バンドマンのみならず、自分たちのオリジナルグッズを作りたい時に強い味方になるのが受注生産型のグッズ製作サービスです。

受注生産ですから、自ら在庫を持つ必要がなく、初期費用も必要ありません。

リスクなくグッズを作れるので、

 

「コレ売れるかな…!?」

 

という商品も気軽に販売できるのが魅力ですよね。

主な受注生産型のサービスとして、

 

  1. Canvath
  2. Suzuri
  3. pixiv factory

 

の3つがあります。

 

この記事ではその受注生産型の業者3つを比較して、あなたにピッタリのサービスを案内します!

 

まずは作れるグッズの種類から確認していきましょう!

 

チャンス

作れるグッズの種類を比較してみよう

特に需要のありそうな定番アイテムを独断で選んで、取り扱いがあるかを表にしてみました!

 

Cnavath Suzuri Pixiv Factory
①Tシャツ
②スマホケース
③マグカップ
④パーカー ×
⑤ノート × ×
⑥ハンカチ(ハンドタオル) ×
⑦缶バッチ ×
⑧ステッカー ×
⑨トートバック
⑩パスケース ×
その他 スマホリング、モバイルバッテリー等 ブランケット等 マウスパッド、屏風など
25種類 17種類 47種類

 

ご覧の通り、種類数ナンバーワンだったのはpixiv factory!

細かいところで言うと、バッチはアクリルバッチ、缶バッチ、ピンバッチの3種類から作れ、マスキングテープや抱き枕など同人創作の世界で人気のアイテムや、屏風(びょうぶ)などナナメ上のアイテムもありました(笑)

合計47種類というぶっちぎりの点数です。

 

Canvathは25種類の取り扱いがあります。

一見して定番アイテムが少ないようですが、メンズTシャツでUネックとVネックの2種類を扱っているのはCanvathだけでした。

また、スマホケースも6種類と定番アイテムのディテールが細かいのが特徴ですね。

 

Suzuriは一番種類が少なかったですが、定番アイテムはしっかりそろっています

缶バッチとステッカーも作れるため、ロックバンドのグッズ作りには必要十分かもしれません。




儲かるのはどれ?原価を比較してみよう

続いて、原価を比べてみましょう!

共通に取り扱いのある4つのアイテムの原価を表にしてみました。

 

Canvath Suzuri pixiv factory
Tシャツ※1 2000円 2080円 900円
スマホケース※2 900円 2000円 1800円
マグカップ 1600円 1390円 1510円
トートバッグ 1500円 1730円 1500円(S900円)

※1 最も安価なメンズ白無地Tシャツの場合(pixiv factoryのみシルクスクリーン)

※2 最安値のシンプルなプラケースの場合

 

原価とサービスを見ると、Canvathとpixiv factoryがお得のようです。

Canvathとpixiv fatoryは送料込みでこの原価です。

 

またCanvathはスマホケースの原価が群を抜いて安いので、どちらかというとCanvathの方がお得といった感じでしょうか?

pixiv factoryも多く発注すれば割引になる「ロット割引」もあり、甲乙つけがたいですね。

 

とは言え、Canvathとpixiv fatoryの場合は出品しているウェブショップの販売手数料が引かれてます。

両方と連携できるBASEの手数料は3.6%+40円。

さらにサービス利用料が3%かかります。

pixiv factoryと連携できるboothの手数料は3.6%です。

 

他にも、Amazonやminneなど有名ショップに出品それは相応の手数料がかかりますよ。

Suzuriはウェブショップ一体型なので販売手数料はありません。

その代わりに別途送料がかかります。




【シミュレーション】3000円のTシャツが1枚売れて、1番利益があるのは?

ここで、それぞれのサービスを使って3000円のTシャツを販売した場合の利益率を比べてみましょう。

それぞれ、

  1. Canvathで作ってBASE で販売した場合
  2. Suzuriで作って販売した場合
  3. pixv factoryで作ってboothで販売した場合

で比べてみます。

 

まずは、

3000円のTシャツをCanvathで作ってBASEで販売した場合の利益

BASE の手数料は販売手数料とサービス料の2つです。

  • 販売手数料:3000円(売価)×3.6%+40円=148円
  • サービス料:3000円(売価)×3%=90円

になります。

 

よって利益は、

3000円(売価)ー2000円(原価(送料込み))ー148円(販売手数料)ー90円(サービス料)=762円

となりました。

 

3000円のTシャツをSuzuriで作って販売した場合の利益

Suzuriの場合は原価と送料が別になります。

送料は通常発送だと500円。

クロネコDM便だと164円になります。

ここでは通常発送で計算してみましょう。

 

よって利益は、

3000円(売価)ー2080円(原価)ー500円(送料)=420円

となります。

 

3000円のTシャツをpixiv factoryで作ってboothで販売した場合の利益

boothの販売手数料は3.6%ですので、

3000円(売価)×3.6%=108円になります。

 

よって利益は

3000円(売価)-2000円(原価)ー108円(販売手数料)=892円

となります。

 

結果、

Canvath Suzuri pixiv factory
利益 762円 420円 892円

 

と、なりTシャツが一枚売れたときの利益はpixivfactory+boothのパターンが一番利益率が良いです。

 

こう見ると原価に送料が入っていないSuzuriが損に感じますよね?

ですが、原価に送料が入っているということは、一度に大量に購入してもらった場合はSuzuriの場合の方が利益が出る場合もあるということです。

 

例えば、1人のお客様が一度にTシャツを5枚買ってくれたとすると、

Suzuri⇒15000円(売り上げ)ー10400円(5つ分の原価)ー500円(送料)=4100円

Canvath+BASE⇒15000円(売り上げ)ー10000(5つ分の原価)ー580円(販売手数料)ー450円(サービス料)=3970円

となります。

(まぁ、なかなかないパターンかもしれませんw)

 

他にも、Suzuriはウェブショップ一体型なので、受注発送の手間が簡単でわかりやすいというメリットもありますね。

【総合評価】あなたにおすすめのサービスはコレ!

それでは3社の特徴を読み解いたので、それぞれどのような人におすすめかを案内したいと思います!

Canvathはガッツリ売りたい人向け!

Canvathは、

  • ディテールが細かくクオリティが高い
  • スマホケースの原価が安い
  • 色んなショップに展開できる

といった特徴がありました。

 

スマホケース、Tシャツだけで数種類あり、こだわったグッズを作ることができます。

特にスマホケースの安さは魅力ですよね。

また、BASE だけでなくAmazonやminneなどに販路も広げるのも自由です。

総合的に見てグッズをガッツリ売りたい人には便利なサービスです。

 

イメージで言うと、商品点数を増やしたいハンドメイド作家美しさにこだわったグッズを作りたいフォトグラファーにおすすめですね




Suzuriは初心者向け!

SUZURIは比較すると原価も高めでアイテム数も少なく、送料もかかってしまい、ちょっと見劣りする感じがあったと思います。

ですが、ウェブショップ一体型なので圧倒的に手間がかからないのがメリットです。

 

例えば、以下はBASE とCanvathを使った場合のフローです。

Canvath&BASEのフロー

慣れれば簡単ですが、めんどうに感じる人もいるでしょう。

 

Suzuriだとシンプルですね。

SUZURIの作業フロー

 

色んなサービスを行ったり来たりしなくて良いので、特に「ネットが苦手…」と感じている人にはシンプルなSuzuriはおすすめできます。

 

ここまでの説明で「あぁ、ややこしてメンドクサイ!」と思った方はSuzuriですw

缶バッチやステッカーも作れますから、得てしてネットが苦手なバンドマンにおすすめですね。

pixiv factoryはマニア・クリエイター向け!

pixiv factoryのメリットは何と言っても、圧倒的なアイテム数ですよね。

特にマンガなどを描いて同人活動をしている人は作りたいアイテムが勢ぞろいしています。

大量発注した場合のロット割引も魅力ですし、継続的に活動していて売り上げが見込めるクリエイターが使い倒したいサービスです。

 

なので、クリエイターとしてしっかり稼ぎたいマンガ家やイラストレーターにおすすめです。

 

ウェブショップはBASEがおすすめ!

以上、「受注生産でオリジナルグッズを作れる業者3社の比較」でした!

使いたいサービスは見つかりましたか?

 

ぜひ自分にあったサービスを選んでくださいね!

 

ところでグッズを販売するためのウェブショップ作成サービスなんですが、個人的にはBASEをおすすめしています。

確かにboothの方が手数料は安いのですが、BASE にはその分優れた機能があります。

 

購入者に向けてメルマガを発行できますし、デザインを自由にいじることができたりします。

さらにクーポン発行やブログも書くことができ、本格的なウェブショップがランニングコスト0で作ることができる優秀なサービスです。

 

費用は以下の通り。

スタンダードプラン「月額無料 決済手数料 3.6%~+40円+サービス利用料3%」
(※さらに売上が大きくなった際には月額でお得なグロースプラン「月額5,980円 決済手数料2.9%~」もあります)

 

ショップ開設はこちら↓から5分で完了します。

 

また、BASE Canvathともpixiv factoryとも連携できるのでホントに多くの商品を並べることができますよ!

バンドマン向けにこちらの記事でも詳しく詳しく紹介しています。

関連記事【手数料激安!】ミューシャンはBASEで音楽を売ろう!

 

また、受注生産ではなく、一括買取やハンドメイドでグッズを作りたい方はこちらもご覧ください。

合わせて読みたい人気の物販、バンドグッズランキング!おすすめの製作業者も紹介

 

参考になったらうれしいです。