音楽サブスクの再生回数が伸びない?5つの戦略的プローモーションを使おう【インディーバンド向け】

「せっかく録った音源、ちゃんと聴いてほしい!」
そう思って配信したのに、SpotifyでもYouTubeでも再生が伸びない…。
音源を公開するなら“事前の仕込み”がとっても大事!
この記事では、海外メディア「Hypebot」が紹介していた音源を上手に届けるための5つの方法を、インディーバンド向けにわかりやすくご紹介します。
① 事前予約(プリーセーブ)で聴いてくれる人を増やす
SpotifyやApple Musicには、音源を事前に予約できる「プリーセーブ(プリアド)」という機能があります。
これを配信の3週間くらい前からスタートすると、再生数やアルゴリズム上のおすすめ表示にもつながります。
さらに、予約してくれた人に:
- お礼のメッセージや特典を送る
- SNSで名前を紹介する
- 抽選でバンドグッズをプレゼントする
などの仕掛けをすることで、ファンとの距離がぐっと近づきます。
プリーセーブはTuneCore Japanから楽曲を配信すると、「予約プロモーション機能」から使うことができます。
予約プロモーション
予約プロモーションとは、リスナーやフォロワーが配信リリース前のアルバムやシングルを事前に予約・購入することができる機能です。有効にすることで、次の4つの予約プロモーションが可能です。
Spotify Pre-Save
Apple Music Pre-Add
iTunes Store 予約販売
YouTube 先行視聴
② 制作の裏側を少しずつ公開する
レコーディングの様子やMVの撮影風景など、「完成するまでのストーリー」はファンにとってすごく魅力的です。
短い動画や写真を、InstagramのストーリーやTikTokでこまめに投稿すると、リリースまでのワクワク感が高まります。
③ 「ちょい見せ」で期待感を高める
本編を全部出してしまうのではなく、10秒くらいの短い動画で、楽曲の印象的な部分をチラ見せしましょう。
歌詞の一部や、ドラムのフィルイン、ボーカルのシャウトなど、「おっ」と思わせる場面を切り取るのがコツです。
やはりTuneCore Japanの予約プロモーションから「YouTube先行試聴」機能の使うと、リリース日の前に先行してYouTubeショートやYouTube アートトラックにショート尺の楽曲を配信できます。
④ リリースまでの準備スケジュールを組む
いきなり当日ドン!と出すのではなく、2〜3週間前から少しずつ情報を出していくのが理想です。
たとえば:
- 3週間前:ジャケット公開、プリーセーブ開始
- 2週間前:歌詞の一部や制作秘話を公開
- 1週間前:メンバーコメント動画
- 当日:リリース告知+ライブ配信
- 翌週:アコースティック版やセルフライナーノーツ
こうした“段取り”があることで、話題が続きやすくなります。
スケジュールはツールを使ってメンバーと共有しましょう↓
⑤ リリース当日は特別な日として盛り上げる
配信当日は、ただ投稿するだけではなく「今日はうちの新曲の日だよ!」とアピールすることが大切です。
たとえば:
- InstagramライブやX(旧Twitter)スペースでファンと交流
- 「感想を教えてね」と書いた投稿を出す
- 感想投稿にリアクションやお礼を返す
「一緒に盛り上がれる日」になることで、ファンの思い出にも残ります。
まとめ:ただ出すだけで終わらせない工夫を
どんなに良い曲でも、黙って出すだけでは埋もれてしまうのが今の時代。
でも、できることを少しずつ積み重ねるだけで、“届く確率”は確実に上がります。
完璧じゃなくてOK。
あなたのバンドらしさを活かして、音楽をもっと楽しんでもらえるよう工夫してみましょう!
参考元:Don’t just release it: How to launch music strategically (Hypebot, 2025)