Spotifyが運営する特設サイト「Loud & Clear」が2025年5月、最新の支払い実績とアーティスト数を公開しました。
この中で、世界中のアーティストがどれだけ収益を得ているかが明らかになり、配信での収益化がより現実的な選択肢になっていることが示されています。
世界で1,450人が「1億円以上」稼いでいる
2024年、Spotifyで100万ドル(約1億5,000万円)以上の収益を得たアーティストは1,450人。そのうち80%以上がSpotifyのグローバルTop50に入っていない「中堅アーティスト」です。
つまり、トップチャートに乗らずとも、着実にファンを増やし、聴かれることで大きな収益をあげるアーティストが増えているということです。
1万ドル(約150万円)以上のアーティストは7万人超
2024年、Spotifyで1万ドル(約150万円)以上を稼いだアーティストは71,000人超。これは2017年の23,400人から、3倍以上に増加しています。
配信を活用するインディーズが増えたこと、Spotifyがローカルアーティストへの支払いを強化していることが理由として考えられます。
日本のアーティストにも「約250億円」支払い
2024年には日本国内のアーティストに対し約250億円がSpotifyから支払われたとのこと。
メジャーに限らず、サブスクを中心に活動するミュージシャンにとっても、十分に収益の柱になりうる水準です。
インディーズでも「聴かれれば、稼げる」時代
Spotifyは再生数ベースではなく「配分方式」のロイヤリティ支払いを行っているため、ファンをしっかり育てて、長く聴かれることが収益化の鍵になります。
- リリースを定期的に行う
- アーティストプロフィールを整える
- リスナーをSNSやプレイリストに誘導する
こうした取り組みを地道に行うことで、インディーズでも月1万円、年数十万円〜数百万円を稼ぐことが可能になります。
まとめ|サブスク配信はアーティストの主力収入に
今やサブスク配信は「宣伝用」から「収益源」へと大きく意味を変えています。
Spotifyの「Loud & Clear」で公開されたデータは、配信に真剣に向き合うことで得られる現実的な報酬を示しています。
インディーズだからこそ、戦略的に配信を活用し、コツコツと「聴かれ続ける音楽」を届けていきましょう。
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