バンドマンの彼女になるって大変?付き合う前に知っておきたいこと

バンドマンと付き合うのって、かっこよさそう。でも同時に「浮気しそう」「生活が不安定そう」「自分ばかり我慢することにならない?」――そんな不安を抱えていませんか?
この記事では、元バンドマンである筆者が、過去の恋愛経験をもとに「バンドマンの彼女になることのリアル」をお届けします。きれいごとではない本音と、付き合う前に知っておいてほしいことをまとめました。
バンドマンの彼女になるって、どんな感じ?
「チャラい」「浮気する」ってホント?
よく言われます、「バンドマン=チャラい」と。たしかに派手に見えるし、ライブ終わりの打ち上げやファンとの交流など、誤解されやすい環境にはいます。
でも本音を言うと――浮気してる余裕なんてない(笑)。ライブ前は練習と準備で忙殺され、終われば機材の片付け、打ち上げも義務のようなもの。朝まで飲む体力もないし、そもそも楽器オタクで内向的な人も多いです。
ただ、誤解を与えやすい環境にいるのは事実。だからこそ、信頼関係がとても大切になります。
バンド活動優先?会えない日が続くことも…
正直に言います。スケジュールはバンド中心になります。スタジオ練習やライブが詰まっていると、デートは後回し。彼女としては「ないがしろにされてる」と感じるかもしれません。
でも、それは"夢中になっているものがある"ということ。恋愛よりバンドが大事、というより、バンドも彼女も大事。でも、同時に完璧にこなせない不器用さがあるかもしれません。
SNSでのやきもち、打ち上げ、ファンとの距離感
SNSに写った女の子との写真、打ち上げの飲み会、ファンとのやりとり…。気になりますよね。
「忙しい」と言われながら、楽しそうな様子を見たら、なんだかヤキモキ…。
でも、誤解されることがどれだけ怖いか、バンドマンもわかってるんです。今や「それ、彼女じゃないの?」と勘違いされたことが炎上につながることもあります。
信じてほしい。でも、ちゃんと説明する努力も必要。そこを面倒がると関係は長続きしません。
実際に彼女と付き合って思ったこと【体験談】
浮気はしない。けど、彼女を最優先できない理由
僕も、かつて同棲していた彼女がいました。家に帰るのは夜遅く、パソコンに向かってバンドの宣伝や編集作業ばかり。彼女は一緒に住んでいるのに、孤独を感じていたと思います。
でも、そのときの僕は「音楽に集中している自分」に必死だった。だから、優先順位として彼女を"後回し"にしていた自覚はあります。
浮気ではなく、余裕がなかったんです。
理解してほしかった。でも、伝えてなかった
「言わなくてもわかってほしい」は、ただの甘えでした。
僕は、"彼女のせいじゃない"と本気で思ってた。でも言葉にしなかった。そのせいで、彼女は「自分が邪魔をしているのかも」と苦しんでいたことを後から知りました。
言葉にすること、説明すること。それがどれだけ大事だったか、今になって痛感しています。
「就職=安定」とは限らない。バンドマンの将来不安との向き合い方
「バンドマンと付き合って、将来どうなるの?」
よくある疑問です。でも、サラリーマンだってリストラがあるし、会社が潰れることもあります。
結局、安定って何でしょう? わたしは「信頼できる人と支え合って生きること」が、いちばんの安定だと思っています。
バンドマンと彼女がうまくやるには?
「支える」だけじゃなく、一緒に“走る”感覚
彼女に全部を委ねて「支えてほしい」と思ってた時期もありました。でもそれって、ただの依存だったかもしれない。
音楽活動をしてる側も、恋愛においても"対等であること"を意識すべきです。一緒に走ってる感覚。夢を共有する仲間。そんな関係が理想です。
我慢よりも、会話と想像力
大事なのは、「我慢してくれる彼女」じゃなくて、「お互いに想像し合える関係」。
仕事終わりに疲れている彼女を気遣う。逆に、ライブ前でピリついてるバンドマンを気遣ってくれる。その"思いやりのキャッチボール"があれば、長続きします。
【まとめ】「一緒にがんばってほしい」――これが本音
僕は、音楽も恋愛も、どちらかを犠牲にしたくなかった。
でも、そのためには「一緒にがんばってくれる人」が必要だったんです。バンドのことも、将来のことも、何があるかわからないけど――
「わたしはあなたの味方だよ」って言ってくれる存在が、何より心強かった。
覚悟を決めてほしいわけじゃない。夢を支えてほしいわけでもない。ただ、一緒に悩んでくれて、一緒に笑ってくれる人がいれば、バンドマンは強くなれる。
今になって考えると、これが彼女に伝えたかった本音かなと思います。