音楽を聴きすぎて疲れる?その理由と“心地よい距離感”のつくり方

音楽を聴きすぎて疲れる?その理由と“心地よい距離感”のつくり方

音楽を聴くのが好きなのに、最近なんだか疲れる…
わたし自身、当然、音楽はたくさん聞くのですが、時々疲労感を感じることがあります。

そこでこの記事では、音楽を“聴きすぎて疲れる”理由と、その対処法をお伝えします。
音楽を楽しみつつ、疲労感を軽減する方法をお伝えできればと思います。

まずはよくある原因から。

音楽を聴きすぎれば疲れる。よくある3つの原因

① 脳の“情報疲労”|BGMのつもりが思考を邪魔する

音楽は耳から入ってくる情報のひとつ。
言葉やメロディが多い楽曲を流し続けると、脳は処理しきれず「聴覚の情報疲労」を起こします。

特に歌詞のある曲やテンポの速い曲は、作業や集中の妨げになりやすく、知らず知らずのうちに脳を披露させることも。

② 耳の“音疲れ”|高音・爆音・イヤホン長時間使用の影響

長時間イヤホンをつけっぱなしにしていると、鼓膜や内耳に負担がかかります。
高音域の多い楽曲、音圧の強いロックやEDMなども、耳の疲労を引き起こす原因に。

聴覚は疲れても「痛み」では表れにくいため、疲れていることに気づきにくいのがやっかいです。

特に近年はノイズキャンセリング機能がついたイヤホンが増え、屋外でも音楽を大音量で楽しめるようになりました。
それだけに耳の疲労が起こりやすいかもしれません。

③ 心の“感情過多”|エモすぎてしんどくなる

好きな曲ほど感情を揺さぶります。
思い出とつながっていたり、心に沁みたり。
そうした音楽は、癒しであると同時に“心の刺激”にもなるんです。

つまり、音楽によって「感情を使いすぎて疲れる」こともあるということ。

音楽疲れしているかも?チェックリスト7項目

  • なんとなくプレイリストに飽きてきた
  • 気づけば無音の方が落ち着く
  • 曲の途中でスキップが増えた
  • イヤホンをつけると「圧」を感じる
  • 「無音」が不安で音をつけている
  • 歌詞が頭に入ってこない
  • 「聴いてないのに疲れる」と感じる

いくつ当てはまりましたか?
もし3つ以上該当するなら、ちょっと聴き方を見直してみてもいいかもしれません。

音楽を聴いて疲れるのを対策すべき理由

いわゆる難聴などは、一般になかなか回復しにくいと言われます。
また、耳の疲労はストレスのサインであることも。

※耳の病気が気になる人は専門サイトへ → 意外に多い!耳の病気の症状と対策|サワイ健康推進課

耳は消耗品と捉えて、なるべく早めに対策して、疲労軽減に努めるのをおすすめします。
それでは以下から、日常でできる対策をご紹介します。

音楽を“聴きすぎない”ための5つの対策

① 無音時間をつくる(脳と耳のデトックス)

当然ですが、人は”音楽以外の音”を常日頃が聞いています。
例えば都会に住んでいれば、駅で毎日電車の轟音にさらされている

音楽も含む、こういった生活音を遮断することで、耳が休まることがあります。

ぼくは田舎に帰省した時、ちょうどそんな体験をしました。
その時は帰省では、たまたま往復の新幹線で同じ音楽を聞きました。

すると不思議なことに「帰りの新幹線」の方が音楽が良く聞こえたんですね。

故郷はとっても田舎でしずか~なところなんです。
「静か過ぎて、なれないな~」なんて思いながら滞在していたのですが、耳にとってはかなりよい療養になったよう。

ぜひ、無音時間や静かな場所で過ごすなど、耳のデトックス時間をつくってみて下さい。
場所を変えるのが難しい人は、耳栓を活用するのもひとつの手です。

② ループをやめて、違うジャンルに触れてみる

好きなジャンルの聴きすぎで“味覚”が麻痺しているかもしれません。
たまにはクラシック、アンビエント、民族音楽など、未知のジャンルに挑戦すると耳がリフレッシュされます。

また波の音、鳥のさえずり、雨音などの環境音もアリです。

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④ ボリュームや過渡のイコライザを見直す

刺激が強すぎる音質に自分で設定してしまっている場合があります。
高音がキンキンして苦手な人もいれば、低音が響いて苦手な人も。

特にバンドマンはスタジオやライブハウスで大音量に慣れてしまっています
改めて音量を見直して、耳の負担を軽減してあげましょう。

⑤ イヤホンを買い替える

イヤホンの大きさや重さが、自分の耳に合わないのかもしれません。

わたしはこれまで4つほどイヤホンを使ってきましたが、特におすすめはSHURE SE215です。

これはカナル型イヤホンの先駆けと言われ、耳に触れる部分は柔らかいウレタン。
実にクリアな音質で、ほとんどの人にとって満足できる音質だと思います。

まとめ|音楽との“いい距離感”が、心も体もラクにする

音楽と「距離を置くこと」も、好きだからこそできる選択です。
音楽を聴くことは、癒しであり刺激でもあります。

だからこそ、ときには「無音」を選んだり、「ちょっと離れる」ことも大切です。
あなたと音楽の関係が、もっと心地よいものになりますように。

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