バンドメンバー募集の始め方|おすすめの探し方と注意点、初リハのコツまで

「バンドをやりたいけど、メンバーが見つからない…!」
そんな悩みを抱えている人は多いと思います。
特に最初の一歩でつまずくのが「どうやってメンバーを探すか」という問題です。
この記事では、バンドメンバー募集の準備から具体的な方法、初めてのリハーサルのコツ、そしてトラブル防止の注意点まで解説します。
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バンドメンバー募集の前に決めておくこと
メンバー募集を始める前に、最低限これだけは整理しておきましょう。
活動目的とジャンルを明確にする
コピー中心なのか、オリジナルで勝負するのか。ジャンルもロック、ポップ、ジャズなど幅広いので、まずは方向性をはっきりさせましょう。
「影響を受けたアーティスト」を記載するのも定番です。
募集条件を整理する(担当パート/年齢/経験/活動エリア)
「ギター1人募集、20代希望、東京都内で活動」など、条件を言語化しておくとミスマッチが減ります。
活動頻度・練習場所・将来の目標を決める
週1でやりたいのか、月1で趣味としてやりたいのか。それともプロを目指すのか。活動のスタイルを最初に決めておくことで、同じ温度感の仲間が集まりやすくなります。
バンドメンバー募集のやり方【6選】
メンバー募集サイトを使う
サイト登録さえすれば全国規模で探せます。
ただし「やり取りが途中で途絶える」ことも少なくありません。
最初からスタジオ候補や課題曲を提示するとスムーズです。(※主なメン募サイトは後述)
→ 学生バンド、アマチュアバンド、プロ志向におすすめ
SNSを活用する(X/Instagram/Facebook)
そのSNSをやっている人にしか届かないため、間口は狭いです。
逆に音楽をやっている人だけじゃないので、マッチング精度も低い。
実際のところ、メンバー募集専用サイトのほうが効率的でおすすめできます。
→ 特におすすめの人はなし
スタジオの張り紙
そのスタジオを利用するミュージシャン同士でマッチングされるため、結成後の練習場所に困りません。
現役で活動している人に出会いやすいのも強みです。
張り紙には上記の必要な情報を書いて、連絡先をキリトリセンで持ち帰れるようにするのが定番化しています。

デジタルですぐ繋がれるので、キリトリセンはもはや必要ない時代ですが(笑)
参考になる音源があるならYouTubeにアップして、QRコードから飛ばせるようにしましょう。
→ プロ志向、アマチュア志向におすすめ
※チラシをつくるならこれ↓
音楽サークル・音楽教室
音楽教室ではレッスン生同士の交流があることも多く、初心者がバンドを始めやすい環境です。趣味から始めたい人に向いています。
→ 初心者、アマチュアバンドにおすすめ
※音楽教室でバンドを結成した体験談↓
ライブハウスやイベントで直接声をかける
演奏を聴いた上で声をかけられるので、音楽性のミスマッチが少なく納得感のある出会いになります。
ただ実際には自分自身が既にライブハウスに出入りいしている(つまりライブ活動)を開始していないと、なかなか声をかけにくい。
誘われる側も既にライブ活動をしているわけですから、音楽性や人間性が合っても、時間的に難しい場合も多いです。
→ プロ志向におすすめ
友人・知人の紹介
人づてに紹介してもらうケースも多いです。
特にライブハウスのスタッフさん経由の紹介は日常的に行われていました。
非常に有力な手段ではありますが、やはり自分自身が音楽活動を始めている必要があるでしょう。
→ プロ志向におすすめ
目的別|おすすめのメンバー募集方法
目的・タイプ | おすすめの方法 | ポイント |
---|---|---|
プロ志向 | 募集サイト スタジオ張り紙 ライブハウスで声かけ 友人紹介 | 場所、音楽性、熱量のマッチング精度がポイント。自分自身も積極的に音楽活動をしておくべき。 |
アマチュア志向・社会人バンド | 募集サイト スタジオ張り紙 音楽教室 | 趣味でやるなら場所と時間が合うのが一番。 |
初心者 | 音楽教室 | スキル・レベルが合っていると安心。音楽教室を筆頭に。 |
主なバンドメンバー募集サイト
OURSOUNDS(アワサウンズ)
国内最大級のメンバー募集サイト。
利用者が多く、ジャンルや地域で探しやすい。
bandcrew(バンドクルー)
首都圏や大阪、名古屋に強いサイト。
比較的に社会人・アマチュア志向の利用者が多め。
ROCKJOINT(ロックジョイント)
全国対応のサイト。
SNS感覚で使えるシンプルな仕組み。
交流イベントも随時開催中。
ポイント
- 複数のサイトに登録しておくと出会える確率が上がる
- 返信が途絶えることもあるので、同時並行でやり取りするのがおすすめ
はじめてのリハーサルのコツ
連絡をとることに成功し、メンバー候補と会って初めてのリハーサル!
とても緊張しますよね。
初リハのコツをまとめました。
あいさつを大切に
まず「あいさつ」をしっかりしましょう。
基本ですが、これができていないとスタジオに入っても緊張して思いっきり音が出せません。
最初に演奏する曲を決めておく
いきなり複雑な曲より、シンプルで誰でも知っている曲がおすすめ。
1曲を最後まで止めずに通すことで、呼吸が合うかどうかが分かります。
事前のやり取りで「この曲をやりましょう」と打ち合わせしておくと、事前練習の時間も取れるのでやさしい。
ジャムセッションで相性をチェック
1コードや12小節ブルースなど、簡単なパターンで「即興的に合わせる時間」をつくってみましょう。
バンドで曲を作るなら、適当に音を出したときのフィーリングも重要です。
合わなかった場合の断り方(例文)
さらに緊張するのが、リハーサルをしてみたものの合わなかった時。
後々のトラブルを避けるため、断るときは誠実に相手に伝えましょう。
- 早めに返事をする:なるべく翌日中に伝えると誠実さが伝わります。
- 相手を否定しない:「自分の求める方向性と違った」「スケジュールが合わなかった」など、自分側の理由にする。
- 感謝を伝える:「一緒にリハできて楽しかったです」など、最後に一言添えるだけで印象は大きく変わります。
テンプレ文章例
「昨日はリハーサルありがとうございました!とても楽しい時間でした。
ただ、活動の方向性が少し違うと感じたため、今回はここまでとさせていただければと思います。
またどこかでご一緒できたら嬉しいです!」
「昨日は演奏にご一緒させていただきありがとうございました。すごく良い経験になりました。
ただ、私のスケジュールや活動頻度の都合で、今後続けていくのは難しいと判断しました。申し訳ありません。
どうかご理解いただければ幸いです。」
「先日はお時間をいただきありがとうございました!
私の事情もあり、今回はこのメンバー募集は見送らせていただきたいと思います。
今後のご活動を応援しています。」
バンドメンバー募集で失敗しないための注意点
自宅を教えない・聞かない
初対面で住所や自宅付近の情報を伝えるのは危険です。
集合は必ずスタジオやカフェなど公共の場所にしましょう。
またマナーとして聞かないようにするのも大事です。
相手が言いにくそうにしていたら、気まずい雰囲気に。
会話としては「音楽遍歴」などがベターで実りがあると思います。
支払いを徹底・確認
スタジオ代や飲食代は「誰が出す?」で揉めやすいポイント。
「完全に割り勘」「最初のリハだけ誘った方が払う」なぞ事前に確認を徹底しておきましょう。
18歳未満はNG
未成年との活動は、保護者の承諾や法的リスクがつきまとうため避けるのが安全です。
メンバー募集を成功させるコツ
ギターボーカルはソロ活動を始めておこう
あなたがギターボーカル(シンガーソングライター)なら、YouTubeに音源をアップしておきましょう。
音楽性を事前に知ってもらえるので、マッチング精度が上がります。
また「ライブハウスのアコースティックイベント」に出演するのもおすすめです。
最もマッチング精度が高いのは、「知人(ライブハウススタッフ)の紹介」「ライブのスカウト」でした。
つまり「ライブハウス界隈」での出会いです。
となると、積極的にそこにコミットしない手はありません。
弾き語りライブも経験しておいて損はないので、ぜひアコースティックイベントに出演しましょう。

ドラマーから優先して見つけよう
ドラマー人口は他パートに比べて極端に少ないです。
音楽性や人間性が合うドラマーに出会ったら絶対に離さないようにしましょう。
経験上、ドラマーがいるだけで他のパートが自然と集まりやすくなります。
まとめ|バンドメンバー募集は自分の熱量次第
バンドメンバー募集は、方法やサイトを知ることも大事ですが、最終的には「自分の熱量」とそれを表現する姿勢が一番のカギです。
音源を作って発信する、ライブハウスやスタジオに足を運ぶ、音楽教室に飛び込む――。
結局は自分から動いて汗をかけるかどうかで、出会いの数も質も大きく変わります。
あなたの音楽に本気で向き合えば、きっと同じ熱量を持った仲間と巡り会えるはず。
ぜひ、最高の音楽人生を共に歩める仲間と出会って下さい!