昔、アメトーークで「エゴサーチ芸人」なんてやってましたが、なにも最近ではテレビに出る有名人だけがエゴサーチするわけではありません。

 

そう、ぼくらバンドマンだってついエゴサーチしちゃう!

 

でも、人さまからいただいている評判を自分から取りに行くなんて、なんかちょっと怖いじゃないないですか…。

「悪口言われてたらどうしよう!」

そりゃ、いくらバンドマンだってビビりますよ、えぇ。

 

そんなわけで今日は「傷つかないエゴサーチの方法」をご紹介します。

チャンス

エゴサーチとは?ツイッターで自分の名前を検索すること

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まずさっきから言ってますけど「エゴサーチ」とは何ぞや?と。

 

エゴサーチはエゴサなんて略されることがありますけど、ネット上の自分の評判を自ら調べることです。

 

舞台は主にツイッターや2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)ですね。

特にツイッターはリアルタイム性もあるし、ワードの検索も容易です。

 

今、エゴサーチというと、ツイッターが主ではないでしょうか?

エゴサーチで傷つかないための方法

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ではそのツイッターでエゴサーチするわけですが、まぁ怖いですよね?(笑)

 

そこで実際にぼくがやっている「比較的良い評判だけを検索する方法」をシェアしておきます!

 

①名詞検索を避け、URLで検索する

ストレートに「バンド名」で検索する人とが多いと思うのですが、それだと悪評も抽出される可能性が高いと思います。

そこで、名詞をさけURLを検索するんです!

 

例えばこのブログだと「バン活!」というタイトルでエゴサをしたりはしません。(関係ないツイートを検索してしまう可能性もある、ということもあります)

 

そうではなく、「shellbys.com」で検索するんです!

ツイートする側になって考えてみて下さい。

 

わざわざ「このバンドダサくね!?www 一回見てみてよ!https//・・・」なんてツイートするでしょうか???

嫌いだったら、わざわざURLを張り付けて宣伝になるような行為はしませんよね?

 

URLつきのツイートはこと音楽に限って言えば、ポジティブな内容になりがちです。

 

ですから、バンドのYouTube動画のURLやホームページ諸々のURLでエゴサをかけてみて下さい。

これで少し悪評をふるいにかけることができます。

②名詞+ポジティブワードで検索する

次の手はバンド名で検索するのですが、さらにポジティブな言葉も一緒に検索すること。

 

例えば、

「(バンド名) 最高」

「(バンド名) 良かった」

「(曲名) 好き」

などですね。

 

これだったらかなり悪評を目にすることが少なくなるかと思います。

 

ただ「この○○ってバンド。楽曲は好きだけど、ヴォーカルの顔が嫌いだわ」みたいなツイートがあるかもしれないので気を付けて下さいね(笑)

③悪評はソッコーでミュートする

とは言え、悪評や悪口を目にすることもあるでしょう!

そんな時はそのアカウントをソッコーで「ミュート」しちゃいます!

 

ミュートとはミュートしたアカウントのツイートが、タイムラインや検索に現れなくなる機能です。(リプライされたら通知はされます)

似たような機能で「ブロック」がありますが、個人的には「ミュート」推奨です。

 

ブロックは完全に交流が遮断され、相手にも自分がブロックしたこともわかってしまいます。

 

そのことが相手の怒りを買う可能性があり、ますます悪評を広められかも…。

ミュートは相手にバレません。(感づかれる可能性は否定できませんが)

 

しずか~に、嫌な人と距離を置くことができますw

ちなみにバンド名がアルファベットの人は「lang:ja」を付けて検索してみて下さい。

 

例えば、

「hayseeds lang:ja」

といった感じですね。

 

こうすると日本語のアカウントのツイートだけが抽出されますので便利です。

エゴサのメリットとは?

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そんな傷つくリスクがありながら、なんでエゴサするかと言うと、

  1. ファンの意見を参考にしたいから
  2. ファン同士でつながって欲しいから

という理由があると思います。

 

例えばエゴサの中で「あの曲が良かった!」とか「もっとあの曲やってほしい!」などの意見も目にするかもしれません。

人気の曲をもっとセットリストに取り入れたり、思わぬ顧客目線が参考になることもあるかもしれませんね。

 

そして好意的なツイートをリツイートすることで、今度はバンドのアカウントをフォローしている別のファンがそのツイートを目にします。

 

ツイッターの醍醐味は同じ趣味趣向に人とつながれることですから、バンドのタイムラインを起点にファン同士がつながることは素晴らしいことだとぼくは思いますね。

エゴサしないことも大切!

メリット・デメリットが色々あるエゴサですが、個人的には「エゴサしなことの大切さ」も伝えておきたいと思います。

 

まず「ファンの意見をとりいれる」ということは、一見して誠実な態度に見えますが、(程度はあれど)一番やってはいけないことです。

 

素人の感覚を良い意味で裏切るから玄人なわけです。

ですから、素人にプロが合わせてもダメなんですね。(あくまで音楽的な部分ですが)

 

ですから、エゴサして傷つくこともあまり意味がないんです。

 

さらに言うと、褒められていったん自己承認欲求の留飲を下げても、意味がないかもしれません。

そこに現実がついてきてなければ…ね?

 

接客業の世界では、「気に入らなかったお客さんは、ただ黙って去るだけ。大多数のお客さんは良かったも、良くなかったも言わない」と言う格言があります。

 

いわばサンレイントマジョリティと言われる層の存在。

 

その「大多数の無言の人」のことを考えるのがとても大切です。

大丈夫。

 

良い作品を作れば、必ず「黙って去る人」が減って数字が付いてきます。

 

エゴサーチに振り回されて、作品のレベルが下がったり、個性が死ぬようなことはあってはなりません。

 

一部の声の大きい人の意見に左右されるのは滑稽です。

そんな心配がある人は「エゴサしない」という決断も大きな勇気だと思います。

 

とは言え、エゴサには先ほど書いたようなメリットもあります。

 

だから個人的には「好評しか見ない」で良いと思うのです。(よっぽど炎上するような悪いことしたら別ですが)

 

悪評には「勉強になる」「傷つく」というメリット・デメリットがあります。

好評には「モチベーションになる」「油断する」というメリット・デメリットがあります。

 

コレ、不思議なことにネットの世界では悪評のメリットを享受できることってすごく少ないんですね。(そもそも誠実なクレームならツイッターでつぶやいて悪意をふりまこうとせず、メールなどで当事者に直接伝えようとすると思うんだけど、どう?)

 

誠実なアドバイスをくれる人はおそらくリアルな世界で身近にいると思います。

 

さらに言えば、

  • 動画の再生数や
  • ライブの動員数

などの「数字」の方が心無い悪口よりも、(良い意味で)よっぽどバンドに現実を突きつけてくれると思います。

 

ですから、エゴサに振り回される必要はないのです。

そんなわけで、「エゴサーチで傷つかない方法」を考えてみました。

 

何もバンドマンに限らず、飲食店など様々なことが批評の対象になっているのが今の世の中です。

 

この「一億層批評家時代」の中で、自分がどうふるまうべきかは非常に重要なスキルになって来ていると感じます。

参考になったらうれしいです!