LINEで宣伝!LINE公式アカウントを音楽活動で活用する方法

「SNSで告知しても集客につながらない…」と悩んでいませんか?
X(Twitter)やInstagramで拡散しても、情報が流れてしまい、見てもらえるのは一部の人だけ。
その点、LINE公式アカウントならフォローしてくれたファンに直接メッセージを届けられます。
メールマガジンに近い機能ですが、登録や受信が圧倒的に手軽で、ファンにとっても身近な存在です。
つまりLINE公式アカウントは、ファンクラブ的な役割を果たし、ライブ動員や音源販売につながる強力なツール。
むしろ音楽活動の宣伝を考えた時に、もっとも重要なツールと言ってよいかもしれません。
この記事では、そのLINE公式アカウントの概要と活用法をミュージシャン向けにご紹介します!
LINE公式アカウントの基本と料金プラン
基本操作は通常のLINEとほぼ同じで、違いは「友だち登録してくれた人へ一斉配信できる」点。
- 一斉メッセージ送信
- 1on1トーク
- ホーム投稿
が利用できます。
さらに、公式アカウントならではの機能として、
- インサイト(友だち数や配信効果の分析)
- 自動応答メッセージ
- クーポン配布
- ショップカード(ポイントカード)
などが搭載されています。
料金は以下の通り。
- コミュニケーションプラン:月200通まで無料
- ライトプラン:5,000円で月5,000通まで
- スタンダードプラン:15,000円で月30,000通まで
個人ミュージシャンなら、最初はフリープランで十分です。
音楽活動でLINE公式アカウントを使うメリット
LINE公式アカウントはアイデア次第でいくらでも活用できます。
- ライブ告知:一斉送信やホーム投稿で次回ライブ情報を配信
- チケット取り置き:1on1トークで「予約お願いします」と受け付け
- 音源配布:登録時に自動でデモ音源のURLを送信
- クーポン配布:物販割引や「ライブ無料券」をプレゼント
これらはいづれも、SNSやYouTubeで無作為に発信にしても効果は薄いものが多いです。
LINEをフォローしてくれた = 少なからずあなたの音楽に興味がある人に告知したほうが何倍もリアクションがあるはず。
むしろ、告知や発信は適切な場所を選ばないと効果が得られません。
LINE公式アカウントは最もファンとの距離が近く、音楽の宣伝において最重要と言ってもよいツールです。
音楽活動での具体的な活用方法(実例あり)
フォロワー100人達成
LINE公式アカウントはアイデア次第でいくらでも活用できます。
実際にわたしのバンドがLINE公式アカウントを運用していた時も約100人のフォロワーを獲得できました。

活用法① フォロー特典でレコーディング音源プレゼント
まずLINE公式アカウントのメインコンテンツがこれです。
フォローしてもらうと、自動メッセージで音源が聞けるサイトのURLが送信されます。

フォロー直後のメッセージは管理画面の「あいさつメッセージ」から編集可能です。

まずはやはり「フォローする理由」をつくるのが最も大切です。
言わずもがな、ミュージシャンにとって最も強いコンテンツである音楽(音源)を「フォロー特典」にするのが、やはりおすすめです。
ちなみにこういった非公開ページは、WordPressでホームページをつくるとごくカンタンに作れます。
活用法② ライブ音源の無料配布
レコーディング音源以外にも、ライブ後はライブ音源を期間限定公開していました。
同じようにホームページに音源をアップロードするのもアリですが、このときはLINE mp3というツールを使いました。
LINE mp3は保存期間が7日間なので、自ずと期間限定になり便利です。
活用法③ ライブが無料になるクーポン
LINE公式アカウントのクーポン機能を使ってカンタンに発行できます。

抽選にできたり、枚数や枚数を限定できたり、なかなか本格的なクーポンがつくれます。

例えばSNSやYouTubeからバンドを知ってもらったファンが、いきなりライブに足を運ぶのはちょっと緊張するかもしれません。
そんな時「無料なら行ってみようかな」ときっかけを与えることができます。
活用法④ フライヤーやホームページから誘導
そしてもちろん、フライヤーにはLINE公式アカウントのGRコードを掲載。
ホームページやSNS、YouTubeからもリンクを貼ります。
いづれも「音源を無料プレゼント中!」と明記して、フォローを促します。
やっぱりライブでフライヤーを受け取ってくれた方がフォローしてくれることがいちばん多かったのが印象的でした。
メルマガとLINE公式アカウントを比較
筆者はかつてメルマガも併用していましたが、登録数の伸びは歴然。
LINE公式アカウントのフォロワーが50人当時だった頃、メルマガは8人。

その差は「登録の手軽さ」です。
LINEならタップ一発で完了。
一方メルマガは名前やメール入力、認証が必要で離脱が多いのです。
もちろん、リッチなコンテンツ配信にはメルマガも向いています。
また購読者数(フォロワー数)が増えれば、最終的にはメルマガのほうが運用コストが安いです。
ですが、インディーズミュージシャンならまずは登録されやすいLINEに集中するのがおすすめです。
まとめ|フォローの先を設計してファンを育てよう
LINE公式アカウントは、ファンに一番近い宣伝ツールです。
ただ「フォロワーを増やす」だけでなく、その先にあるゴールを明確にしましょう。
- ライブ動員を増やしたいのか
- 音源を買ってほしいのか
- ファンクラブ的な居場所を作りたいのか
目的に合わせて施策を工夫すれば、あなたの音楽活動の力強い味方になります。
ぜひ今日から、LINE公式アカウントを育ててみてください。
関連|他にもある、音楽の宣伝方法
LINE公式アカウントの準備ができたら、フォロワーを増やすためにも他の宣伝ツールも充実させましょう。
アマチュアからインディーズミュージシャンでもできる宣伝方法をまとめています。