Apple Musicとユニバーサルミュージック(UMG)が、ちょっと変わった新プロジェクトをスタートさせました。

その名も、Sound Therapy(サウンドセラピー)。

「音楽 × 科学」という切り口で、集中・リラックス・睡眠といった日常の“ととのい”をサポートするために作られた音源コレクションです。

アーティストの曲が「科学的に再構築」されている

このプロジェクトの面白さは、Imagine Dragons、Katy Perry、AURORAなどの人気アーティストたちの曲を、脳科学や音響研究に基づいてリミックス&再編集している点。

プロデューサーや音響エンジニアが、脳波やノイズの性質を活かして、まったく新しい“機能性音楽”に仕上げています。

たとえば、Katy Perryの「Double Rainbow」は、眠りのためのインストバージョンに生まれ変わり、まるで瞑想音楽のような落ち着きを感じさせます。

3つの用途別カテゴリー

Sound Therapyは以下の3カテゴリーに分かれています:

  • Focus(集中):ガンマ波+ホワイトノイズ=作業用BGMにも◎
  • Relax(リラックス):シータ波で心をゆるめ、ストレス軽減
  • Sleep(睡眠):デルタ波とピンクノイズで深い眠りへ

Apple Music上では、これらがカテゴリ別に整理されており、気分や目的に合わせて聴けるようになっています。

Apple Music独占配信だけど、学びは誰でも得られる

Sound TherapyはApple Music加入者限定ですが、そのコンセプトや曲作りの考え方は、誰でも真似できます。

たとえば、BandcampやSoundCloudでも「Sleep」や「Focus」でタグ検索している人は増えている今、機能性音楽を意識した作品づくりはインディーズでも十分チャンスがあります。

まとめ

「ヒーリング系」「集中BGM」「環境音」など、“使われる音楽”をテーマにした作品を試してみたくなった方は、ぜひ参考に。

音楽の“効能”が求められる時代に、あなたの音が誰かの生活を支えるかもしれません。

関連リンク

Sound Therapy(サウンドセラピー)を聴く → Apple Music

音楽配信を始める → TuneCore Japan