TikTok for Artistsがスタート!バンド活動にも使える新しいツール

TikTokが、アーティスト向けの無料分析ツール「TikTok for Artists」を正式にリリースしました。
楽曲の再生数や投稿の反応を数字で確認できるこの機能は、インディーズバンドや自主制作で活動しているアーティストにも役立ちそうです。
この記事では、「TikTok for Artists」の機能や使い方、バンド活動にどう活かせるかをご紹介します。
TikTok for Artistsとは?
TikTok for Artistsは、アーティスト向けの分析用ダッシュボードです。
楽曲のパフォーマンスや、投稿ごとのエンゲージメント(再生数・いいね・コメントなど)を確認できます。
主な機能:
- TikTok内での楽曲再生数・投稿数の把握
- 投稿ごとの反応(再生数・いいね・コメント・シェアなど)
- 視聴者の年齢・性別・使用言語の傾向
- フォロワーの推移や視聴完了率
数字で反応を確認できることで、「何が届いているのか」「どうすれば次につながるか」を考える手がかりになります。
新機能「Pre-Release」も追加
「Pre-Release」という新機能も実装されました。
これは、リリース前の楽曲をTikTokに投稿しながら、SpotifyやApple Musicでの事前保存(Pre-Save)を促せるものです。
あらかじめ楽曲を知ってもらい、リリース当日から再生につなげる。そんな動き方がしやすくなります。
利用条件:誰でも使えるの?
TikTokアカウントを「アーティストアカウント」に設定すれば、誰でも利用可能です。
レーベルに所属していなくても、インディペンデントでもOK。
マネージャーやメンバーなど、チームの人にも共有できる点も便利です。
Spotifyとの連携強化も進行中
TikTokとSpotifyが連携して展開しているのが「Buzz Tracker」というプロジェクト。
毎月1組の注目アーティストをTikTokとSpotifyの両方で紹介するというものです。
2025年6月は、シンガーの紫 今(ムラサキ イマ)さんがMonthly Artistに選ばれました。
楽曲「ウワサのあの子」などがプレイリスト入りし、TikTokでも注目を集めています。
バンド活動への活かし方
TikTok for Artistsは、音楽の反応を数字で確かめられる貴重なツールです。
「なんとなく再生されてる」ではなく、誰が、どこで、どんなふうに聴いてくれているかを知ることができます。
活用例:
- TikTokに投稿した自作曲の反応を見る
- 投稿の内容や時間を見直して、再生数が伸びた理由を探す
- 海外からの反応が多い楽曲を、英語字幕付きで再投稿してみる
- リリース前の楽曲を使った投稿から、Pre-Saveにつなげる
バンドメンバーで共有しながら、プロモーションや楽曲制作のヒントにできそうです。
まとめ|TikTokを、もっと音楽活動に
音楽投稿の場として定着しつつあるTikTokですが、そこに「アーティスト向けのツール」が加わったことで、より戦略的に使えるようになりました。
ライブ以外でも「見つかる」チャンスを増やしたい人にとって、新しい選択肢になりそうです。
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記事を元にNootebookLMで作成されたポッドキャストです。