バンドマンは本当にモテるのか?10年でわかった真実とリアルな恋愛事情

バンドマンは本当にモテるのか?10年でわかった真実とリアルな恋愛事情

「バンドやればモテるんでしょ?」——。
そんな言葉、何度も言われました。
でも本当にそうなのか!?

ぼくはバンドマン歴10年。
ライブハウスに通い、ツアーに出て、CDを出し、活動休止と再開も経験してきました。

モテたこともあれば、フラれたこともあります(笑)
今回はそんな実体験と実例をもとに、「バンドマンは本当にモテるのか?」をまじめに語ってみます。

ぼくが10年間バンドをやって見た“モテ”の現実

大学卒業と同時にフラれた後輩

後輩のSは大学時代、彼女がいました。
4年になって就職活動。

Sは一時は不動産関係の会社に内定をもらったものの、バンドで生きていくことを決意。
その頃ちょうど彼のバンドはあがり調子でしたね。 

「さぁ!これから!」という時でしたが、卒業と同時に彼女に振られました。

「え?バンドやんの?マジ無理」

 えてして女性の方が現実的ですからね…。
その後ほどなくバンドは解散。

メジャーデビューしてモテた友達

長くバンドをやっていると中にはメジャーデビューした友達もいるもんです。

インディーズでどんどん人気があがっていったバンドに所属していたKはモテまくっていました。
嫌でも女の子に囲まれますからね。

一時期は付き合っていた彼女との写真をSNSにバンバン上げまくっていましたし

その後メジャーデビュー。
しかし2年でメジャーレーベルから離脱、独立します。

現在は音楽のみで生計は立てられないとのことで、アルバイトしながら東京の郊外に住んでいます。
そしてメジャーから戻ると同時に彼女とは別れたとか。

う~む、環境の変化に恋愛は弱いですね。

居酒屋でギャルに水をかけられた先輩

ある先輩は10コ下のギャルと付き合っていました。
箱根に旅行にいった2人は彼女がハタチそこそこということで、費用は全部先輩もち。

1日に15万円使ったそうです。(!)

まぁ、そこまではよかった。
ある日、先輩は決意します。

「俺、刺青入れるわ 。」 

ある意味決意の表れ。
バンドで生きていくという覚悟でした。

彼女とは真面目な関係。
ある日の居酒屋にて、意を決して彼女に報告したそうです。

「は?その歳で刺青いれんの?ありえなくね!?」 

…あっさりヒカれました。

その後ケンカになり、最後は目の前にあった水をかけられ終わったそうです。

娘2人を育てたカッコイイ先輩

「おれ娘生まれたらバンドやるから!」

先輩は奥さんにそんな謎の宣言をしたそうです。(息子だとバンドしないのか?w)
生まれてきた子どもは見事に女の子。 

先輩は念願のバンド活動をスタートします。

当時28歳でした。

それから月日がたち、2人目の娘もでき、長女は高校生になったそうです。
ある日の教室。 

「お前の親父バンドやってるの!?」と友達に聞かれた長女。
その時、先輩のバンドはちょっと大きなイベントに出演したんです。
それで娘の同級生に知るところとなりました。 

そんなきっかけから先輩は、高校の軽音部に演奏を教えにいくことになったそう。
また逆に生徒たちが先輩の家に遊びにきて、ロック談義に華を咲かせることもあるとか。

バンド活動をスタートしたのは社会人なってから。
というか誰しもが辞めるタイミングである「子どもができた」時に逆にスタートするという。(笑)

しかし今では「所沢のロックスター」のポジションをガッチリ固めています。
自分のやりたいことをし、家族も幸せにする。
これがホントのモテる男!

モテるバンドマンの特徴5選【経験から語る】

1. 責任感がある

バンドも仕事(バイト)も一生懸命やる。
これがいちばん大事だし、モテる要素だと思っています。

何もかも中途半端なことをやる人は、パートナーから見ても「自分も大事にしてくれないんじゃないか…」と不安を抱かせる。
やりたいことも、やるべきことも、責任感を持ってやり通す人がモテるし、最終的に幸せになっているなと思います。

2. 清潔感がある

タバコやお酒を嗜むバンドマンは多いです。
だからこそ、髪の毛や歯、服などの清潔感は大事。

ライブ後に物販で話しかけられる場面を想像してみてください。
汗まみれで髪がボサボサ、服がヨレヨレだったら、せっかくの会話も台無しですよね。

3. 明るい

性格的に明るくて、人見知りしない人の方がモテている印象です。
これはバンドマンに限らず、多くの場合、そうかもしれません。

MCでうまく笑いを取ったり、初対面の対バン相手に気さくに話しかけたりできる人は、ライブ後も自然に人が集まってくる。

4. 実力がある

身も蓋もないですが、素晴らしい音楽をやっていて、人気もあるバンドマンはふつうにモテる(笑)

ステージ上で心を打つ演奏ができる人って、それだけで尊敬されるし、自然とファンの目も変わってきます。

どのパートがモテる?

ボーカルはやっぱり目立つ

やっぱり一番目立つのはボーカル。
視線を集めやすく、ライブ後に声をかけられる率も高いのは目に見えてわかります。

ギター男子のカリスマ性

ソロで盛り上がる瞬間、立ち姿に色気が出るギターは、女子人気も高め。
よく女性は男性の指に着目するといいますが、その意味でもやっぱりギターは目立つんですよね。

ベースの“隠れモテ”に注目

控えめだけどセンスとグルーヴがあるベーシストは、「知ってる人にはわかるカッコよさ」があり、刺さる人には刺さる。

意外とリアルにモテるドラム

ドラムのリズム、音って体に響くので、有無を言わさぬ影響力がある気がします。
ドラムをプレイする姿は野性的で男性的。
女性の本能を刺激するのは、あんがいドラムな気がします。

モテたいだけでバンドを始めるのはアリ?

全然アリです!

わたしは年齢を重ねるにつれて、"より"アリだなと思うようになりました。
「モテたい」って、人の本能です。

本能をしっかり働かせないと、元気が出ません。
異性から羨望の眼差しで見てもらえる。
それって絶対的な自信になるんですよね。

本当はモテたいのに、その気持ちを押し殺して斜に構えていると、いわゆる”こじらせる”ことになりかねない。
バンドマンとして経済的に成功するかどうかはおいといて、モテたい=健全な元気 という認識は忘れないでいてほしいなと思います。

まとめ|「モテたい」をエネルギーに変えよう

そもそも人集まりバンド界隈という場所。
そこで主役になり、ステージに経つのですから、モテるチャンスが多いのがバンドマンです。

この記事で紹介した実例でも、決して幸せな結末じゃなかったもしれないけど、パートナーに恵まれてモテたのは事実です。

繰り返しですが、モテたい気持ちはかえって健全。
その気持ちにフタをせず、しっかり認識して、音楽をやり通すパワーに変えていきましょう。

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