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CDが売れない?バンドはCDを作るべきか、否かを考え対応策をとろう

バン活!(バンド飯) バン活!(バンド飯)-ロックバンドのモノづくり

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どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

さて、昨日まで「販路を確保して流通しよう!」と言ってきましたが、今回はロックバンドにとって商品とは何か?を考えてみたいと思います。

ざっとあげるとバンドにとって商品とはライブ、グッズ、CD、デジタル音源などですね。

これをある分類に分けてみます。

 

フロントエンド商品とバックエンド商品

フロントエンド商品

フロントエンド商品とは、お客様に強い訴求力をもった商品を言います。

なんのことはない、普通のスーパーだと日替わりセール品や、激安特価の商品ですね。

まず、お客様に興味をもってもらうためのもので、フロントエンド商品で大きな利益が上がることはありません。

ロックバンドのフロントエンド商品

とは、デジタル音源でしょう。

これはYouTubeにアップされたミュージックビデオも含みます。

 

バックエンド商品

バックエンド商品とは、しっかりと利益を確保できる価値の高い商品です。

ロックバンドのバックエンド商品

とはデジタル音源以外のCD、ライブ、グッズですね。

図にするとこんな感じ。

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オワコン?バックエンド商品としての価値を失った「CD」

さて、デジタル音源がいつでも、無料で、無限に消費できるようになったとはこの「バン活!」冒頭で書いた通りです。

その影響を受けたのがCDです。

CDは劇的に売れなくなり、もはやバックエンド商品としては機能しなくなりました。

売れなくなると、生産コスト、在庫管理コストなどがかさみ、むしろバンドの収益を悪化させる要因になります。

ここで、僕らバンドマンにはいくつかの選択枝があります。

 

①レコードで代替

海外で起こっている事例ですが、こちら。

イギリス音楽シーン、アナログレコードが人気復活を迎える。1995年以来初めて100万枚突破。売上1位はピンク・フロイド新作 | All Digital Music

モノとして価値がCDより高い(と思われる)レコードが再評価されています。

②作らない

当然、考えられます。

例えば、10万円かけて1000枚プレスするより、そのお金でミュージックビデオを作ったほうがバンドのタメになる!なんて場面は普通にあると思います。

③特典をつける

これはよくある対応策です。

DVD、フォトブック、限定ライブ盤、握手券?エトセトラ・・・・。

しかし、僕個人的にオススメしたいのが4つ目の選択枝。

 

④CDの価値を上げる

どういうこと?と思うと思います。

価値のあるCDとはバンドの世界観を加速させ、その物語にファンを誘うアイテムだと思います。

音楽が付随しているCDという媒体だからこそ、その他のグッズとは違う力強いメッセージをのせることができる。

それによってさらに価値のあるバックエンド商品として復活させることを目指します。

 

 

価値の高いCDの事例

それでは「価値の高いバックエンド商品」とはどんなCDでしょうか?

2つの事例でご紹介します。

 

THE NOVEMBERSのシェアCD『今日も生きたね』

大きなレーベルに所属せずに独立的に活動しているTHE NOVEMBERS。

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去年、シングル「今日も生きたね」がシェアCDとして発売され話題を呼びました。

衰退するCD文化ですがCDならではの魅力を再確認する事例となりました。

 

シェアCD「今日も生きたね」とは?

本作はひとつのパッケージに同内容のディスクが2枚おさめられた「シェアCD」仕様となっております。シェア用ディスクにも歌詞カードと紙ジャケットが封入され、盤面には宛名と贈り主を記入することができます。友人同士で分け合ったり、大事な人へ贈ったりと、本作が人から人へ「手渡す」行為につながってほしいという思いが込められています。 the novembersオフィシャルショップより引用

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シェアCDに見るこれからのCDに必要な要素

①音楽


▲THE NOVEMBERS "今日も生きたね" ▲ - YouTube

あえて言う必要はないかですが・・・・(笑)

大前提として「良質な音楽」が必要です。

『今日も生きたね』は穏やかなグルーヴと精細な音作りが心地よい。

辛辣ながらやさしさもある歌詞世界。

「シェア」というテーマに沿ったメッセージ性が強い曲になっています。

僕も大好きな曲ですね。

 

②ファンへ向けた物語(ストーリー)

世代によって違いはあれどカセットテープ、MD、CD-Rなどで友人に音楽「シェア」したことがある人は多いと思います。

「今日も生きたね」では同内容のCDを同封することによってその手渡す行為を促すことに成功しています。

 

③メディアへ向けた話題

メディアとは今はマスメディアのみならず、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアも重要です。

ソーシャルで話題になるために必要なのは口コミ要素。

シェアCDというユニークさや、「○○にプレゼントしたよ!」という話題はついツイートしたくなるものではないでしょうか?

また、マスメディアにとってみてもシェアCDとうキャッチフレーズによりニュースを創造しやすくなっています。

 

「モノ」は無料で消費されても「コト」は無料にならない

さて、このシェアCD。

音楽はYouTubeやストリーミングで配信されています。

故に、売れなかったでしょうか?

また、これから売れなくなっていくでしょうか?

答えはNoですね。

 

なぜなら、CDをシェアするという物語はネットでは買えないからです。

 

シェアCDを買った人に起こる物語は一生の思い出になる可能性すらあります。

それはコピーできません。

故に、シェアCDはずっと売れ続けるのです。

「CDの価値を上げる」

そのために必要なのはCDを単なるモノからストーリーを巻き起こすキーアイテムにする。

 

つまりモノからコト化することです。

 

『今日も生きたね』は音楽とメッセージとストーリーとマーケティングが、ガッチリとかみ合った稀有な事例と言えます。

今日も生きたね

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ゴールデンボンバーの「特典なしCD」

かの有名な「金爆」ことゴールデンボンバーが2014年8月20日に「ローラの傷だらけ」というシングルを発売したのを覚えていらっしゃるでしょうか?

発売前から話題を呼んでいましたが、CD売れない昨今において逆に斬新だったのは一切の特典なし、というニュースでした。

このニュース、初めて聞いたとき「やられた!」と思いましたね。

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痛烈な皮肉(あくまで自論だけど)

当時の状況を思い返すと、ゴールデンボンバーはその音楽性よりお茶の間のタレントとして人気を博しているように見えました。

なんせ一切演奏をしないスタイル。

しかし、その一見音楽に興味なさそうなグループが音楽のみのCDを出す。

しかも、CDが売れないと嘆かれる昨今において。

 

非常にシニカルだと思います。

 

「CDの価値を問う」メッセージをもったCDなわけです。

これ、ハッキリ言ってロックバンドが先にやらなくちゃいけませんでしたよね。

アウトローで硬派なロックンロールバンドにやってほしかったな~というのが個人的な感想。

当然、話題を呼びマーケティングも成功しました。

このCD、発売当初はもちろん売れませんでしたが、宣伝効果は大きかったでしょう。

そして、鬼龍院さんの熱いメッセージがこもっています。

つまり、ファンにとっては今後もマストアイテムとしてあり続けるんです。

ゴールデンボンバーのメッセージをパッケージ化する編集能力はすばらしいと思います。

ローラの傷だらけ

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さて、CDの内容については以上になります。

続いてはおすすめのCDプレス会社さんとCDを自作する方法をご紹介しますよ。

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以上、バンドマンがお送りしました!

 

 

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