感覚ピエロというバンドをご存知ですか?

メジャーやインディーズのレーベルに所属せず、バンドマン自身が運営のほとんどを担うスタイルで活動しているバンドです。

 

いわば個人事業でありながらも、テレビドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌に起用されるなど人気・実力と共にすばらしいバンドなんです。

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そんな感覚ピエロがこのたび法人を立ち上げ、さらになんとあのエイベックスから出資を受けます!

 

自主レーベルを法人化!

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エイベックス・ベンチャーズ株式会社は、ロックバンド「感覚ピエロ」のギタリストであり、自主レーベル&マネジメントJIJI / JIJI RECORDS代表を務める秋月琢登氏が今般設立する株式会社JIJIに対して出資し、事業を支援して行くことになりましたのでお知らせいたします。

株式会社JIJIは感覚ピエロを筆頭に、次世代のアーティスト、クリエイター、タレント等の創出を行っていきます。

また、当社グループにおいて、音楽事業・マネジメントエージェント事業・ライヴ事業・プロモーション全般等を担い、エンタテインメントビジネスに新たな潮流を起こしてまいります。

なお、当社では、グループの新たな成長基盤を築くべく、エンタテインメント関連の有望なテクノロジー企業にも積極的に出資を行ってまいります。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000002323.html

バンドがインディー⇒メジャーと所属する会社を大きくしていくのが、これまでのロックバンドのサクセスストーリーでした。

 

しかし感覚ピエロは自らが会社となり、メジャーレーベルから出資を受けるというカタチ。

これは言うなれば「間接的メジャーデビュー」のような新しい展開ですね。

 

時代はレーベル型からプロジェクト型へ

何年か前から言われていることがですが、音楽業界はレーベル型からプロジェクト型へと移行していきます。

レーベル型とはアーティストが会社に雇用されるようなイメージ。

 

かつてのメジャーデビューがそれですね。

対してプロジェクト型とはアーティストが中心となって主体的に関わる人たちを選んでいくスタイルです。

 

今回の感覚ピエロの法人化はレーベル型からプロジェクト型への移行期におきたエポックメイキングな出来事に思えます。

もちろん出資を受けている株式会社である以上は利益を求められますが、メジャーレーベルの一兵卒として雇用されるアーティストのそれよりは、自由に活動方針を決定できる裁量があろうことは容易に想像できます。

 

今後ますますこのような選択をするアーティストは増えていくでしょう。

奇しくも社会全体がプロジェクト型へと移行していっています。

 

終身雇用・年功序列が崩壊し、1つの会社が社員の一生を面倒を見るのが難しくなっています。

ぼくたちは会社に依存せず、時には転職や独立といった道も軽やかにに選んでいく必要があるんです。

 

音楽活動をするアーティストも例外ではないということでしょう。

メジャーと言う大企業に就職して一生を終えることができるミュージシャンとはあまりに一握りの存在です。

 

現代は感覚ピエロのように主体性をもって音楽活動をしていくことがプロとしてミュージシャンを続けていくために必要な要素として求められています。

実際に独立して活動するミュージシャンはどんどん増えていますね。

これはミュージシャンにとって喜ばしい現状だと思います。

プロの定義が広がり、様々なやり方で音楽を続けていく道を模索することができるからです。

 

等身大の音楽活動が見つかればそれは幸せな人生である、と言えるのではないでしょうか?

今、音楽活動をされている方や将来アーティストを目指す方はぜひ感覚ピエロやその他独立して活動するアーティストの存在を知っておいてください。

 

きっと自分の音楽活動のヒントになることが見つけられると思いますよ!

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