ライブハウス以外でライブを演る方法4選|アマチュアや趣味で気軽に挑戦できる

「ライブやりたい!」と思ったとき、多くのバンドマンがまず思い浮かべるのはライブハウスかもしれません。
でも実は、ライブハウス以外にもたくさんの選択肢があります。
もっと気軽に始められる場所や、コストを抑えて挑戦できるスタイルも。
この記事では、気軽にチャレンジしやすい「ライブハウス以外のライブ形式」を紹介します。
実際にバンド活動を続けてきた経験を交えながら、それぞれのやり方・メリット・デメリットをまとめました。
「ライブハウスで初めて演奏してみたい!」という方は、別記事で準備から当日の流れまで詳しく解説しているので、そちらもぜひチェックしてみてください。

1億曲が聴き放題のサブスク「Amazon Music Unlimited」が今だけ最大4ヶ月無料!
プライム → 4ヶ月無料/通常会員 → 3ヶ月無料
10月10日までの期間限定キャンペーンです。
スタジオライブ
広めのスタジオを借りて観客を入れるのがスタジオライブ。
都内には30畳以上のスタジオもあり、短時間でレンタルできるので、ライブハウスよりも気軽に開催できます。
メリット
- レンタル費用が安い
- 本番感を味わいつつも身近な場所でできる
デメリット
- PAや照明、受付スタッフは別料金。あるいは自分たちで手配
- 本格的なライブ演出は不可

路上ライブ(ストリートライブ)
文字通り、街頭で演奏するスタイル。
許可を取ればほとんどお金がかからず、宣伝効果が高いのも魅力です。
メリット
- 機材さえあれば低コストで始められる
- 通行人の前で演奏でき、認知度アップにつながる
デメリット
- 東京都内などではできる場所が少ない
- 楽器やアンプの運搬、セッティングが大変
- 許可なしでのゲリラ演奏はリスクがある
筆者自身も多く見かけてきましたが、ゲリラでやる人は多いものの、継続的に活動するなら認可された場所で行うのがおすすめです。

公共施設(公民館ライブ)
意外と知られていないのが公民館でのライブ。
地域の音楽サークルや社会人バンドではよく利用されています。
メリット
- レンタル料が安い
- 常設の機材がある施設もある
- 練習スタジオとしても
デメリット
- 原則として営利目的では利用できない
- 集客は自力で工夫する必要がある
営利目的NGとはいえ、実際には運営費を工夫して活動する団体もあります。
「仲間内イベント」「発表会」に近い感覚でライブをするなら最適です。
オープンマイク(弾き語り向け)
シンガーソングライターやアコースティックデュオなどに人気なのがオープンマイク。
ライブバーなどで開催され、当日その場にいる人が順番にステージに立てます。
メリット
- 誰でも気軽に参加できる
- 出番が短いので腕試しに最適
デメリット
- 出演順は運次第
- 本格的な集客には向かない
弾き語りをやってみたい人や、歌を披露して場慣れしたい人にはおすすめです。
【中級編】自主企画ライブ(ホールレンタル)
いわゆるブッキングライブやハコ企画ではなく、ライブハウスをホールレンタルして自主企画を行う方法もあります。
出演バンドを自分でブッキングし、イベントタイトルやチケット代を設定し、演出も考える。
大変ですが、その分やりがいは大きいです。
メリット
- 企画や演出を完全に自分たちで決められる
- バンド仲間やお客さんと強い繋がりを作れる
デメリット
- 準備や集客に労力がかかる
- 経済的なリスクがある
筆者も経験がありますが、自主企画は本当に楽しく、バンドとして大きな成長につながります。
基本的には中級者向けですが、例えば日曜の昼のホールレンタルなら割安で利用するこも可能。
その場合、比較的に初級者でもトライしやすいです。
まとめ|自分に合ったライブ形式を選ぼう
ライブをやる場所は、ライブハウスだけではありません。
ここまで紹介した4つの方法に加えて、定番の「ライブハウス(ブッキング)」を含めると、それぞれの特徴は次のようになります。
形式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
スタジオライブ | ・レンタル費用が安い ・身近な場所で開催できる | ・PAや照明を自分で用意 ・演出の自由度が低い |
路上ライブ | ・低コストで始められる ・宣伝効果が高い | ・許可が必要/場所が少ない ・機材運搬が大変 |
公民館ライブ | ・利用料が安い ・常設機材がある場合も | ・営利目的NG ・集客・宣伝は自力 |
オープンマイク | ・誰でも気軽に参加できる ・腕試しに最適 | ・出演順は運次第 ・本格的な集客には不向き |
自主企画(ホールレンタル) | ・企画や演出を自由に決められる ・仲間との一体感が強まる | ・費用や準備の負担が大きい |
ライブハウス(ブッキング) | ・本格的な音響・照明環境 ・王道のライブ活動 | ・チケットノルマの負担 ・集客できないと赤字 |
この表を見て分かるように、形式によって「費用」「集客」「本格度」が大きく違います。
まずは目的に合わせて挑戦しやすい場所を選ぶことが大切です。
趣味として仲間内で楽しむならスタジオや公民館、知名度を広げたいなら路上ライブ、弾き語りならオープンマイク。
そして「やっぱり本格的に挑戦したい!」と思ったら、ライブハウスに挑戦するのがおすすめです。
ライブハウスについては、以下の記事で初出演の手順を徹底解説しています。