【27クラブ】27歳で他界したロックスターと、生き続けるわたし
「27クラブ」とは？27歳の若さでこの世を去ったミュージシャンやアーティストをくくった呼称です
- ジャニス・ジョプリン
- ジミ・ヘンドリックス
- ドアーズのジム・モリソン
- ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ
- ニルヴァーナのカート・コバーン
- エイミー・ワインハウス
などが有名です。
他に俳優や有名人も挙げて27クラブとする情報もありますが、基本的にはロックカルチャーの中で言う言葉です。
バンドマンあるある？28歳の誕生日を迎えた時、自分は天才じゃなかったと気づく
ちょっと不謹慎な話ですが、ぼくも昔、27歳になるのがちょっと楽しみでした。
そして、何事もなく28歳を迎えたとき、どこか“自分は選ばれし者ではなかった”という寂しさを感じたのです。
ポール・マッカートニーが20代前半で「Yesterday」を作ったように、天才たちは若くして何かを成し遂げています。
だからこそ、27歳を超えても芽が出ないと、「もう遅いのでは…」という焦りに襲われる。
でもその焦りは、むしろ「生きているからこそ」感じるものかもしれません。
27歳は“今の自分”と向き合う節目だった
28歳になった時、それまで好きなバンドをやってこれたのだから「今死んでも後悔しない」と思った反面、「このまま何もしなければ、きっと後悔する」という思いもありました。
限られた時間の中で、自分がほんとうにやりたいことは何か？と、初めて真剣に向き合ったのが27歳。
死を意識した年齢だったからこそ、生きることの意味がクリアになった気がします。
クロマニヨンズの「エイトビート」の歌詞に、こうあります。
ただ生きる 生きてやる 呼吸を止めてなるものか
かつては「燃え尽きるように死ぬ」ことがロックだと思っていたけれど、今は「生き続けるロックスター」も同じくらいカッコイイと思うようになりました。
【終わりに】悩めるバンドマンに届けたい一冊
バンドマンの苦悩を描いたみうらじゅんさん『アイデン＆ティティ』は、ロックとどう向き合えばいいのか迷っている人におすすめです。
自分のアイデンティティを問い直したい人は、きっと共感するはず。
27歳で死ねなかったからこそ、できることがある。
あの年齢を越えたときのモヤモヤも、今となっては「生きてる証」だったのかもしれません。
“選ばれなかった自分”を嘆くより、目の前のステージに立ち続ける強さが今は美しく感じます。
FAQ
代表的な27クラブのロックスターには、ジミ・ヘンドリックス、カート・コバーン、ジャニス・ジョプリン、エイミー・ワインハウスなどがいます。いずれも若くして音楽史に名を残した伝説的な存在です。
日本人で27クラブに該当するとされる人物は少ないですが、X JAPANのhideさん（享年33歳）など、早すぎる死がファンに衝撃を与えたミュージシャンは数多く存在します。なお、27歳で亡くなった日本人アーティストは確認が難しく、明確な定義には注意が必要です。
左利きのギターヒーローで知られるジミ・ヘンドリックスが27歳で亡くなっています。彼の独創的な演奏スタイルは、今も多くのギタリストに影響を与えています。
