「音楽を習いたいけど、個人レッスンとグループレッスンどちらが良いかな!?」
音楽教室に興味がある方はそんな疑問が浮かぶと思います。
そこで、音楽教室に通ったことがある人にズバリ「どっちがおすすめ!?」と聞いてみました!
これから音楽教室に通いたい人は参考にして下さい。
個人レッスン派 24人、グループレッスン派 6人
今回、30人の経験者の方にアンケートを実施しました。
すると、
- 個人レッスン派が24名
- グループレッスン派が6名
という結果に!
個人的にも個人レッスンの方が良いかな~と思っていたら、その通りになりましたね。
では、それぞれおすすめの理由を聞いていきましょう!
個人レッスン派の意見
時間の融通がききやすい
個人レッスンの経験しかないのですが、やはり先生とマンツーマンでじっくり教えていただける点が魅力です。グループレッスンと異なり、レッスン中はプレイヤーは自分だけですから、自然と自宅練習にも力が入ります。
また急用や病気で欠席した場合、グループレッスンだと皆から遅れてしまいますが、個人レッスンなら自分のペースで進んでいきます。
個人レッスンの悩みはアンサンブルの要素がないことですが、私の通っていた音楽教室では発表会の時にグループレッスンの中に入れていただき、アンサンブルを楽しむことができました。やる気があるなら個人レッスンの方が上達は早いと思います。
子供のころはグループレッスンのほうが、様々な内容を勉強できたり、周りの友達から刺激を受けたりできるので、グループレッスンが良いと感じる。
バンドを組んだりするのではなく、趣味程度で個人の楽器であれば、個人レッスンが良い。
また、大人になってからは、自分の練習の仕方、練習時間、レッスン内容、進め方などが複雑になり、様々な状況が出てくるので、その状況に合わせられるほうが、レッスンが進みやすく、身に付きやすいと感じる。
自分のペースで進めていくレッスンでは、レッスン当日の練習状況や体調などに合わせてレッスン内容を調整していくことができるため。
特に大人の音楽教室では、時間の融通がきくかどうかは大きな問題になってきますよね。
グループレッスンの場合、一度レッスンを休むと他の受講者から遅れをとってしまうことがあるようです。
個人レッスンはあなたの専用のカリュキュラムがたてられ、生活リズムにあわせて臨機応変にレッスンを受けることができます。
忙しい社会人には大きなメリットになってきそうです。
上手くなれる!
私は個人レッスンのギター教室に通っていたのですが、やはり個人のほうがいいなと感じました。
その理由は主に2つあります。
1つは楽器の演奏は各々独特の癖や、わからないところがあったりと、個人差が非常に多くあるからです。
ギターを例に出せば、コードの抑え方1つとっても人によって微妙な違いがあります。
グループレッスンだとその微妙な違いを正せない可能性が高くなりますし、自分自身もついていけないことがあると思います。
2つめは個人レッスンのほうが講師に質問しやすいと思います。集団は周りのペースや空気というものがありますが、個人指導の場合は講師と自分のやりとりのため、質問がしやすい分上達が早いと思うからです。
とにかく個人レッスン派の方みんなが言っていたのが「上手くなりたいなら、絶対個人レッスン!」ということでした。
回答にあるように、細かな技術まで指導してくれるので断然、個人レッスンの方が上手くなれんですね。
グループではメンバー内で差が出てしまう
現在進行形でギターのレッスンに通っています。
目的にもよると思いますが、単純に上手くなりたいのが目的なら個人レッスンが圧倒的におすすめです。
個人レッスンだと自分のレベルに合ったレッスンをしてもらえますが、グループレッスンだと基本的には一番レベルの低い人に合わせてレッスンする形になりますし、当然先生の時間も人数分に分散されるわけなので、結局指導時間に対しても効率は悪いです。
レッスンに通う目的がついでに音楽友達と増やしたいなという場合であればグループレッスンも良いとは思いますが、高いレッスン費用を払って...と思いますね。
結論としては個人レッスンをおすすめします。
グループレッスンと個人レッスン、双方の経験がありますが、個人レッスンの方が良いなと思っています。
グループレッスンだと習熟度に差が出てしまった場合、習熟度が低い人か高い人、どちらかに合わせることになりもう片方が置いていかれる事に繋がりやすいことがその最たる原因です。
勿論、差がついた事を活かし教え合う等工夫の余地はあるのでしょうが、それが出来る先生がどれほど居るかというとあまり多くないのではないでしょうか。
個人レッスンでは先生と生徒のコミュニケーションの時間も多く取れ、得意不得意等技術をしっかり把握されたうえで丁寧な指導を受けられました。
グループレッスンのデメリットから逆算して個人レッスンをすすめてくれる方も多くいました。
グループでは指導レベルも周りと合わせたものになります。
それがレベルアップの弊害になってしまうという話でした。
周りと比べられない
グループレッスンを子供の頃に経験しましたが、他の子の様子が自分も気になりますし、親も〇〇ちゃんはすごく上手などの話をしたりすることもあり、どうしても比べられてしまいます。
グループだと様々な楽器や音楽に触れたり、協調性を学んだりと良いこともありますが、具体的にテクニックを学んだりするためには個人レッスンのほうが良いと思います。
他者と比べられることも少ないですし、自分だけの時間に集中してレッスンを受けられます。
先生からのアドバイスや注意もしっかり聞けますし、他の生徒さんとは発表会などでも触れ合うこともでき、刺激を受けることは十分に可能なので、わたしは個人レッスンの方がオススメです。
グループレッスンだと時間が経つにつれてプレッシャーを感じるようになったからです。
私は人のことを気にしやすい性格だったので、周りよりも上手く弾けない自分に苛立ちを感じたことがありました。
上手くなりたいという気持ちよりも周りに負けたくないという気持ちのほうが大きくなってしまい、しまいにはレッスンに行くことが億劫になってしまいました。
楽器を弾くこと自体は大好きだったので、その後個人レッスンのほうに切り替えましたが、先生と私のみという守られた空間で学ぶことができたので、上達するのも早かったように思います。
一人でじっくり学ぶことができて周りを気にする必要もないので、つい自分の実力を比べてしまう私には個人レッスンのほうが合っていました。
逆に指導から遅れをとってしまう人にとっても、ツラい部分がグループレッスンにはあるそうです。
劣等感や焦燥感を掻き立てられ、音楽を嫌いになってしまう…。
それでは本末転倒ですよね。
また、人見知りの人ほど先生との距離がとおいグループレッスンを選んでしまいがち。
ですが、それはまったくの逆でグループレッスンの方がコミュニケーションをとらないといけない人は増えます。
周りに気をつかう見知りの人には、その方がかえって気苦労が多いみたいです。
では、続いてグループレッスン派の意見も聞いてみましょう!
グループレッスン派の意見
音楽仲間ができる!
個人レッスンが嫌いだった、駄目だったという訳では決してありませんが、自分の中での経験としてはグループレッスンで、みんなで団結して演奏することの楽しさ・成功したときの達成感などを感じられることが本当に今になってもいい思い出です。
個人差があり、自分のパートが上手く演奏できなくて落ち込むこともあったりしましたが、そこは同じグループのメンバーと支え合って、みんなで同じ目標に向かって頑張っていけるので、1人だと気分を切り替えるのが大変だっただろうなと思うことでも、他のメンバーのおかげで乗り越えられた時のうれしさはすばらしいものでした。
やはりグループレッスンの最大のメリットは「音楽仲間ができやすい」ということでした。
それは音楽以外の学びの場にもなるようです。
技術の習熟度とグループのレベルがかみ合えばとても楽しい音楽教室になりそうですね。
プレッシャーをモチベーションに変えられる
みんなと楽しみながらできるし、発表会等も個人レッスンだと1人1人の発表で、レッスンも1人で、出来ないところが出て来たらそればっかりに押しつぶされそうになり、プレッシャーに弱いタイプだとそれだけで嫌になりがちですが、グループレッスンなら、「ここが難しい!」等仲間と相談したり教え合ったりしながら進めることができ、教室に通うこと自体が楽しい事になります。
さらに、同じ目的に向かう仲間ができるため、協調性なども心の面も音楽を通してそだてていくことができると思うので、年齢が低くなるほどグループレッスンかおすすめだと思います。
私自身は個人レッスンで子どもの頃に音楽教室に通っていましたが、その経験からすると、グループレッスンのがおすすめです。
理由は、与えられた課題を自分で練習するモチベーションにあります。
個人レッスンの場合、迷惑がかかるのは自分と先生だけになりますが、グループレッスンの場合はグループメンバー全員の進捗に関わります。
バンドメンバー、オーケストラメンバーなど他のより多くの方に迷惑がかかるため、練習を否がおうにもやる必要が出てくると思います。
練習をしたぶんだけ上達もしますし、メンバー同士での交流や刺激も多くなるため、グループでのレッスン、練習のほうがおすすめになると感じました。
個人レッスン派の人がデメリットとして語っていた「周りを気にしてしまう…!」という要素をメリットに転換した例ですね。
周りからのプレッシャーを自分のやる気にできる人はグループレッスンが向いてそうです。
アンサンブル練習ができる!
習っていたのはクラシックギター、グループだったので合奏が目的であり、それぞれ担当があり私はアルトギター担当でした。
7人程度だったので、アルトギターは私一人、一人なので責任感も出てくるし、自分のパートがキレイな旋律だったり、目立つ曲の時は自然張り切るようになります。
長い曲でも自分は休みのパートがあったりするのも良い点でした。
レッスンとしてはやはり、コーチとマンツーマンの緊迫した空気にならないこと、休憩時間にわいわいと仲間と別の話題で盛り上がれること、コーチが他のパートの訓練をしている時に少し気が休まるところが良かったですし、他の人に褒められるのも嬉しかったです。
そこが3年間続けることが出来たポイントでもあったと思います。
のんびり習いたい方にはグループレッスンがお勧めです。
自分の場合、ピアノ教室に通っていました。
約10年間習っていて、小学校1年生から高校1年生まで。辞める半年間位は、ピアノの練習に面倒になりはじめたのが辞めるきっかけになりました。
恐らくそれは個人の一対一でのレッスンだったからだと思います。
なぜなら、小学校の6年間は水泳とスケートを習っていて、どちらも団体競技の為、友達とワイワイ楽しみながら練習していたので、最後まで飽きることなく続けられました。
音楽レッスンはピアノだけですが、きっと部活の吹奏楽のように仲間と一緒に習っていたのなら、ピアノの最後まで楽しくできたはずだと思います。
音楽のだいご味はやはり複数人と一緒に音楽を奏でる一体感にありますよね!
その楽しさを味わえるのがグループレッスンの強みです。
また、違う楽器同士で組むアンサンブル練習もあるようで、その場合はヘタな劣等感やライバル心に悩まされることも少なそうです。
もちろん、教室によって内容はマチマチでしょうから、ぜひ事前にグループレッスンの内容を確認してみてほしいと思います。
「上手くなりたい大人」なら迷わず個人レッスン!
総合して言うと、あなたが「楽器がうまくなりたい大人の人」なら断然、個人レッスンをおすすめします。
技術の習得だけで言うと、個人レッスンのきめ細やかな指導の方が良いですね。
逆にコミュニティとして音楽仲間が欲しい大人や、集団行動を学ばせたい子どもならグループレッスンが良い!ということになります。
以上、参考になったら幸いです。
コチラにおすすめの音楽教室の特徴をまとめてありますので、教室をお探し方の合わせて参照してみて下さい。