LUNA SEAがこんな取り組みをしたそうです。

いや~、素晴らしいと思いますね!

 

チャンス

エコカーの水素電池の電力でライブ!

2017年5月に行われたLUNA SEAの日本武道館公演では環境問題にも関心が深いSUGIZO(G)が、世界初の試みとして楽器電源に燃料電池自動車を用いて話題となった。Xmasのさいたま公演では、さらにエネルギー政策とエンターテイメントの在り方を追求するステップとして、メンバー5人全員の楽器機材電源を燃料電池自動車から直接供給することにチャレンジする。 これはエコなだけでなく、質の高い電気を使用することによって、より厚みのあるクリーンな音像が得られるというもの。そんな試みの中で開催されるライヴは、12月20日リリースの最新アルバム『LUV』発売直後に行われるとあって、『LUV』からの新曲が何曲披露されるかにも注目が集まるところだ。

東日本大震災と原発事故以来、エネルギーに関する関心は高まっています。
音楽業界でもLUNA SEAのこの試みや、シアターブルックのソーラー武道館など、エコな電気で音楽を奏でようという試みが広がっています。
これってとっても素晴らしい試みだと思うんですよね。

環境にやさしい!

まず、何よりも環境に良いっていうのがありますよね。
震災の時に、節電ムーブメントが起きましたが、ぼくらミュージシャンは心のどこかで「今、音楽に電気を使って良いのだろうか…」と思っていました。
結局、「部屋で1人でいるよりみんなで集まるライブハウスの方が省エネ!」というリクツで落ち着きましたが、何より電気ありきのぼくたちロックバンド。
エネルギーと音楽の命題については考えていかないといけません。
LUNA SEAみたいな大御所バンドがこういった取り組みをすると「これからも思いっきり音楽できるんだ」と少しホッとする気持ちがありますね。

音が良くなる!

また「音が良くなる」なんて話もあります。
これはまたしっかり検証されてはいないと思うのですが、電気とは発電所から電線を伝ってくるまでにパワーダウンしているのだとか。
電源とアンプの距離が近ければ、それだけパワーの強い"生"の電気が供給できるらしいです。
だとすれば、クオリティを高めるという意味でも関心を集めるでしょうから、ますますエコなライブは広まっていきそうです。

宣伝効果がある!

で、決してそれだけで終わっていないのが、この「水素ライブ」のなお素晴らしいところだと思うんですよ!
恥ずかしながら、ぼくがこのニュースを知ったのが、深夜テレビの経済ニュースでした。
経済ニュースに取り上げられるバンドがいくつ日本にいるでしょうか!?
深夜のニュースを見ている層ってきっと30代~の男性が多いのですよね。
それって青春時代にLUNA SEAを聞いてた世代だし、少なくとも名前は知ってるという人が多いはず。
計算したのかは不明ですが、自分たちのドンピシャのターゲットにニュースを届けられたわけです。
エコは大事。
大賛成です。
でも、その取り組みを続けていくためは大人の都合をクリアしなければいけない。
社会を良い方向に導きながら、ちゃんとビジネスとして成立してく。
今回のLUNA SEAの水素ライブはそんなCOOLな取り組みだったと思います。

LUNA SEAは今後も活躍しそう!

このニュースをみて、ぼくは「あ~、LUNA SEAは今後も安泰だな」と思いました。
こういった取り組みって、メンバーのアツい志はもちろん、良いスタッフに恵まれていないと絶対にできないと思うんですよ。
バンドって絶対周りのサポートがないと続かないと思うんです。
特にLUNA SEAみたいなビックなバンドになればなおさら。
  • 社会的に意義があって
  • マーケティングになり
  • ブランディングなり
  • さらに良い音でライブが楽しめる!?
っと、お手本のような三方良しの企画。
実行したスタッフに拍手!
きっとぼくらプライベーターのミュージシャンにもこういった視点が必要です。
特にクラウドファンディングなどを利用する際には「三方良し」になるプロジェクトの方が成功しやすい気がします。
ぜひ参考にしてみて下さい!

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