ感を出す照明や演出
配信と決済ができるサービス比較
以下は、チケット販売+配信をワンストップでできる主要サービスの比較表です。
サービス名 | 配信対象 | チケット販売 | 決済方法 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Streaming+(イープラス) | イベンター向け | イープラスで販売 | クレカ / コンビニ等 | 大規模イベント向け |
ZAIKO STREAMING | 中〜大規模 | ZAIKO内で完結 | クレカ / PayPalなど | 個人でもトライしやすい |
PIA LIVE STREAM(ぴあ) | 法人〜中規模 | チケットぴあ | クレカ等 | 法人向け |
ツイキャス プレミア配信 | 個人〜中規模 | キャスマーケット | クレカ / キャリア決済 | 気軽、SNSと相性◎、カバー曲可 |
YouTube Live(参考) | 誰でもOK | 原則NG | 不可 | 限定公開URL販売は規約違反の可能性あり |
各サービスの特徴とメリット
Streaming+(イープラス)

大手プレイガイド「イープラス」が提供するライブ配信サービス。
特にチケットと端末を紐づけた視聴制限や、配信設備を持たないイベンター向けのサポート体制が魅力。
ZAIKO STREAMING

電子チケットZAIKOが手がける有料ライブ配信サービス。
配信・販売ともにZAIKO内で完結できます。
どちらかと言えば、個人でも利用しやすいサービスです。
PIA LIVE STREAM

ぴあが提供する法人向けライブ配信支援。
会場手配から配信チャンネル、チケット販売までワンストップ対応。
ツイキャス プレミア配信
キャスマーケットで有料チケット販売ができる手軽なサービス。
JASRACと包括契約しており、カバー曲演奏が可能であることも特長。
インディーズバンドには「チケット制ライブ配信」は難しい現実
ここまで「有料配信=チケット販売型」を紹介してきましたが、インディーズバンドにとっては、実現が非常に困難なケースが多いのが正直なところです。
理由1:対応するライブハウス・スタジオがほぼない
ZAIKOやStreaming+と連携している会場は限られており、そもそも地方や小規模会場では導入されていないことがほとんど。
さらに、自宅スタジオやリハスタから配信するには、カメラやミキサーなどを自前で揃える必要があり、実質プロレベルの設備投資が求められます。
YouTube Liveだと大手のスタジオNOAHはじめ、対応しているリハーサルスタジオは多いです。
関連サイト:スタジオNOAH 配信ライブ
理由2:YouTube Liveではチケット課金ができない
一方、そのYouTube Liveは、チケット制に対応してません。
視聴URLの販売は規約違反扱いになります。
最悪の場合、アカウント停止になるので注意が必要です。
現実的な選択肢:投げ銭型のマネタイズ
以上の現状から、ライブ配信で最も現実的な収益化手段は投げ銭と言えます。
- YouTube Live + スーパーチャット
無料公開で視聴者を集め、応援コメントで収益化 - ツイキャス(通常配信)+アイテム投げ銭
カバー曲OK。スマホ1台で配信可能、気軽に始められる - ライブ後にnote・OFUSEなどでお礼支援を促す
「今日のライブよかったら支援してね」という流れが自然にできる

まとめ|チケット制有料ライブは奥の手
有料ライブ配信は、適切なサービスを選び、準備を整えれば個人でも実施可能です。
とはいえ、現実的なリソースや目的に応じた選択が大切です。
インディーズバンドの場合、基本的にはYouTube Liveを使ったライブ配信とスーパーチャット(投げ銭)による収益化をおすすめします。
もしチケット制有料ライブを開催するなら、地方、あるいは海外に多くのファンがいると想定されるケースなどが考えられます。
物理的な理由でライブツアーに出向けない場合、その代替としてライブ配信(オンラインライブ)は有力な手段です。
ただ、それでも海外に向けて発信することを考えると、日本のプレイガイドではなくYouTube Liveとスーパーチャットの方が間口が広くなるはずです。
総合的に見ると、ロックバンドにはやはりハードルが高いです。
一方で弾き語りができるシンガーソングライターや、歌とダンスを売りにしたアイドルだと、活用法は多いかもしれません。
自分たちの音楽スタイルと活動の状況に合わせて、チケット制ライブの実施を検討して欲しいと思います。
関連:音楽で稼ぐいろいろな方法
王道の音楽配信から、クラウドファンディングまで。
さまざまな「音楽で稼ぐ方法」をまとめています。
併せてチェックしてみて下さい。