「はぁ~…練習する気がおきない…」
楽器練習って意外と単純な動作が多いですから、そんな時ありませんか?
でも練習しないとうまくなりませんから頑張りましょうよ!
この記事では楽器練習のモチベーションを上げるワザをご紹介します!
ちょっとしたアイディアがモチベーションアップ・維持に役立ちますよ!
楽器を始めたばかりの初心者の方や、伸び悩んでいる中級者の方は参考にしてみて下さい。
①楽器をいつでも手に取れるところに置いておく
いざ練習をしようと思った時に押し入れからミニアンプを取り出して、ケースからエンヤコラとギターを取り出して…。
準備の作業が多くなると、人はどうしてもおっくうになります。
それを回避するために、例えばギタリストなら部屋にアコギをポンと置いておく。
ドラマーなら練習パッドとスティックを置いておく。
教則本を目につく本棚に置いておく。
「あ…練習したい」と思ったときにすぐに取り掛かれる環境にしておくのが重要です。
そうすることで、練習をはじめる心理的ハードルを下げることができます。
結果的に練習の回数が増えていくと思いますよ。
②目標を低くもつ
誰しも憧れのミュージシャンがいると思います。
もしかして「あの人みたいなプレーヤーになる!」を目標としていませんか?
憧れを持つのは良いんですが、目標がデカすぎると叶うまでに時間がかかりすぎて、たいていはたどり着く前に挫折してしまいます。
そして挫折すると罪悪感や自己嫌悪で二度とやりたくなるんですね。
そこで大切なのが「目標を小さくする」ということです。
例えばどんな目標かというと、「毎日楽器に触る」とかで良いんです。
「え?いくら何でも小さすぎない?」と思うと思います(笑)
でもそれで良いんですよ!
①とも関連しますが「練習を始めたらいつの間にか時間が経っていた」という経験は誰しもありますよね?
なので「楽器に触る」をゴールにしておく。
するとたいていは勝手に練習しだしますw
で、毎日楽器を触ることができたら、「教則本の一ページ目をやる」とまた小さな目標を立てます。
小さな成功を重ねて達成感や満足感を毎日与えてあげましょう。
こうすることでモチベーションが維持されやすくなります。
- 大きな目標をたてて失敗⇒罪悪感、劣等感、自己嫌悪
- 小さな目標をたてて成功⇒満足感、達成感、自己肯定
そうして毎日練習しているうちに徐々に実力がついてきて大きな目標に挑戦できる自分に変化していきます。
ある人は「努力とは髪の毛に似ている。「いつの間に伸びたな~」と気づくもの」と言いました。
実力はすぐには伸びないものと理解して、小さな目標を毎日クリアしていきましょう。
例えばプロのミュージシャンになるためには毎日8時間の練習が必要だとする。
で、プロになろうと思ったら、初日からいきなり8時間練習するのは間違いなんだ。
「毎日8時間練習できる人」になるためにまずは毎日1時間練習できる人になる必要がある。そうやって目標を細分化してコツコツクリアしよう
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2018年2月27日
③小さなご褒美をあげる
さらに効果的なのが「小さな目標に対して、小さなご褒美を上げる」ということです。
みなさんはテレビゲームをやりますか?
ゲームには、
- レベルが上がったら気持ちいい効果音が鳴る
- 適度にクリアしやすい難易度
- ログインボーナス
- プレーヤー同士のランキング
などの小さなご褒美を上げて継続しやすい仕組みを作っています。(その方が制作会社が儲かるからですがw)
これを参考に、目標に対して報酬を設定してみましょう。
「練習が終わったら甘いものを食べる!」
「これを弾いたら飲みに行く!」
とか何でも良いと思いますw
④アウトプットする
ライブが決まっていたらイヤでも練習しちゃいますよね?w
人は他人に成果を発表する場があると否応なしにモチベーションが上がります。
今はネットがあるのでアウトプットするのはさらに簡単です。
- 練習動画をYouTubeにアップする
- 練習日誌をブログにアップする
- ツイッターにその日できた練習内容と時間を投稿する
アウトプットのメリットは、リアクションが貰えてモチベーションがアップすることです。
ツイッターの「いいね!」とか地味にうれしいですよw
さらにアウトプットが良いのは他人に伝えるように加工することで自分の理解も深まるということ。
練習日誌をブログに公開すると、必然的にそれを読んだ人に伝わるように考えながら書くことになります。
すると自分の復習にもなって経験が血肉になるんですよね。
後から読み直すのも容易ですし、努力が目に見える形で積み重なっていくと「小さなご褒美」としても機能します。
アウトプットのツールは数多くありますから、おすすめのメソッドです。
⑤他人を巻き込む。コラボする
漁師さんからモーニングコールをもらえるサービスがあるらしいです。
ただの目覚まし時計だと、相手が機械ですから簡単に無視もできる。
ですが、漁師さんがわざわざ朝の貴重な時間を使って電話してくれると思うと、「起きなきゃ!」となりますよね。
このように他人を巻き込むことで責任感を誘発しモチベーションを上げる方法があります。
(もっとも漁師モーニングコールは「イケボで起こされたい!」という需要がメインですがw)
バンドなんかそうですよね。
メンバーに遅れまいと一生懸命練習すると思います。
個人のアーティストでも、共作(コラボ)の機会をつくることで同じ効果が得られそうです。
単純な練習でも、誰かと目標を共にしたり一緒にがんばることでモチベーションが上がります。
例えば同じ練習でも一人でやるより、音楽教室に通った方が続きやすかったりしますよね。
音楽仲間と一緒に練習をがんばってみましょう!
⑥『BLUE GIANT』を読む
最後に絶対にモチベーションが上がるマンガをご紹介します!
『BLUE GIANT』はご存知ですか?
世界一のジャズプレイヤーを目指す主人公、大(ダイ)の奮闘ストーリーです。
これが、ま~アツい!!!
登場人物が全員ひたむき過ぎるんです!
ダイは高校生の頃から仙台の寒い河原で毎日練習をしています…。
ピアノのユキノリは幼いころからジャズピアニストになるために一直線に頑張ってきました!
個人的に特に感情移入しちゃうのがドラムの玉田です。
元々はダイの友達で、大学進学で上京します。
玉田のワンルームマンションに転がり込んできたダイに感化され、ドラムを練習しだします。
ぼくもドラムをやっていて、始めたのがちょうど玉田と同じ年齢なのでどうしても応援したくなっちゃうんですよ!(笑)
電子ドラムを買って、才能のある2人に追いつこうとコツコツ練習します…。
初ライブでの挫折、それを乗り越えての小さな成功…。
くぅ~!泣ける!
『BLUE GIANT』にはこんなアツい場面がたびたび登場します。
読んでいると、自分もカッー!とアツくなりますよ!
第一部は10巻完結で、ダラダラとマンガ漬けにならないので、その意味でもおすすめです(笑)
特に10巻がねぇ、もうツラすぎる…!!!(続編があって良かった~)
ここまで紹介したモチベーションアップ法も効かないくらいのどん底の方はブルージャイアントをどうぞw
やる気スイッチを無理やり押す特効薬ですよ!
モチベーションは環境作りから!気持ちに頼るのはやめよう
そんなわけで楽器練習のモチベーションを上げる方法をまとめると、
- 楽器をすぐに触れる場所に置く
- 目標を小さくする
- 小さなご褒美を上げる
- アウトプットする
- 他人を巻き込む
- BLUE GIANTを読む
の6つでした!
楽器演奏のモチベーションを上げるために総じて言えるのは、「感情に頼らずに環境を整える」ということです。
人の感情は常に不安定。
グラグラしています。
意外なほど人間の気持ちって弱いんですね。
ですが、楽器演奏が上手くなるためには継続的な練習が欠かせません。
毎日練習するためには頼りない「感情」を利用するよりも、むしろ無感情にオートマティックに練習にむかえる「環境」を整えることです。
感情の振れ幅を小さくし、毎日練習できるようにする。
紹介した方法はそのための具体論でした。
ぜひ普段の生活に取り入れて、プレイヤーとしてパワーアップしてくださいね!
以上、お役に立てたらうれしいです。