「ニートになりたい!」
「絶賛、ニート中!」
そんなみなさんにおすすめの本をご紹介します。
ぼくは個人的に「働かない人」って大好きなんですよね~(笑)
実際、この現代社会において働かないってかなり難しいじゃないですか?
ある意味で相当な知恵がないとできない生き方です。
その知恵を学べるのがこれからご紹介する13冊の本です!
ぜひ参考にしてみて下さい。
①現代のニート指南書『ニートの歩き方』
ところでニートの意味って知ってますか?
Not in Education, Employment or Training
の頭文字だそうです。
就労に関する教育もトレーニングもしてないし、もちろん働いていない。
その定義で言うと確かにこの本の著者phaさんはニートかもしれません。
とにかく「だるい」が口癖(笑)
本の出版時点で年収は80万円ほどだったそうです。
『ニートの歩き方』はそんなphaさんの生活風景や必要最低限のお金の稼ぎ方が書かれています。
どうしてニートとして生きられるのでしょう?
phaさん曰く、「ネットの力」だそうです。
ネットがあれば
- インターネットによって緩やかな人間関係
- 小額の収入
- 無限の娯楽
が得られると。
これはあながち間違っていないと思うのですよ。
僕自身、こうやってブログを書いていて新しい人間関係を築けましたし、ブログから収入も(ほんの少しですが)発生しています。
これを本格的にしっかりやればプロブロガーだし、ゆる~くやればニートだろうと。
逆に「ニートでも生きていけるからもうちょっと仕事がんばってみたら?」という発想もありますし、読むととても気が楽になる良書です。
ニートだったらまず読むべきニートの教科書ですね(笑)
②何がなくても幸せ『持たない幸福論』
こちらもphaさんの著書。
『ニートの歩き方』が具体的な指南書だとすると、こちらはより概念的な内容になっています。
現代は価値観が多様化した時代だと言います。
大企業で正社員、主夫や主婦、シングルマザー、そしてニートなど。
それぞれがそれぞれの幸せの価値観に基づいて選んでいい。
しかし、選択が増えた一方でそれを漠然と肯定することも難しくなっています。
なぜなら、どの生き方も否定できなくなっているからです。
そして、どの生き方を選んでも当たり前ですが苦労は伴う。
終身雇用が崩壊して、正社員が絶対安全と言えない。
主夫は男性全体の一パーセントです。
主婦になりたくてもパートにでなければいけないのが現実。
安心して子供を埋めないからシングルマザーは難しい。
ニートなんてもってのほか?
つまるところ、人生を肯定も否定も出来ないし、誰しもが少しだけ不幸。
それが現代なんだと思います。
ならば昔のように企業がしっかりして、社員の生活を完璧に保障すべき?
しかしぼくはかつて日本にはびこっていた「終身雇用の会社員が幸福」という価値観は何かを否定することで成り立っていたからに過ぎないと思います。
それは当時の文化からアウトサイダーやマイノリティ、サブカルチャーという「否定される側」の概念が相対的に浮かび上がってくるからです。
つまるところ、否定を前提になりたっていた脆弱な価値観が現代において淘汰されるのは仕方ないとも思うのです。
それは何もサラリーマン、会社員を否定しているわけではありません。
「それが当たり前」という大衆心理ではなく、自分の意思でもってその道を選ぶ必要がある。
と、いうことです。
多くの人に『持たない幸福論』を読んで欲しいのはphaさんが自らの人生を何かを否定せずに肯定することに成功しているからです。
この本はより善い自分の人生の選び方が示唆されているように思います。
③ソッコーでセミリタイアする『20代で隠居』
本の中で紹介されている著者のの大原扁理さんの生活は厳密に言うとニートではありません。
でも働いているのはたった週に2日だけ。
かなりニートイズムのある内容だと思います(笑)
今を生きる人々の苦労を時に「現代病」なんて言ったりしますよね。
鬱や過労はその代表格でしょう。
言うなればこの本はその現代病の解毒剤。
いや、「毒をもって毒を制す」と言っていいかもしれません。
日本古来の意味の隠居とちがい、大原さんが実践するのは「21世紀番都市型隠居」だそうです。
本書による定義は
- 郊外のちいさな安アパートを借り、
- 週に2日だけ働き、
- 人に迷惑をかけず、
- 友人には厳選した人が少しおり、
- 携帯は持たず、
- テレビも持たず、
- 社交をせず、
- たまには都会に出ていって贅沢もするが、
- 基本的には欲がなく、
- こだわらい。
- ただひとつだけ、現代社会と距離を置くことに、貪欲にこだわる。
- そして自分の生活をこよなく愛し、楽しんでいる。
とのこと。
これだけ見ると意外と普通でしょうかね。
いや、僕がびっくりしたのは生活費です。
ある月の生活費は71333円!
安っ!w
東京で、ですよコレ。
ちゃんと家賃、水道、電気、ガス、通信費などの固定費を入れての額です。
本書ではなんと表になってその家計簿が公開されています。
う~ん、リアル。
意外と外食したり、甘いもの(嗜好品)を買っているのにおどろきです。
「21世紀都市型隠居」の定義よれば携帯ももたず、テレビもみない、必然的に友人は厳選され、仕事もほどほどなので人と人とのつながりが少なくなります。
しかし、それは人間関係が希薄になったこととイコールではありません。
現代人の普段の生活ではおおよそ、いらないモノばかりでむしろ「つながりすぎ」が現代病をまねく原因になっている場合も多々あるでしょう。
必要最低限を見極め、実践する姿は昨今の「丁寧な暮らし」や「上質な暮らし」のブームにも通ずるものがあるように感じました。
もちろん「隠居」は誰にでも実践できる生き方ではないように思います。
野草の知識とかハンパない(笑)
しかし現代の毒に侵され、倒れそうな人には隠居という毒が効くと思うんです。
1つの世界に固執しないことは自分の身を守り、幸せをつくることにつながります。
忙しくすぎる東京の中で、まったく別の人生を生きている「隠居」さんの生活を覗き込むことで、新しい生きかたを発見できるかもしれません。
またphaさんと違い、大原さんはネットをあまり使いません。
ネットがあまり得意でない方はこちらのライフスタイルの方が参考になると思います。
気になるその隠居生活。
是非、買って読んでみてください!
④続20代で隠居『年収90万円で東京ハッピーライフ』
大原さんの2冊目です。
『20代で隠居』がノウハウ本だとするとこちらはコラム的な感じが強い内容ですね。
大原さんの青春時代も振り返りながら、どうして隠居生活に至ったのか綴ってあります。
これを読むと、実は隠居は結果論だったということがわかります。
初めから働かないつもりでいたわけではなく、バックパッカーや契約社員などを経てたどり着いたカタチでした。
ですから、今後も変化する可能性があると言います。
何かにとらわれることなく、自由で自分の頭でしっかり考える姿勢はマネしたいですね。
軽妙な文体でとても楽しく読めるので、『20代で隠居』にハマった方はぜひ読んでみて下さい!
⑤資産があればやってみたい『年収100万円の豊かな節約生活術』
プータロー暦20年!
山崎さんの楽しい節約生活が書かれた本です。
最近聞かなくなりましたが「下流老人」って貧困層に値する高齢者のことですよね?
貧困層ってたしか年収200万円以下です。
いやいや、山崎さんは年収100円以下ですよ!
さらに「豊か」っていうんだから驚きです。
いったいどんな節約術なんでしょうか?
phaさんや大原さんにも共通してるんですが、節約生活で一番重要なのが料理ですね。
料理をいかに「楽しく、安く」するかが非常に重要。
ハーブ栽培や多様な香辛料を揃えるなどの「初期投資」が長い目で見たときの節約に役立つそうな。
山崎さんは料理が趣味らしく、友人を呼んでホームパーティが日夜開催され、ずっと家にいるはずなのに友達がとぎれないまさに「豊かな」生活を送っています。
個人的に新鮮に思ってしまった節約術は「ポイント」ですね。
特に楽天カードでためられる楽天ポイントが紹介されています。
節約のプロが使っているので「貯まりやすさナンバーワン!」なんてCMで言ってるのもホントなんだなと(笑)
ただ山崎さんは親が残してくれたマンションの家賃収入があるそうです。
それでまったく働かないで済むんですね。
そうは言っても、その家賃収入も年に100万円だけ。(最終的には売ってしまいます)
積極的下流老人である山崎さんの生き方を覗いてみて下さい。
⑥つまりホームレス『TOKYO0円ハウス0円生活』
もう行きつくところまで来ました!ホームレス!
『TOKYO0円ハウス0円生活』はアーティストの坂口恭平さんが「ホームレスになる方法」を書いた世にも珍しい本と言ってよいでしょう。
日本社会においてかなりアウトローなポジショニングであるホームレス。
でも、だいぶイメージと違いました。
失敗や不運に見舞われ、心が折れて泣く泣く社会からこぼれ落ちた…。
ホームレスにはそんな印象もってました。
本書に出てくるホームレスの鈴木さんは全然違ったんです。
この本を読んだあと思ったのは「ホームレスとは創る人なんだなぁ」ってことです。
すごく創造的なんですよね。(少なくとも鈴木さんは)
ひょんなことから、ホームレスになった鈴木さんは物を自ら作ったり、分け与えたり、交換するホームレスのコミュニティにハマッたんですって!
嫌々なったわけじゃない。
性に合ってたんですね(笑)
そして、創る人の究極の作品が「0円ハウス」というわけです。
とてもクリエイティビティの詰まったものだと感じました。
どうやって「O円ハウス」がなりたっているか本書では詳しく解説しています。
バッテリーの調達方法。
すぐに取り壊し、持ち運び可能な家の構造。
そもそも立てる場所はどこが良いか…。
様々な生存戦略が披露されています。
それは今ある生活が当たり前になってしまった現代人がなくしてしまったもののように感じます。
ただ生きるだけでは人はなかなか充実感をえられません。
「生きる」だけでなく、その「生きる」を「活かす」方法が必要なのです。
「生を活きる」と書いて生活。
鈴木さんはその生活を全て自分の手で作ることによってまさに「生きる」ことに成功しています。
ホームレスだけに極端な例かもしれません。
しかし、鈴木さんのようなクリエイティブさを自らの生活に少しでも取り入れることによって生活を取り戻せるかもしれません。
⑦つまり山でホームレス『Bライフの愉しみ 自作の小屋で暮らそう』
phaさんも大原さんも山崎さんも鈴木さんも都会でニート的なライフスタイルを送っていました。
そろそろ都会を出てみましょう!
この本はタイトル通り自分で小屋を作り、そこで住む話です。
筆者の高村さん曰くそのライフスタイルを「Bライフ」というらしい。
Bライフとはその定義もざっくりしています。
高村さん曰く、
Bライフとは、安い土地でも買って適当に小屋でも建てて住んじゃおうという、言ってしまえばそれだけのライフスタイルだ。
とのこと。
でもこれだけ聞くと何かメリット・デメリットなのかはっきりしない。
さらに補足すると、
「そこ」に帰ってくれば最低限の生活が保証されている、でも最低限だから維持費なんてて全然かからない、そんな自分だけの安全地帯を、低予算で、しかも完全独力で構築する。
この「最低限」というところがミソで「Bライフ」の「B」とは「Basic=必要最低限」という意味。
最低限だからお金があんまりかからない。
そうなると時間ができ、つまるところ人生に「余白」ができます。
その「余白」をどう使うかは個々人の自由。
ちなみに高村さんは「好きな時に寝ること」に使っているようです(笑)
では、具体的に筆者がどのような生活をしているかちょっとだけ見てみましょう。
しっかりBライフにおける毎月の生活費も書かれています。
- 食費 10000円
- ガソリン 200円
- カセットガス 500円
- 灯油 0円~1500円
- 電気・上下水道 0円
- 通信費 1000円~(通話料次第)
- インターネット 5000円
- 銭湯 230円×4.5回=1000円
- 雑費・消耗品 1000円
- 年金 0円(全額免除)
- 健康保険 1500円(7割免除)
- 所得税、市民税 0円
- 固定資産税 0円
- 計 約20000円
計20000円!?
脅威!
「そんなはずねぇよ~」と思われる方が大半だと思いますが、ちゃんとそうやって生活している様子が本書で描かれています。
年間24万円あればOKだから、極端な話「2ヵ月働いて、あと10か月寝る」というのも可。
もちろん「余白」を使って働くのもOKです。
ちなみにBライフの最高年収は163万円だそうです。
コレはフリーランスとして仕事をして、その事業所得を青色申告します。
そしてアルバイトした給与所得には給与所得控除が適用されることを利用した場合です。
式にするとこんな感じ。
(事業所得-青色申告特別控除(65万円)ー経費)+(給与所得-給与所得控除(65万円))=税がかけられる所得
※地域によって税率には差異があります。
税率がかけられる所得は33万円となり、Bライフが維持できるという計算です。
仮に年収163万円稼いで毎月の生活費が2万円だとすると年間の可処分所得は139万円。
つまり毎月の自由に使えるお金が11万5千円くらい!
これは一般的なサラリーマンの毎月のおこづかいの3倍ほどの額です。
(2015年で3万8000円ぐらいらしい)
なんか残酷!(笑)
もちろん、生活レベルも違うし家族の有無もありますが。
事実としてこうゆう現状があると、結婚したくない人が増えてもしょうがない気がするなぁ…。
さらにさらに、筆者がこの生活を始めるにあたって必要だった初期費用は、
- 土地代 68万円
- 小屋代 10万円
だったそうです!
ヤバイwww
今すぐできそう!
余談ですが、昨日テレビを見ていたら「宗教法人の貧困ビジネス!」ってニュースをやってたんです。
貧困者むけの保護施設を宗教法人が運営しているのですが、入居者は三畳のボロアパートに4万8000円も払わされ、食費やらなんやらで全部で毎月10万円払わされる。
そしてそのお金は入居者の生活保護費13万円から支払われる…。
もうね、その施設にこの本を寄付したくなりました。
別に貧乏が不幸だとも思いません。
でも雇用促進や労働支援といったこの社会で「戦う知識」だけでなく、Bライフのような「逃げる知識」も生きるための武器になると思うんです。
ってか戦えない人が貧困になるわけだし!
この本の中でぼくが一番心にのこった言葉がコレです。
屋根と壁さえあれば暖かく寝られるのに、日本では現代技術の粋を集めた超高級家屋しか売っておらず、それらを買うために借金によって最悪の場合おちおち寝ていられなる。
たしかに!www
寝床を確保するための家なのに、そのせいで眠れなくなるなんて皮肉ですよね。
悪い冗談のように思えます。
みんながみんなBライフにトライできるとは思いません。
ですが知識として「最低限」を知っておくことはとても豊かなことだと思います。
みなさん大人になってから「ヒマだな~…」って思ったことありますか?
ぼく、最近思うんですが「ヒマに耐え切れなくなって何かを始める瞬間」が何より一番楽しいって。
ホラ、子どもの頃ってヒマだったじゃないですか?
だからこそ物事に一心不乱に夢中になれたと思うんです。
0から1になる瞬間が一番楽しい。
だとすれば0を知らなければいけません。
ぼくらは大人になるにつれて、世の中が便利になるにつれて0を忘れていったように思います。
そしてそれが当たり前になった。
『Bライフの愉しみ 自作の小屋で暮らそう』は0を教えてくれる良書です。
この本を読みながら自分がBライフを経て、0から自分にとってホントに必要な物事を積み重ねていく想像をしてみて下さい。
とってもワクワクすると思いますよ!
⑧元祖自由なライフスタイル『半農半X』
ニートに隠居にホームレスに小屋暮らし!
「なんだか極端だな~」と思いましたか?
そんな人のために以下はより再現性が高いライフスタイルを紹介します。
『半農半x』は10年以上前から提唱されている生き方で、「農業をやって食うに困らない状態を作り(半農)、余裕ができた時間を使って好きなことをやろう(半x)」という生き方です。
結局、ちゃんと食べてちゃんと寝ることができれば人間そうそう死なないですよね(笑)
食い扶持を農業で確保して、自分の個性(x)を発揮するという極めて合理的な生き方だと思います。
農を営むにはそれなりに田舎である人があります。
そうなるとXも限られてくると思いきや、今はインターネットがあります。
ネットを通じて勉強したり、情報を発信したり、作品を発表したりすることが誰でも容易になってきました。
ネットをプラスすることで「半農半x」がさらに後押しされると思います。
田舎暮らしというテーマで読んでもおもしろいので移住に興味がある人にもおすすめしたいですね。
⑨年収300万円で幸せになれる『プア充』
「プア充」とは「リア充」をもじった、お金をそれほど必要とせずに幸せになろうとする考え方です。
具体的には「年収300万円が一番幸せ説」を唱えます。
自分の生活の消費を見直し、働くための消費を控えるようすすめています。
なんか僕も心当たりありますね。
「バイトを乗り切るためにバイトで稼いだお金で栄養ドリンクを買う」とか…。
こんなこと↑やっていたら一生幸せになれない気がします。
ある種の搾取じゃないでしょうか。
僕がこの本を読んで思ったのは、そうしたジリ貧の消費から脱却して投資にお金を使うのがイイ、ということです。
「生活のために」と言い訳してアルバイトをがんばりすぎちゃうバンドマンっていると思うんですよ。
でもそれは結局、刹那的なもので未来を売ってわずかばかりの安心を買っただけでです。
考えてみると楽しくもない仕事を週5で8時間やってマトモな社会人のフリをしても実際はなにも進んでいないですよね。
むしろ真綿でクビをしめるようにじわじわと不幸になっていってるような気がします。
バンドマンみたいに好きなことをやって生きていきたい人も「年収300万円」を目指すのはおもしろいと思います。
サラリーマンの平均年収は年々減少傾向にありますが、年収300万円だったら多くの人が目指せるレベル。
故に『プア充実』は今すぐ参考になる内容だと思います。
都会でそれなりに働きながら、それなりにお金も持っている。
でもなんか幸せじゃない!
そんな迷える子羊さんにおすすめの本です(笑)
⑩これなら働きたいと思えた『ダウンシフターズ』
週休に3日、池袋でバーを営みながら、新しい生きかたを提唱する高坂勝さんの著書です。
基本的な主張はこれまで紹介してきた本と似ていて「あくせす働く必要はない!」ということ。
ユニークなのは高坂さんが個人事業主で飲食店を営んでいること。
池袋の「たまにはTSUKIでも眺めましょ」というオーガニックバーを営んでいます。
東京でイチ経営者になるわけですから、上昇志向がないとやっていけないのでは?と思いますが、高坂さんはまったくの逆!
極力働かない、利益を出しすぎない経営を貫いて、それでも黒字でちゃんと生活ができているのです。
そのユニークな経営の話も出てくるので同じように自分のお店をもってマイペースに生きていきたい人におすすめです。
⑪ワクワクしてオシャレな『アイム・ミニマリスト』
アイム・ミニマリストはこれまでと違って「働き方」ではなく「住み方」をテーマにした本です。
もちろん、住み方が変われば働き方も変わってくるわけですが、あくまで住み方を重視して生き方を紡いでいきます。
中でもぼくが感動したのは1人で家を建てたという本山早穂さん。
こんなかわいい家を1人で作っちゃたんですって!
すごい!
Bライフのグレードアップ版という感じでしょうか。
他にも都会で家を持たない生活をしている人や、長野でトレーラーハウスに住む人などそれぞれのライフスタイルがオシャレにまとめてあってワクワクします!
装丁もオシャレなので雑貨として持っていても良い本ですね(笑)
⑫やりたい仕事を作る方法『ナリワイをつくる』
ナリワイとは「個人で元手が少なく多少の特訓ではじめられて、やればやるほど頭と体が鍛えられて技が身につき、ついでに仲間が増える仕事のこと」だそうです。
なんだか夢のようですが、読み進めるとなるほどと納得感があります。
最近は副業も解禁される傾向で、様々な仕事を組み合わせる「複業」が注目されています。
ナリワイもまさにその文脈で語ることができる概念で、この本は複業指南本として読むと多くの人にとって参考になりそうですね。
著者の伊藤洋志さんによる実践的な内容で、仕事を0から想像するヒントが詰まっています。
人に雇われずに生きる働き方や、自分の好きなことでお金を稼いでみたい人は読んでみて下さい!
⑬phaさんと伊藤さんの共著『フルサトをつくる』
こちらはなんと、phaさんと伊藤洋志さんの共著です!
ニートとナリワイ活動家がコラボしたのは、家族をベースにした元来の故郷ではない、新しい概念「ゆるいつながり」をベースにしたシェアハウスづくりのレポートです。
主軸となる提案は「複数の家を複数人で使う方法」です。
本書では「イエ」の概念の変容を紐解きながら、実際に田舎にシェアハウスを一からつくる様がリアルレポートされています。
最終的なそんなシェアハウスを全国に広げ、自らのセーフティネットとして活用しようというところまで話は及びます。
血縁といった強固なつながりばかりに頼るのではなく、自ら切り開いた人間関係をベースに人生をデザインしていく。
全国にそんな輪を広げて、たくさんの「イエ」を持つ。
ないかとても自由な感じがして、僕は憧れました。
田舎も都会も良い部分と悪い部分がありますよね。
フルサトはどちらに偏るわけではなく、どちらも行き来してみようという話です。
都会で頑張っていても田舎に「帰れば食うに困らない場所」があれば、安心できそうですよね。
そして、現代は空き家が年々増加し、かつ自動運転など交通の便がもっと良くなっていくフェーズです。
今後は二拠点生活を営む人がどんどん増えていくと思いますね。
そうなるとフルサトの再現性も高まります。
古いようで、新しいこの生き方はとても刺激的です!
ニートになりたい?その方法をまとめました
これらを本に学び、影響を受けてぼくもニートみたいな(なるべく)働かない生き方をしています。
詳細はこちら「働かない生き方ガイド」という関連記事に書きました。
ニートになりたい方は読んでみて下さい。
関連記事「働かない生き方」完全ガイド。働いてないぼくの生活を伝授します