ドラムの基礎練習も、意識するポイントを知って、練習効率をあげよう!

 

「チェンジアップ(ダウン)」という基礎練習。

 

ドラマ−みんながやると思います。

 

こんなのですね!

同じBPMの中で2分、4分、8分、16分、32分と叩き分ける練習です。

 

動画の中では丁寧に2分~やってますが、ぼく自身はBPM100前後で4分、8分、16分を練習することが多いです。

あと3連符。

 

この練習は自宅でも練習パッドでできて、しかも効果も高いので良いんですよねぇ。

 

そこでこの記事ではぼくなりのチェンジアップ」を効果的に練習するポイントをご紹介したいと思います。

 

全部で6つのポイントを紹介します。

参考になりそうだったらマネしてみて下さいね!

チャンス

ポイント①クリックは16分音符までしっかり鳴らす

 

ご紹介した動画ではクリック音を4分で鳴らしています。

個人的にはこれだとちょっとシビア過ぎるかなぁと思います。

 

「正解」が見えなさ過ぎて難しい…。

クリックは16分音符までしっかり鳴らしてあげます。

 

大事なのはクリックを16分音符をならした状態で、自分が4分や8分で叩いた時。

クリックが気持ちよく休符をうめて、セッションしてくれているでしょうか?

 

この感覚は小手先のテクニックだけじゃなく、広い意味での合奏力を鍛えるのに重要です。

バンドアンサンブルは結局、休符の差し合いなので、まったくぶれないクリック君を相手にまずは練習してあげます。

 

理屈で言えば、正確なクリックとセッションできなければ、(良くも悪くも)不正確な人間相手にセッション出来ないと思うのです。

クリックを16分で鳴らすことで、よりセッション感をアップさせます。

ポイント②クリック音は最小で

 

もう1つその「セッション感」を高めるためにポイントとしているのがクリックの音量を最小にすること。

できればイヤホンなどは使わずに聞きます。

 

クリック音を小さくするとオモシロいんですよ。

打音とクリック音がピタッと重なるとクリック音が聞こえないんです。

 

クリックを16符で鳴らしているわけですがから、自分が8分を叩いている時にキレイに叩けていると、クリックが裏を鳴らしてくれている状態になります。

その感じはとてもダンサブル!

 

裏をしっかり感じて、たっぷり休符を表現できればそのスキマで他のパートのバンドメンバーが遊べます。

一緒に演奏して楽しい、モテモテのプレイヤーになること間違いなし!(笑)

ポイント③ビギナーはクリックを目で見て叩く

 

クリックとは便利なもので、視覚的にもリズムを刻んでくれます。

 

ぼくのクリックだと左右にふれる球と、4つ点でリズムを見せてくれます。

クリック

(色々カスタマイズできたはずだが)

 

初心者の方はまず、この視覚的なリズムを頼りにするのも手です。

もちろん本番では目で見えないで耳が頼りですが、例えばクラシックだと「指揮者」という視覚的なリズムを担当する人が常に存在します。

 

クリックはさながらあなたの指揮者です。

指揮者のいないロックバンドではメンバーが見えない指揮者のイメージを共有していることが大切です。

まずはクリックとアンサンブルしてみましょう。

ポイント④正しい姿勢を意識する

 

当たり前っちゃ当たり前なんですが忘れがち。

家で練習パッドで練習していると、猫背になっちゃいません?

 

実際のドラミングでは自分より目線が上のタムやシンバルも叩きます。

極端な話、猫背のまま上手にチェンジアップできても、本番では使えないなんてことになりかねません。

 

できるだけドラムの前に座ったような姿勢で練習するのが良いです。

ぼくはそこを意識して自宅の練習パッドはキックとハットも置いてます。

関連記事:【自宅用】一人暮らしの僕のドラム練習機材と防音対策 

ポイント⑤正しいフォームで強く叩く

 

正しいストロークのフォームを意識します。

これもやっぱり本番で活きる技術にするためです。

 

そしてぼくは気持ち強く叩くのを意識しています。

 

厳密に言えば練習パットって音は鳴ってないわけじゃないですか?

だから強いストロークを意識して本物のドラムを想定します。

 

特に安めの電子ドラムを使っている人は要注意です!

 

ダイナミクスに関係なく、一定の音がなってしまう電子ドラムが当たり前だと思うと、生ドラムで叩いた時ショボショボ…ということになってしまいがちです。

ポイント⑥1つの変化を繰り返し練習する

 

ぼくは4分⇒8分⇒16分⇒8分⇒4分という流れでも練習するのですが、

  • 4分⇔8分
  • 8分⇔16分
  • 4分⇔16分

でもかなり練習します。

 

そして切り替えのタイミングを2小節⇒1小節⇒半小節と短くしていきます。

 

例えば、本番で演奏する楽曲に2小節も8分でドラムロールして、そのあと2小節も16分でドラムロールする曲ってなかなか無いわけじゃないですか?(笑)

 

多くの場合、色んな音符が複雑に絡み合って曲になっています。

これはその「複雑な音符の羅列」を少し簡略化して練習するもの。

 

より実践的だと思うんですよね。

この流れで練習すると色んなフレーズが出てきておもしろいですよ。

基礎練習も実践を意識して

以上がぼくが「チェンジアップ」で気をつけてる6つのポイントになります。

ご覧のように、数人のバンドで上手に演奏することを目的に練習しています。

 

一口に基礎練習と言っても目的によって様々な取り組み方があると思うんですよね。

早く叩きたい人はBPMを上げて練習するだろうし。

 

今回はバンドアンサンブルとか合奏力の向上のために基礎練習を役立てる方法でした。

なにか参考になったらうれしいです。

 

またこちらの記事ではドラマーにとって避けては通れない左手のトレーニングについても書いています。

 

合わせて読んでみて下さい。

 

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