バンド映画おすすめ37選|邦画・洋画の名作ロックバンド映画を完全ガイド

「バンド映画で熱くなりたい」「ロックを題材にした映画を探している」
──そんな方に向けて、日本(邦画)から海外(洋画)まで、人気のロックバンド映画を厳選して紹介します。
青春バンドもの、音楽業界をリアルに描いた作品、実在のアーティストをモデルにした伝記映画まで幅広く網羅。
作品のあらすじや魅力、音楽ジャンル、こんな人におすすめ、といった“選びやすい情報”をまとめているので、次に観るバンド映画をサッと決めたい人にも最適です。
ぜひ、お気に入りの作品を見つけて下さい。
ロックバンド映画 一覧表|音楽ジャンルや特徴をリスト可
| 作品名 | 音楽ジャンル | 公開年 | 制作国 | ひと言特徴 |
|---|---|---|---|---|
| TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ | ロック | 2016 | 日本 | 地獄でロックするクドカン節全開 |
| フィッシュストーリー | パンク | 2009 | 日本 | 一曲が世界を救う伏線回収の傑作 |
| 青春デンデケデケデケ | インストロック(ベンチャーズ系) | 1992 | 日本 | ギターに恋した高校生の青春 |
| アイデン&ティティ | ロック | 2003 | 日本 | “売れること”と“ロック”の葛藤 |
| 少年メリケンサック | パンク | 2009 | 日本 | オッサンパンクの破壊力 |
| 味園ユニバース | 歌ものロック | 2015 | 日本 | 記憶喪失の男の圧倒的歌声 |
| リンダリンダリンダ | パンクロック | 2005 | 日本 | 文化祭ライブに賭ける静かな青春 |
| 音量を上げろタコ! | ロック | 2018 | 日本 | 声量MAX vs 小声少女 |
| BANDAGE | J-ロック | 2010 | 日本 | 90年代バンドブームの光と闇 |
| ロックよ静かに流れよ | ロック | 1988 | 日本 | 不良×音楽×実話の昭和熱量 |
| ロッカーズ | パンク/ロック | 2003 | 日本 | 陣内孝則のバンド青春を映画化 |
| 日々ロック | ロック | 2014 | 日本 | ぶっ飛んだ売れないバンドの日常 |
| ソラニン | インディーロック | 2010 | 日本 | 20代のモラトリアムが刺さる |
| デトロイト・メタル・シティ | デスメタル | 2008 | 日本 | ポップ志望が悪魔メイクに変身 |
| BECK(実写) | ロック | 2010 | 日本 | 演奏の迫力が圧倒的 |
| NANA | ロック/ポップス | 2005 | 日本 | 友情・恋・音楽の名作 |
| カノジョは嘘を愛しすぎてる | ポップス/ポップロック | 2013 | 日本 | 天才クリエイター×発掘ボーカル |
| スクール・オブ・ロック | ロック | 2003 | アメリカ | “楽しいロック”の入門編 |
| レニングラード・カウボーイズ | ロック×民族音楽 | 1989 | フィンランド他 | 奇抜すぎる旅バンド |
| シング・ストリート | 80sロック/ニューウェーブ | 2016 | アイルランド・英 | 名曲だらけの80s青春 |
| ザ・コミットメンツ | ソウル | 1991 | アイルランド・英 | 真のソウルバンドを目指す |
| ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール | ポップス | 2014 | イギリス | 繊細でポップな音楽世界 |
| ブルース・ブラザース | ソウル/R&B | 1980 | アメリカ | 名曲満載の金字塔 |
| バンド・エイド | インディーロック | 2017 | アメリカ | 夫婦が音楽で関係修復 |
| イエスタデイ(2019) | ポップロック(ビートルズ) | 2019 | 英国 | ビートルズが消えた世界 |
| イエスタデイ(2014) | ロック(ビートルズ影響) | 2014 | ノルウェー | 北欧の爽やか青春バンド |
| あの頃ペニー・レインと | ロック | 2000 | アメリカ | 15歳記者がバンドの裏側を見る |
| はじまりのうた | アコースティック/ポップ | 2013 | アメリカ | 傷ついた大人が音楽で再生 |
| スパイナル・タップ | ハードロック/ヘヴィメタル | 1984 | アメリカ | モキュメンタリーの元祖 |
| ロックスター | ヘヴィメタル | 2001 | アメリカ | 代役ボーカルがスターに |
| ROCKER 40歳のロック☆デビュー | ロック | 2008 | アメリカ | 中年ドラマーの再デビュー |
| ボヘミアン・ラプソディ | ロック(クイーン) | 2018 | 英・米 | ライヴエイド完全再現 |
| ノーウェアボーイ | ロック(ビートルズ前夜) | 2009 | 英国 | 若きレノンの心の揺らぎ |
| アイム・ノット・ゼア | フォーク/ロック | 2007 | アメリカ | 6人の“ディラン像” |
| コントロール | ポストパンク | 2007 | 英国 | イアン・カーティスの短い生涯 |
| Ray/レイ | ソウル/R&B | 2004 | アメリカ | レイ・チャールズの濃密伝記 |
| TINA/ティナ | ロック/ソウル | 1993 | アメリカ | ティナ・ターナーの壮絶人生 |
日本(邦画)のロックバンド映画|青春と情熱の物語
日本のバンド映画には、青春の勢い、モラトリアムの迷い、音楽への執念といった“日本特有のエモさ”が色濃く出ています。
軽音部の文化祭から、売れないバンドの焦燥、記憶喪失の天才ボーカルまで──音楽を軸にした人間ドラマが深く刺さる作品ばかりです。
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
“くだらないのに泣ける” 宮藤官九郎ワールド全開の地獄ロック映画。
修学旅行中に事故死した高校生・大助が、地獄で出会ったロックバンド「地獄図(ヘルズ)」と共に現世へ戻る方法を探す物語。
長瀬智也演じる赤鬼・キラーKのテンションが強烈すぎて、冒頭から空気が振り切れている。
下ネタとギャグ満載なのに、どこか真っ直ぐで泣ける“クドカン節”が炸裂する1本。
こんな人におすすめ
・エネルギッシュな音楽映画が観たい
・感動と爆笑をどちらも求める
・長瀬智也・神木隆之介の怪演が好き
作品データ
2016年/日本/ロック・コメディ
フィッシュストーリー
売れないパンクバンドの一曲が世界を救う。伏線回収が美しすぎる傑作。
伊坂幸太郎原作。解散寸前のパンクバンドが録音した一曲「FISH STORY」が、数十年にわたりさまざまな人の人生と世界滅亡の危機をつないでいく物語。
時系列が1950〜2000年代を行き来し、最後にすべてが一本の線でつながる瞬間は鳥肌もの。音楽が人の人生を変えるどころか、世界を動かすという大胆な発想が最高。
こんな人におすすめ
・伏線回収系が好き
・音楽×SF×群像劇が好き
・伊坂作品の空気が刺さる
作品データ
2009年/日本/パンク・群像劇
青春デンデケデケデケ
ギターに恋をした高校生たちの、汗と海風が混じる青春バンド物語。
舞台は1960年代の四国。ベンチャーズをコピーするために必死にギターを練習し、バイトをして楽器を買い、文化祭ライブに燃える高校生たちの姿を描く。
派手な展開はないのに、観終わると「あの頃の匂い」を思い出すようなノスタルジーが胸に残る。
ギターを握ったことがあるなら絶対に刺さる。
こんな人におすすめ
・爽やかな青春映画が好き
・“楽器を始めた頃”の記憶が蘇る作品が観たい
・ノスタルジックな物語が好き
作品データ
1992年/日本/青春×音楽
アイデン&ティティ
“売れること”と“ロックすること”の間で揺れる、バンドの本質に迫る。
宮藤官九郎脚本。
バンドブームに乗ってデビューしたロックバンド「SPEED WAY」が、本当に歌いたいことを見失っていく葛藤を描く。
不器用な主人公・中島の前に現れる“ロックの神様”の存在が、ロックとは何かを象徴するメタファーとして機能していて、経験者なら痛いほど刺さる。
こんな人におすすめ
・売れる・売れないの葛藤に興味がある
・音楽業界のリアルが観たい
・ロック哲学が好き
作品データ
2003年/日本/ロック・青春
少年メリケンサック
オッサンパンクの破壊力!宮藤官九郎監督のドタバタ音楽コメディ。
伝説のパンクバンドが、実は全員立派な“ダメ大人”になっていた──という設定からすでに面白い。
彼らに振り回されるレコード会社のOL(宮崎あおい)が、音楽の楽しさを思い出していく姿も魅力。
テンポの良さとクセの強さがクセになる。
こんな人におすすめ
・音楽コメディが好き
・クセ強キャラを楽しみたい
・宮藤官九郎作品が好き
作品データ
2009年/日本/パンク・コメディ
味園ユニバース
記憶を失った男の圧倒的な歌声。
渋谷すばるの怪演が刺さる。
歌うこと以外の記憶を失った男・ポチ男(渋谷すばる)と、彼を保護したバンド「赤犬」周辺の人々との物語。
歌うたびに記憶の断片が戻り、同時に暴かれていく過去。
音楽が人を救い、人を傷つける二面性を鋭く描いている。
こんな人におすすめ
・歌の力に圧倒されたい
・渋谷すばるの歌声が好き
・記憶喪失×音楽ドラマが好き
作品データ
2015年/日本/音楽・人間ドラマ
リンダリンダリンダ
文化祭ライブにすべてを賭ける、女子高生バンドの“静かな青春”。
バンドが割れ、残ったメンバーが韓国からの留学生ソンをボーカルに迎え、文化祭ライブを目指す物語。
派手さはないが、淡々とした映像美と、ラストの“等身大のライブ”が圧倒的。観終わったあとしばらく余韻が残る。
こんな人におすすめ
・青春バンド映画が好き
・ブルーハーツに思い入れがある
・文化祭の空気感が好き
作品データ
2005年/日本/青春×音楽
音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!
破壊的な声量のロックスターと、声が小さすぎる少女。
振り切れた音楽ファンタジー。
声量が“危険レベル”のロックスターと、極端に小声なストリートミュージシャンの少女。
2人の声を巡る物語は、ぶっ飛んでいるのに妙に熱い。
阿部サダヲの振り切り方と、吉岡里帆の素朴な歌声の対比が見事。
こんな人におすすめ
・とにかく明るい音楽映画が観たい
・奇抜な設定が好き
・吉岡里帆の歌声を聞きたい
作品データ
2018年/日本/ロック・コメディ
BANDAGE
90年代バンドブームの光と闇。
小林武史が音楽を手がけた青春群像劇。
バンド「LANDS」ボーカルのナツ(赤西仁)と、偶然マネージャーになる女子高生アサコの視点で描かれる、バンドの栄光と崩壊。
音楽が“最高に楽しい瞬間”と、“ビジネスに飲まれる瞬間”の落差がリアルで胸に刺さる。
小林武史の音楽と世界観の相性も抜群。
こんな人におすすめ
・バンドマンの心の揺れを観たい
・90年代バンドブームが好き
・音楽×青春が好き
作品データ
2010年/日本/青春・音楽
ロックよ静かに流れよ
不良×音楽×実話。
昭和の熱量が詰まった男闘呼組映画。
不良同士の衝突、バンドとしての結束、理不尽な大人たちへの反抗。
昭和らしい“熱量の高さ”が魅力の作品。
アイドル映画でありながら、実話ベースの骨太ドラマとしても評価されている。
こんな人におすすめ
・昭和のツッパリバンド映画が好き
・実話ベースが刺さる
・男闘呼組に思い入れがある
作品データ
1988年/日本/青春・実話
ロッカーズ
陣内孝則が自身のバンドを映画化。
泥臭くて熱くて、まっすぐなバンド映画。
俳優・陣内孝則が自身のバンド“THE ROCKERS”をモデルに描いた物語。
客ゼロのライブ、仲間割れ、悔し涙。
バンドの泥臭さと美しさがギュッと詰まった作品で、最後は必ず泣ける。
こんな人におすすめ
・バンドの原点にある“熱”を見たい
・実話風の熱い青春ドラマが好き
・友情×音楽の物語が刺さる
作品データ
2003年/日本/実話ベース
日々ロック
金ナシ風呂ナシ彼女ナシ。
それでもロックに人生を賭ける若者たち。
売れないロッカーとトップアイドルの交流から始まる、ハチャメチャ音楽コメディ。
キャラの濃さに最初は戸惑うが、演奏シーンが妙に本格的で、「音楽っていいな」と素直に思える作品。
こんな人におすすめ
・ぶっ飛んだキャラが好き
・音楽コメディが観たい
・売れないバンドマンのリアルが好き
作品データ
2014年/日本/ロック・コメディ
ソラニン
モラトリアムな20代に刺さりまくる、心に痛い音楽映画。
浅野いにお原作。
社会に馴染めない芽衣子、夢を諦めきれない種田。
2人の視点を通して、過去の自分と向き合う物語が丁寧に描かれている。
「ソラニン」のライブシーンは、観る時期によって刺さり方が変わる名シーン。
こんな人におすすめ
・20代のモラトリアム描写が好き
・浅野いにお作品が刺さる
・青春×音楽で泣きたい
作品データ
2010年/日本/青春・恋愛
デトロイト・メタル・シティ
ポップ志望の青年が、なぜかデスメタル界のカリスマに!?
ポップスを歌いたい青年が、奇抜な悪魔系メイクの“クラウザーII世”に変身させられる物語。
松山ケンイチの振り切り演技が衝撃的で、笑いながらも音楽の奥深さを感じる。
こんな人におすすめ
・音楽×ギャグが好き
・松山ケンイチの怪演が好き
・デスメタル系の世界観が好き
作品データ
2008年/日本/コメディ・ロック
BECK
ライブシーンの熱量がすごい。
原作ファンも納得の青春バンド映画。
天才ギタリストと平凡な高校生の出会いから始まる王道のバンド成長物語。
ライブシーンの迫力が高く、原作の“音が聞こえる感じ”をしっかり再現している。
こんな人におすすめ
・王道のバンド映画が好き
・原作BECKが好き
・ライブ描写を重視する
作品データ
2010年/日本/青春×バンドドラマ
NANA
友情、恋、音楽、裏切り。
少女漫画の枠を超えた名作音楽映画。
カリスマボーカルのナナと、平凡な奈々。
2人の人生が交わり、音楽が人生の痛みと喜びを暴いていく。
中島美嘉の存在感が圧倒的で、ライブシーンは鳥肌もの。
こんな人におすすめ
・音楽×恋愛ドラマが好き
・原作NANAが好き
・中島美嘉の歌声が好き
作品データ
2005年/日本/恋愛×音楽
カノジョは嘘を愛しすぎてる
天才クリエイターと女子高生ボーカル。
才能と恋が絡み合う音楽恋愛。
天才サウンドクリエイター・秋と、天性の歌声を持つ理子。
音楽業界の光と影、才能の残酷さ、恋愛の繊細さが丁寧に描かれる。
大原櫻子の“発掘された才能そのもの”の歌声が説得力を生んでいる。
こんな人におすすめ
・音楽×恋愛が好き
・才能の物語に弱い
・大原櫻子の歌が好き
作品データ
2013年/日本/恋愛×音楽
海外(洋画)のロックバンド映画|音楽と人生が交差する物語
洋画のバンド映画は、ジャンルやテイストがとても幅広く、コメディからシリアス、ミュージカル、ロードムービーまで多彩です。
バンドをテーマにしながら、青春・恋愛・夢・挫折・人生の岐路など、多方面の感情を刺激する作品が多いのが魅力。
スクール・オブ・ロック
最高に笑えて、最後には胸が熱くなる“ロック入門映画の決定版”。
バンドをクビになった主人公デューイ(ジャック・ブラック)が、ニセ教師として名門校に潜入し、音楽の才能がある生徒たちとバンドを結成する。
子どもたちが音楽に目覚めていく瞬間や、ラストのバトル・オブ・ザ・バンドは何度見ても最高に盛り上がる。
名曲ロックが随所に散りばめられており、ロックの魅力を“楽しさ”で教えてくれる。
こんな人におすすめ
・楽しいロック映画を観たい
・ジャック・ブラックのキャラが好き
・子どもと一緒に観られる音楽映画を探している
作品データ
2003年/アメリカ/コメディ・ロック
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
シベリアからメキシコまで旅する奇抜バンドのロードムービー。
尖ったリーゼント、先がとんがった革靴という“最大級に奇抜なバンド”が、シベリアからアメリカへ渡り、演奏しながら旅をする。
行く土地ごとに音楽が変化し、バンドの成長と混乱がコミカルに描かれる。
監督アキ・カウリスマキの独特な世界観がクセになる、カルト的人気作。
こんな人におすすめ
・ヘンテコな映画が好き
・ロードムービーが好き
・カルト系音楽映画を探している
作品データ
1989年/フィンランド・他/コメディ・ロードムービー
シング・ストリート 未来へのうた
楽曲の良さで圧倒する、80年代青春ロックの名作。
1985年のダブリンが舞台。一目惚れしたラフィーナを振り向かせるために、主人公コナーがバンドを結成し、音楽にのめり込んでいく物語。
当時のブリティッシュロックをオマージュしたオリジナル曲の完成度が高く、サントラだけでも価値がある。
音楽が人生を変える“瞬間”を見事に映像化した青春映画の傑作。
こんな人におすすめ
・80年代の音楽が好き
・青春映画が好き
・音楽によって変わる人生の物語が観たい
作品データ
2016年/アイルランド・イギリス/青春・音楽
ザ・コミットメンツ
“真のソウルバンド”を目指す若者たちの、リアルすぎる青春。
アイルランドの若者ジミーが、ダブリンで“最高のソウルバンド”を作るためにメンバーをスカウトし、音楽に全てを賭ける物語。
アマチュアの空気感、メンバー間の衝突、音楽を通した熱量などの描写がとにかくリアル。
音楽映画としても青春映画としても完成度が高い一本。
こんな人におすすめ
・リアルなバンド像を見たい
・ソウルが好き
・青春×音楽の熱量を味わいたい
作品データ
1991年/アイルランド・イギリス/青春・音楽
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
繊細な若者の心が“歌”として溢れ出す、ポップで美しいミュージカル。
拒食症の治療で入院していたイヴが、街で出会った2人の青年と音楽活動にのめり込んでいく物語。
スコットランドの街並みを背景に、ポップでガーリーな演出とミュージカル風の歌が特徴的。
思春期の傷と優しさを、淡い色彩で丁寧に描く。
こんな人におすすめ
・繊細な音楽ミュージカルが好き
・ポップな世界観に浸りたい
・スコットランドの景色が好き
作品データ
2014年/イギリス/音楽・ミュージカル
ブルース・ブラザース
黒人音楽へのリスペクトが詰まった、コメディ×音楽映画の金字塔。
刑務所を出所したジェイクと弟のエルウッドが、育った孤児院を救うためにバンドを再結成し、金を集めようと奮闘する。
ソウル、ブルース、R&Bの名曲が次々と飛び出し、映画史に残るライブシーンの連続。
コメディでありながら、音楽への敬意がとにかく深い。
こんな人におすすめ
・ソウル・ブルースが好き
・コメディと音楽が両方楽しみたい
・名作クラシック映画が好き
作品データ
1980年/アメリカ/コメディ・音楽
バンド・エイド
喧嘩ばかりの夫婦が“バンド”で関係を修復する。リアルで優しい物語。
喧嘩が絶えない夫婦アナとベンが、夫婦ならではの鬱憤や本音をそのまま“曲”にして演奏することで、互いの気持ちを理解していく物語。
ユーモアを交えつつ、夫婦関係の複雑さを音楽で紐解く構成が新しい。
こんな人におすすめ
・夫婦・恋人のドラマが好き
・等身大の音楽映画が観たい
・ちょっと変わったバンド映画を探している
作品データ
2017年/アメリカ/ドラマ×音楽
イエスタデイ(2019)
もし世界からビートルズが消えたら? ロマンとファンタジーが詰まった作品。
世界規模の停電後、なぜか“ビートルズの存在を覚えているのは主人公だけ”という世界に変わっていた。
無名ミュージシャンのジャックが、ビートルズの曲を自分の楽曲として発表し、スターへと駆け上がっていく。
音楽の価値、人生の幸せとは何かを考えさせるファンタジー作品。
こんな人におすすめ
・ビートルズが好き
・音楽×ファンタジーが好き
・ちょっと奇抜な設定が好き
作品データ
2019年/イギリス/ファンタジー・音楽
イエスタデイ(2014/ノルウェー)
ビートルズへの憧れが青春を動かす、ノルウェー発の温かいバンド映画。
1960年代のノルウェー。
ザ・ビートルズの「サージェント・ペパーズ」を聴き衝撃を受けた高校生4人がバンドを結成し、恋や友情に揺れながら成長していく青春映画。
“音楽に目覚めた瞬間の感情”が丁寧に描かれており、爽やかな余韻が残る。
こんな人におすすめ
・北欧青春映画が好き
・ビートルズが好き
・爽やかな音楽映画を観たい
作品データ
2014年/ノルウェー/青春×音楽
あの頃ペニー・レインと(Almost Famous)
バンドの裏側を覗いた15歳の記者。
その感動と痛みが胸に残る名作。
ローリング・ストーン誌に認められ、人気バンド“スティルウォーター”のツアーに同行することになった15歳の少年。
ライブの熱、メンバー同士の確執、心を奪うミューズ的存在ペニー・レイン。
監督キャメロン・クロウの自身の体験に基づいており、リアルさが段違い。
こんな人におすすめ
・音楽ジャーナリズムの裏側に興味がある
・ツアーの空気感を味わいたい
・青春×音楽の痛みと輝きが好き
作品データ
2000年/アメリカ/青春・音楽
はじまりのうた(Begin Again)
傷ついた人たちが、音楽を通して人生を立て直していく物語。
恋人に裏切られたシンガーソングライター、落ちぶれた元有名プロデューサー。
偶然出会った2人がニューヨークの街角でアルバムを作る過程を描く。
アダム・レヴィーンとキーラ・ナイトレイが歌うシーンが美しく、音楽を愛する人なら必ず刺さる。
こんな人におすすめ
・人生を立て直す物語が好き
・ニューヨーク×音楽映画に弱い
・名曲に浸りたい
作品データ
2013年/アメリカ/音楽・ドラマ
スパイナル・タップ(This Is Spinal Tap)
ロックバンドの“伝説的失態”をリアル風に描くモキュメンタリー。
モキュメンタリーとは、「モック(mock:偽の)」と「ドキュメンタリー」を組み合わせた造語で、フィクションの物語をあたかもドキュメンタリーのように見せて演出する表現手法。
ロック界の笑えるあるあるネタが満載で、ロックファンなら爆笑必至。
ロブ・ライナー監督のセンスが光るカルト的傑作。
こんな人におすすめ
・ロックの裏側を笑いたい
・モキュメンタリーが好き
・80年代ロックが好き
作品データ
1984年/アメリカ/コメディ・音楽
ロックスター
憧れのバンドの“代役ボーカル”になった青年の成功と崩壊。
一般人ながら大ファンだったヘヴィメタルバンドのボーカルの“そっくりさん”としてスカウトされ、いきなり世界の大舞台へ立つことになった主人公。
夢が叶った先にある、名声・誘惑・孤独のリアルが胸に刺さる。
こんな人におすすめ
・80年代メタルが好き
・スターとファンの境界に興味がある
・華やかさと闇の両方を見たい
作品データ
2001年/アメリカ/音楽・ドラマ
ROCKER 40歳のロック☆デビュー
20年前にクビになったドラマーが、甥っ子の高校生バンドで再デビュー!
青春映画と中年の再挑戦を絶妙にミックスした、明るく楽しいバンド映画。
甥のバンドに参加した主人公が、SNSや若者文化に翻弄されながらも輝きを取り戻していく物語。
エマ・ストーンなど若手スターの出演も必見。
こんな人におすすめ
・明るい音楽コメディが観たい
・中年の再挑戦に弱い
・軽快で楽しい作品が好き
作品データ
2008年/アメリカ/音楽・コメディ
ボヘミアン・ラプソディ
世界的ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いた大ヒット作。
バンド結成、名曲誕生の裏側、フレディの苦悩や孤独まで丁寧に描かれています。
クライマックスの“ライヴエイド完全再現”は映画史に残る圧巻シーン。
音楽映画を超えた、ひとりの表現者の人生を描いた名作です。
こんな人におすすめ
・クイーンが好き
・音楽映画の名作を観たい
・ライブシーンで鳥肌を立てたい
作品データ
2018年/イギリス・アメリカ/音楽・ドラマ
ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ
ビートルズ結成前のジョン・レノンに焦点を当て、音楽との出会い、家庭の問題、ポールとの運命的な出会いを描く伝記映画。
不器用で繊細な“若きジョン”の姿が描かれ、カリスマの人間味あふれる弱さが胸を打つ作品です。
こんな人におすすめ
・ビートルズ好きなら必見
・スターの若き日の物語が好き
・青春×実話の映画を観たい
作品データ
2009年/イギリス/音楽・ドラマ・伝記
アイム・ノット・ゼア
ボブ・ディランの半生を、6人の俳優が“6人の異なるディラン像”として演じる実験的で芸術性の高い伝記映画。放浪者、フォークヒーロー、混乱の時代など、ディランの多様な姿が詩的・象徴的に表現されています。構造そのものがファンを刺激する作品。
こんな人におすすめ
・ボブ・ディランが好き
・アート性の高い映画を観たい
・音楽伝記映画を深掘りしたい
作品データ
2007年/アメリカ/音楽・ドラマ・伝記
コントロール
23歳の若さで亡くなったジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスの短い生涯を描いた静謐なモノクロ映画。
てんかん発作とプレッシャーに苦しみながら才能を発揮する姿、妻との関係、愛人との三角関係など、心の揺らぎを丁寧に描き出します。
こんな人におすすめ
・ジョイ・ディヴィジョンが好き
・シリアスで重厚な音楽映画が観たい
・モノクロ映画の美しさが好き
作品データ
2007年/イギリス/音楽・ドラマ・伝記
Ray(レイ)
レイ・チャールズの自伝映画。幼少期のトラウマ、失明、厳しい音楽修行、成功後のヘロイン依存や女性問題まで、栄光と闇を濃密に描き出す。
ジェイミー・フォックスの“レイそのもの”と言われる演技が圧巻で、アカデミー賞主演男優賞を受賞したのも納得の名演。
こんな人におすすめ
・ソウル/R&Bが好き
・伝記映画の名作を観たい
・俳優の圧倒的な演技力を味わいたい
作品データ
2004年/アメリカ/音楽・ドラマ・伝記
TINA/ティナ
ティナ・ターナーの壮絶な人生を描いた伝記映画。
夫アイクの暴力・ドラッグ・支配から逃れ、歌手として再び自分を取り戻していく過程は胸が締めつけられるほど。強く生きた女性の物語としても見応えがあり、ラストに向けて自然と応援したくなる。
こんな人におすすめ
・ティナ・ターナーが好き
・強い女性の伝記映画を観たい
・重めのテーマでも希望がある作品が好き
作品データ
1993年/アメリカ/音楽・ドラマ・伝記
関連|本人が出演した実話ドキュメンタリーはこちら
ミュージシャン自身が映像に出てくる「ドキュメンタリー映画」は別途、関連記事にてまとめています。
まとめ|ロックバンドを映像から理解できる
ロックバンド映画には、夢を追いかける輝きも、思いどおりにいかない苦しさも、すべてが詰まっています。
華やかなステージの裏側にあるリアルな心の動きが描かれているからこそ、物語に深く没頭できるのが魅力です。
邦画には青春の熱さや等身大の葛藤があり、洋画には自由でスケール感のある音楽表現があります。
さらに伝記映画では、実在のアーティストが歩んだ壮絶な人生を知ることで、音楽そのものの聴こえ方までも変わっていきます。
今日の気分で観たい作品はどれですか?
気になる映画があれば、ぜひ一度触れてみてください。
関連|音楽がテーマのマンガ、小説も紹介
その他にも、「バンド」や「音楽」をテーマにしたエンタメ作品をまとめています。
合わせてチェックしてみて下さい。

















































































