ぼくは10年ぐらいバンド活動をやってきたのですが、バンド仲間の中には途中で趣味として人も多くいました。
ですが、その「趣味」がなかなか続かないんですよね…!
バンド活動は趣味だとかプロだとかといった枠組みを超えて楽しくて大切なものだとぼくは思っています。
そこでこの記事では「社会人が趣味としてバンド活動を続けるコツ」を考えてみたいと思います。
連絡を効率化しよう
まずはメンバー間のコミュニケーションを徹底的に効率化するのをおすすめします。
今日び、誰でもLINEを使っていると思います。
もちろんバンドのLINEグループを作るだけではなく、LINEスケジュールを使って予定調整をサクッと終わらせたり、LINE PAYを使って集金をラクにするのも良いかもしれません。
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またリハーサルスタジオで録音した練習音源を共有するのにはDropboxが便利です。
オンラインストレージはGoogle DriveとかAmazon Driveとか色々あるのですが、ひとつのアカウントをキャリアの違う複数のスマホで共有する時はDropboxがおすすめですよ。
スマホに接続できるちょっと良いマイクを買って録音⇒Dropboxで即共有がスマートです。
今は色んな便利ツールがあるので事務作業を極力効率化しましょう。
が!
しっかりヒザを付き合わせて話すべきことはちゃんと会って話した方が良いです。
オンライン上のコミュニケーションだけだとコンセンサスがとれていたと思ったら全然とれてなかった!なんてことはよくあります。
- ライブ出演の可否
- 目標の共有
など重要な事柄の相談はちゃんとミーティングして決めて下さいね。
時間やお金がないのはあなたが「消費的な行動」をするから
こういっちゃなんですが、バンド活動ってめんどうなことも多いですよね(笑)
集団行動ですから他人の時間に合わせないといけないしお金もかかる!
自分の生活をしっかり管理しなければバンド活動を生涯続けていくのはとても難しい。
と、いうのがぼくのウソ偽りない実感です。
そこでおすすめしたいのが消費的な行動をやめることです。
「消費者」としてのふるまいを少なくしましょう。
それは何も節約しろ!ということだけでなく、ダラダラとYouTubeを見るその時間を減らせということです。
たいして好きでもないスマホゲームの課金沼にハマっていませんか?
競馬、パチンコ、タバコなどのギャンブルも消費的な行動です。
一時的な快楽は得られるにせよ、何も自分の身になるものは残せません。
まずはズバっとそういった行動をやめます。
すると不思議と音楽をする時間もお金も生まれてきますよ。
バンド活動は生産的な趣味です。
自分の作品は資産ですし、コミュニティ運営やビジネスを学ぶこともできます。
単にモノを見る側から作る側に立つ。
クリエイターとしての習慣を持つだけでバンド活動はグッと続けやすくなると思います。
スタジオ練習は土日の午前中がおすすめ
多くのスタジオでは午前中限定で安いパック料金を提供しています。
都内で大手のサウンドスタジオNOAHだと、6:00~9:00の間に2時間利用で30%オフというモーニングパックがあります。
まぁ、コレはちょっと早すぎですが(笑)
ぜひお近くのスタジオのパック割引を調べてみて下さい。
ちなみにぼくの近所のリハーサルスタジオは日中3時間3600円というパックがあります。
やっぱり仕事しながらですから、深夜の練習はツラいですよね…。
特に家庭をもっている方だとそうそう遅くに帰るのは忍びないはずw
土曜日の午前中だったら練習が終わってもまだたっぷり時間があるし、そこから家族サービスすることもできるでしょう。
休日に二度寝して昼に起きちゃうと、なんか「もったいない!」って思いませんか?
自分一人の趣味だとついついダラけてしまいますが、メンバーに迷惑がかかると思うと早起きもできるはずw
結果的に充実した休日をつくる手助けになると思いますよ。
音源を発表(発売)してみよう
趣味とは言え目標がないとダラけてしまいますよね?
色んな目標の立て方があると思いますが、個人的におすすめなのがレコーディングして音源を発表することです。
やっぱりオリジナル曲があると全然楽しさが違うし、複数人でアイディアを出すバンドならではの曲作りはとても楽しいモノです。
そして言わずもがなですが、今は音源を簡単に発表することができます。
YouTubeはもとより、音楽ストリーミングサービスにも無料で配信出来てしまう時代です。
自分たちの音楽がいつのまにか世界で聞かれている…。
まさかまさかピコ太郎みたいに大ヒットするかも!?
アマチュアでもそんな夢はみたって良いでしょう(笑)
簡単に夢が見れる今の時代ですから、ぜひ音源を作ってみてほしいと思います。
レコーディングに関してはこちらの記事をどうぞ。
オーディオストックでバンド活動費を稼いでみよう
音源ができたら試してみてほしいことがもう一つあります。
それはオーディオストックというサービスです。
オーディオストックは自分の音楽の使用権を販売できるサービス。
音楽ファンに聞いてもらう用で販売するわけでなく、企業や個人のクリエイターが映画やCMに二次利用するために購入します。
歌モノ楽曲だったら、一度の販売で1200円ほどの収益を受け取れますよ。
(実績によって収益があがります)
コレつまり、一回買い切り型の印税ビジネスに挑戦できるというワケです。
今までは著作の二次利用で印税を受け取るためにはJASRACに登録する必要がありました。
個人がJASRACに楽曲を登録するのはちょっとハードルが高かいので音楽プロダクションに所属しているプロだけが印税ビジネスができるイメージでしたよね。
オーディオストックの登場で誰でもその印税ビジネスに挑戦することができるようになったわけです。
初回登録料や月会費などはなく、登録するだけならタダなのでアーティスト的にはノーリスク。
お金を使うだけだった音楽でお金を稼げたら…。
パートナーも喜ぶのではないでしょうか?(笑)
コレが前述した「生産的な趣味」をもつことの利点でもあります。
バンド活動をテコにして消費してお金と時間を擦り減らす人生から、生産的な人生へと舵を切りましょう。
まとめ:バンド活動は最高の「サードプレイス」
近年は仕事よりプライベートを重視している人が増えていると言います。
いわゆる終身雇用や年功序列の崩壊により、ひとつの企業と一生を添い遂げるという意識は過去のものになりました。
副業の解禁がはじまるなかで、ますます「余暇」の過ごし方が人生に及ぼす影響が大きくなっています。
そんな時代でぼくはバンド活動をおすすめしたい。
職場でも家庭でもない第三の場所を「サードプレイス」と言います。(そのままですねw)
バンド活動は音楽好きにとってのサードプレイスとしては最適だと思っています。
これまで説明した通り、バンド活動は趣味としてもマジメにやれば、
- 学びになる
- 生産的になれる
- お金になる
- 仲間が増える
- なにより楽しい!
といったメリットがあります。
ぜひバンド活動をあなたにとっての最高のサードプレイスにして下さい!