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浅井健一&The Interchange Kills「METEO」の感想|ベンジーはなぜ新しい音楽をつくれるのか?

どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

今日、3月8日はベンジーこと浅井健一さんのニューアルバムの発売日です!

初回限定版が先んじて公式ウェブショップで発売されていたので、ぼくは既に聞きました。

 

今回はソロの枠組みながらも「&The Interchage Kills」ということで、かなりバンド感の強い作品となっています。

メンバーはベースに元ナンバーガールの中尾憲太郎さん、謎のドラマー小林瞳さんです。

ナンバーガールは言わずもがな、伝説的なバンドなので中尾さんをご存知の方は多いはず。

ナンバーガールでのプレイを彷彿とさせる歪んだ音とスピード感を今回も聞かせてくれます。

小林さんはカナダなどでプレイヤーとしての経験があるらしく、ベンジーは「外人のノグルーブ・ノリ」が気に入って採用したそうな。

ぼくはなにかフィルインのセンスが独特だなぁと思いました。

 

それではアルバム「METEO」を一曲づつ簡単に感想を書いてみます。

若干ネタバレもあるので、これから買う人は聞いてから読んだ方が良いかも!

 

①Messenger Boy

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シングルにもなった曲です。

まず音がすっごい攻撃的!

年連を重ねることにやさしい音楽が増えてきたベンジーですが、往年のファンにとっては胸アツな音作りかも。

Aメロを積極的にアレンジしていくのはベンジーならでは。

A⇒Bの繰り返しのシンプルな構成だけど、AメロのアレンジとAB間での音圧の移動が気持ちいい。

 

②朝の4時

アルバムの中で一番早いBPMでスピード感抜群の曲。

ベースの中尾さんの良いトコ出てるわ~って感じ(笑)

2:55で終わるパンクナンバーながらも、メロディアスなギターアレンジはホント天才的だと思います。

ライブで盛り上がりそ~!

 

③細い杖

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ベンジーはなぜこんな歌詞を書けるのだろう…。

忌野清志郎さんが「まだ歌われていないことはたくさんある」と言っていましたが、ベンジーはその「まだ歌われていないこと」を毎回サラっと歌ってくるからスゴイ。

だれかに対して意見をいったり主張をしているわけではないのに、聞いた人の心を揺さぶる。

不思議なメッセージ性があります。

 

④Cosmic Wonder Bowler

これはめっちゃオシャレでカッコいい曲。

名盤「PIL」の路線を引き継いでいる感じがします。

ギターソロがサビ!という言わんばかりにキャッチーなフレーズでベンジーの歌心抜群のプレイに感服。

 

⑤LA

ゆったりしたミドルテンポの曲。

聞くとアメリカの風景が浮かんできますねぇ。

サビの言葉のあて方がすげー気持ちいい。

旅の歌の中に「命ははかないぞ」という歌詞が入ると、なにか地球の大きさと人間の小ささを感じさせます。

 

⑥Fried Bird

個人的に一番好きかも。

歌詞も皮肉的で好きだけど、「調子乗りすぎて~♪」の部分のギター超カッコよくないですか!?

ベンジーは年を重ねる後にこうゆうハネた16分系の曲が得意になっている気がします!

 

⑦何あせってんの

これもちょっと皮肉めいた歌詞。

ぼくは共感が強い曲でしたが(笑)

Aメロがポエムリーディング的なアプローチで、それと対比するようにBメロが甘いメロディで気持ちいいです。

 

⑧魔術師

まずイントロにビックリ!!!

どうやったら思いつくねん!ていう斬新なアレンジ。

これもライブはかなり盛り上がりそう。

 

⑨フルサト

フルサトというタイトルの歌詞をこの曲にのせれるベンジーのセンスはまじ天才。

悲しい雰囲気は 誰だって好きじゃないさ

急に強くなって 乗り越えるしかないぜ

 という部分が刺さる。

 

⑥~⑨の歌詞は現代的な文明に対して批判的な立場を歌っているように感じます。

個人的には「それこそロック!」思ったり。

ホントにそんなことを唄ってくれる人減ったなー。

 

⑩マス釣り

これもホント、曲調と歌詞のある種のミスマッチが最高。

また「細い杖」と同様にあったことをただ描写しているだけなのに物語やメッセージを感じるの不思議です。

後半のギターのハダカをフレーズをだんだんとクレシェンドさせていくのは多分、エフェクターやミックスじゃなくてベンジーの人力でやってるんだよね。

レコーディング音源でそういうプレイを録るのはホントに技術がないとムリなので、やっぱりすごいギタリストだなと思う。

 

⑪Finish Fiekd

明るい曲調でハッピー感があります。

前作『Nancy』の最後も「ハラピニオ」という明るい曲だったので、「最後は明るくいこうぜ」っていうの最近のベンジーのアルバムづくりっぽい。

愛する人と 店の看板作る

小さな夢がひとつあればいいよな

 という最後の歌詞はホントに心から共感します!

 

短く駆け抜ける爽快なアルバム!

今回のアルバムは4:30以上の曲はナシ!

アルバム1枚なんと39分となっております。

 

これはベンジー作品の中では最短では!?

 

メンバー構成やこの短さから察する通りに、パンキッシュで攻撃的なナンバーが並びます。

「ブランキー以降はあんまり聞いてないなぁ…。」という人にも一度聞いてほしいですね。

 

あとはやっぱりその激しさと歌詞の組み合わせの妙ですね。

これはベンジーでしかなし得ない表現だと思います。

 

新しい音楽…。

新しい表現…。

ロックも歴史が深まるにつれて「そんなものはなくなった」という批評も増えてきました。

だけれどもベンジーはごく自然に「他のどこにもないモノ」を作ってきます。

天才とはこうゆうことなのかもしれません。

 

『METEO』の買い方

アルバム『METEO』は公式ウェブショップで初回限定版を買うことができます!

限定版には、

  • ステッカー
  • ライブDVD

がついてきます。

お買い求めはこちら。

⇒NEW ALBUM『METEO』初回限定盤発売中! - Sexy Stones Records Online Store

 

しかししかし、今日発売した通常版も豪華で、

  • ベンジーモデルのピックが封入
  • イギリスのアビーロードスタジオでマスタリング

と、どっちが限定盤かわからない豪華さとなっております!

う~む、ピックも欲しいしマスタリングの感じも気になるな~。

 

シングルもおすすめです

先に発売されたシングル「Messenger Boy」にはアルバムに収録されていない曲が3曲入っています。

こちらもおすすめ!

特に「Rat Party」はとっても優しい曲で、青空を

青く光る天井

と言えるベンジーのセンスに感動します。

今回の楽曲の中で一番リラックス間のある曲ですね。

必聴です!

 

 

 

では以上です。

新たに浅井健一&The Interchage Killsでツアーもあるみたいで楽しみですね!

 

 

 

 

それでは!

 

 

 

 

ところで俺、まちがってねぇよな?

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