医者でミュージシャン!現役医師ユニット「Insheart」に聞く、医療と音楽の両立

「医者でミュージシャンなんて、そんな人いるの?」
実は、医療の最前線で働きながら、音楽活動を続ける人たちがいます。
今回は、現役医師2人による音楽ユニット Insheart(インスハート) に取材しました。
形成外科医と精神科医という2人の医師が、なぜ音楽を続けるのか?
そして、どうやって「医者とミュージシャン」を両立しているのか。
そのリアルな声をお届けします!
医者でありミュージシャン。「Insheart」とは?

Insheartは2015年に結成された、精神科医のJyunさんと形成外科医のToshiさんによる音楽ユニット。
「身体を治すだけでなく、音楽で心も癒したい」という想いから活動を始めたそうです。
彼らはユニバーサルミュージックの新人オーディションでグランプリを受賞し、
CDリリース・医療施設でのチャリティライブ・学校講演など幅広く活動しています。
「生さだ」(NHK『今夜も生でさだまさし』)やテレビ密着取材などでも紹介され、“現役医師ミュージシャン”として注目を集めています。
今回はボーカルのToshiさんに医者と音楽活動の両立についてインタビューすることができました。
インタビュー|音楽と医者って両立できる?現役医師の回答
医師の当直と音楽活動の両立スケジュール(現役医師の1日)
それではToshiさん、よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
まずはお医者さんの仕事について教えて下さい。
はい!ヴォーカルのぼくToshiは形成外科医で手術を中心に行っています。ギターのJyunは精神科医です。
だいたいどういったスケジュールで働いてるんですか?
7:30から夜まで勤務、当直があればそのまま病院に泊まり翌日も全く同じように勤務です。当直は多い時で月10回以上、少ないと月4回とかですね。
当直と言うのは朝までですよね?大変だな~!
忙しい中で音楽活動はどのようなペースでやっているのでしょうか?
サポートのプロミュージシャンの方と合わせるため、ライブ前にリハーサルをします。基本的に病院から離れることができないため、定期での練習はなく、各々個人練習が基本です。
そうか!病院から急に呼び出されることもきっとありますもんね。そうなると、練習頻度はそんなに多くはないんですね。
そうですね。音楽をきいてもらった通り、ぼくらの場合は一曲一曲丁寧に作っています。量産できるタイプでもないですね(笑)
個人的にボーカルの練習もレコーディングの時に追い込んでやることが多いです。
なるほど、なるほど。そう考えると、一曲をしっかり作りこんでメッセージを届けるのがインスハートの大きなテーマだから、取り立てて活動頻度を上げる必要もないってことですね!
忙しい医師が音楽を続ける工夫:宅録・個人練習・リハの設計
仕事の合間に音楽の時間を作るうえでやっている工夫とかありますか?
楽曲制作の時は、Jyunがボイスメモで弾き語りした音源をぼくに送ってもらいます。うちに宅録環境があるので、送られてきた音源をもとに、ボーカル、ギター、バイオリンを録音してデモを作ります。
時間がない中で、やはり宅録環境があると強いですね。
なので新曲であっても二人で会って合わせるのは一回切りでライブで披露できることもあります。レコーディングもプロのサポートミュージシャンの方と合わせるのは一回か、二回くらいです。あとは各自でレコーディングしています。
ふむふむ。では仕事の面ではどうですか?
音楽のために仕事を選んだり、職場を選ぶということはありませんね。そもそも選べません(笑)
医者ですもんね(笑)なにより患者さん優先ですよね。
仕事は他の医師と同じ仕事量を100%もてる力でがんばっています。飲みに行くのも好きなので同僚とも飲みに行きますよ。
医者としても充実した日々を送っているってことですよね。にしても忙しそう…。
今はなんとか120%の力をだし、残りの20%で必死に音楽を続けている感じです!気合いですね(笑)
まとめ|医者でもミュージシャンは続けられる
医者とミュージシャンの両立は簡単ではありません。
しかしInsheartのように、「仕事を犠牲にしない音楽活動」なら実現できます。
・宅録環境を整える
・短時間でも集中する
・無理に量をこなさない
このような工夫が、両立の鍵です。
音楽を“仕事の癒し”に変えられるのも、医者という職業ならでは。
忙しくても、自分の想いを音に込める時間を持つ――
それが彼らにとって、最も自然な生き方なのかもしれません。
音楽活動を続けたい医師にできること
「医者としての仕事は好きだけど、音楽も続けたい」
──そんな想いを叶えるには、働く環境そのものを変えるのが一番の近道です。
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