ギタリストもベーシストもドラマーも。

ミュージシャンの職業病と言えば腱鞘炎ですよね。

一生懸命練習する人ほどなってしまいがちです。

 

腱鞘炎は意外と間違った認識をしている人が多いです。

慢性的にわずらっている人は正しい知識でもって治療しましょう。

 

「なかなか治らない・・・。」

「イタくて練習できない!」

 

そんな人は参考にしてみてください。

 

チャンス

そもそも腱鞘炎とは?

ドラマーの方ならだいたい手首から肘にかけて痛くなりますよね?

最初なんとなく関節が痛い気がします。

 

でも、腱鞘炎は関節痛ではないんですね。

ここを間違えると治りにくくなります。

 

腱鞘炎とはその名のとおり、「腱鞘」に炎症が起きた状態です。

で、その「腱鞘」っていうのは、腱を包む筒のような器官なんです。

 

ピンポイントで関節が痛い関節炎とはまるで部位が違うわけです。

腕の中で「腱鞘」があるのはやはり手首付近と、そして肘の付近です。

肘付近の腱鞘炎をとくに「テニス肘」と言います。

この図を見てください。

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(引用元http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/lateral_epicondylitis.html

オレンジ色の部位が痛むのが肘の腱鞘炎(テニス肘)です。

なので湿布をはる際にこのオレンジの部位に張りましょう。

 

腱鞘炎=手首と考えている人がかなり多く、とにかく手首に親の敵のように湿布やサポーターをガッチガチに張りがちです。

でも以上の理由で、それだけだと治りにくいわけですね。




腱鞘炎予防のための正しいストレッチ方法

腱鞘炎の予防、治療のために正しいストレッチの方法もご紹介しておきます。

やり方としては

  1. 腱鞘炎の腕を伸ばし、手の甲を反対の手で覆って手首を曲げ手前に引き寄せる。
  2. 肘のくぼみを真上にむけるよう肘を外側に捻る。

実際にやってみました。

 

痛い手を左だとして、こんな感じです。

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ポイントは腕をしっかり伸ばすことです。

試しに肘をたたんだ状態で手首を曲げてみてください。

 

手首しかストレッチできていないですよね?

それだとやはりテニス肘までカバーできません。

ミュージシャンの腱鞘炎を予防するには?

ミュージシャンが腱鞘炎を予防する一番の方法は正しいフォームを身につけることです。

正しいフォームを身につけることで余計な力が抜け、腱鞘へのダメージが軽減できます。

 

これはギタリストでもベーシストでもドラマーでも一緒ですよ。

ギタリストならストラップの位置、ドラマーならイスの高さやそれぞれのタイコの角度なども見直しましょう。

 

参考動画も張っておきます。

www.youtube.com

ぼくのイメージだと肘関節だけ、とか手首関節だけ、で叩くのでなく全ての関節をバランスよく使ってストロークするイメージです。

 

全ての関節とは指、手首、肘、肩ですね。

普段のストロークの練習でも関節全てが動いているかどうかをチェックしてあげると良いですよ。

 

それでも仕事でパソコンを使うなど、常日頃から負担が大きい人はサポーターを使ってみましょう。

こちらが手首用。

 

こちらが肘用。

 

症状が酷い人は低周波治療器がおすすめです。

 

このオムロン低周波治療器HV-F128は4500円ほどで購入でき、「腕モード」が搭載されています。

腱鞘炎の対策にピッタリですよ。




無理せずプロに相談しよう

どうしても痛みが取れない方は無理せず専門の整体院などで相談してくださいね。

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整体院をお探しの方はぜひ利用してください。 

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また、こういったドラムをプレイする上でのトラブルは熟練者に相談することも必要です。

特に本格的に音楽をやりたい人は、良い講師に出会って体のメンテナンスを含めて指導してもらうのが大切です。

 

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もうひとつミュージシャン職業病といえば腰痛です。

腰痛対策はこちらの記事をどうぞ。

関連記事ドラマーの天敵!腰痛を予防するストレッチ2種