Tinashe(ティナーシェ)というシンガーソングライターのサクセスストーリーが参考になります。
音楽を個人で自主製作・発表でき、さらにファンと繋がれる現代ではこのやり方がまさに王道でしょうね~。
音楽で成功するためのシンプルなルーティーン
コレは音楽アーティストが現代をいきるための黄金法則だと思う。
①部屋でハイスピードで自主制作
②ミックステープを無料配信し/ストリーミングプラットフォームにて配信をする
③自主制作でMVを複数制作/アップ
④繰り返す
https://t.co/PRtAGs6R0d— 星川崇@バン活! (@Soh_RundabanSP) 2018年5月11日
あまりにもシンプル過ぎて拍子抜けですが、これさえできればその内に成功があちらから近づいてきますよね。
自分の作品を世に届けて、「好きだ!」と言ってもくれる人を増やす。
ファンを増やす。
見も蓋もない話ですが、音楽アーティストはファンの後押しさえあればマネタイズだってメジャーデビューだって可能なはず。
アーティスト活動において「ファンベース」という考えはけっこう重要で、今は概念的にも物理的にも誰でもファンベースを築きやすい環境にある。
実はAKBが全国区になったのも強力なファンベースのパワーでオリコンをハックしたからだと思ってる。
— 星川崇@バン活! (@Soh_RundabanSP) 2018年5月11日
が!
問題はいかにこのルーティーンに自分をはめ込むことができるか?です。
人生の環境を整える力は音楽の能力とはまったく関係がありません。
それゆえにぼくは才能のあるアーティストが日々に忙殺され、その才能が発揮されずに終わっていくような気がしてなりません。
それでは残念すぎるので、Tinasheが教えてくれた黄金法則を自分に落とし込む方法を考えてみましょう。
①固定費を下げて、バイトを減らす⇒音楽に集中できる環境をつくる
まだ音楽で生計を立てることができないアーティストはアルバイトで日々の生活費を稼いでいることが多いです。
そのため「黄金法則」に自分をはめ込もうとしても音楽を製作する時間が足りません。
どうやって音楽をやる時間を確保するかが第一の課題になります。
何を隠そうTinasheは実家暮らしだったんですよね(笑)
グループが解散し、音楽を辞めるメンバーもいたらしいが、Tinasheをソロ活動を本格化する。ここからがTinasheの本領発揮である。彼女はThe Stunners時代の貯金を使い、レコーディング機材を揃えた。近年はレコーディング機材は比較的安く揃えることができるのもあり、親と一緒に住んでいた家の自室に、簡易的なホームスタジオを作り、知識0の状態から自分で音楽を作り始めたのだ。
彼女が当時パートタイムをやっていたかは不明ですが、実家暮らしで家族の理解があれば音楽ばかりをやっていたのではないでしょうか。
っていう方も多いと思います。
そうですよね(笑)
多くの人が色んな理由でいつまでも実家や親に世話になるわけにはいかないと思います。
そこで現実的な対策になるのが「固定費を下げる」ということ。
家賃、光熱費、スマホ代などなど…。
例えば、家賃が6万円のアパートから5万円のアパートに引っ越したら1万円が浮きます。
その分バイトの休み1日増やして音楽をやりましょう。
あとはスマホ代は大手キャリアから格安SIMに変えることで劇的に料金を下げることができます。
5000円以上節約できますからいち早く乗り換えるに越したことはありません。
おすすめはLINEモバイルですかね。
シンプルな料金プランが好感を持てます。
このように固定費を減らしていくと1日、また1日とバイトを減らしていくことができます。
手前みそで恐縮ですが、ぼくは3万4000円の格安アパートに引っ越してそれまでフルタイムでやっていたバイトを半分に減らして時間を確保しました。(まぁ、バンドとして大成する前にブロガーとして独立してしまったのですがw)
もちろん楽曲製作には初期投資も必要ですし、アルバイトを減らして音楽に十分な時間をかけられるようになるまでに、ざっくり2年間ぐらいは必要かなというのが正直な感想です。
例えば、半年か1年くらい音楽活動を休止して高額バイトでお金を貯めまくって、その後引っ越ししたり、機材を購入したりして一気に音楽に集中できる環境をつくるのも良いかもしれませんね。
②苦手なものは外注する
Tinasheは曲作りだけでなく器用にレコーディングやミュージックビデオ制作をやっていたようです。
とは言え、こればっかりは向き不向きがあり誰でもカッコイイMVを作れるわけではないんですよね。
最近ではココナラやクラウドワークスなど誰でも簡単に仕事や作業を外注できるサービスがたくさんあります。
編曲やレコーディングなど音楽的な仕事はもちろん、ウェブサイト制作や宣伝代行など音楽活動に総合的に必要なスキルも外注することができます。
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ただ外注すればその分お金がかかってしまいます。
これは先ほどの「バイトを減らす」と矛盾してしまいますよね。
外注したい⇒バイトする⇒外注する⇒お金がない⇒バイトする、というシュールな状況にならないように注意ですw
まずは自分でもできることに一度はチャレンジしてい見ると良いかもしれません。
その上でできないことは外注すると良いでしょう。
やはりお金の面では簡単にできて最も効果的な「固定費を下げる」を率先してやってほしいと思います。
③ファンベースを可視化・ストックする
「音楽に集中できる環境」が整ったら、後は作品を作って発表し続けるだけ!
…なんですが、ここまで来たらもうワンステップ進みたいところ。
先ほど「ファンベースがあれば何でも可能」と言った通り、ファンが音楽アーティストには必要です。
なので具体的にファンのとつながりを可視化することで音楽活動がグッとパワーアップします。
「可視化」とは具体的に何かというと、それはSNSのフォロワーだったりしますね。
例えば、自分のウェブサイトに漫然と音楽をアップしているだけでは、新作を発表した時にファンに情報を伝える手段がありませんし、そもそもウェブサイトに誰も来てくれないかもしれません。
SNSにフォロワー(ファン)が入れば、新曲の情報を直接届けることができるし、ファンがリツイートやいいね!で宣伝・拡散を協力してくれます。
それによって新たなファンと出会うきっかけになるんですね。
SNSやメルマガ、LINE公式アカウントのフォロワーをKPI(目標地点)にし、作品を発表していきましょう。
ちなみにぼくはバンドのLINE公式アカウントをフォローしてもらうことを目標としていました。
実は去年までやっていたヘイシーズではほぼ同じような活動スタイルをとっていた。
セルフレコーディンクで4ヶ月に一度3曲~5曲をリリース。
MVは1曲づつ。順調にLINEのフォロワー増えてたし、やっぱり今でも間違ってなかったと、この記事を読んで思った。
— 星川崇@バン活! (@Soh_RundabanSP) 2018年5月11日
結果的に1年で100名の方にフォローしてもらえました。
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注意点として「無下にフォロワーを増やそうとしない」ことです。
フォロワーが増えていくのを目標とするのですが、増えりゃなんでも良いってわけでもないんです。
「フォロワーを増やしたい!⇒よし!相互フォローしまくろう!」はダメw
1000人の野次馬フォロワーより、100人のコアファンフォロワーの方が当然ながらパワーがあります。
とは言え、なかなか増やそうとしないと増えないものでもあるので「楽曲が気に入ったらぜひフォローしてください!」ぐらいの文言はウェブサイトやYouTubeで宣伝しても良いかもしれません。
「ファンベース」の重要性はこちらの本を一冊読んでおくと理解できます。
あらゆる商売に必要とされているファンベースですが、音楽は中でも極端な例ですね。
読んでおいて損はないです。
まとめ:良い曲を作り、発表し続ければOKなシンプルな時代
音楽が「CD」や「テレビ」でしか発表できなかった時代。
アーティストは「ファンではない誰かに選ばれる」というステップがなければ作品を世に出すことはできませんでした。
けど、今は違います。
プロもアマチュアも、老いも若きも誰しもが気軽にインターネットから音楽を発表できます。
そこは「人脈」とか通用しないフラットな世界。
ある意味冷徹な世界とも言えます。
けどだからこそ誰にとっても平等で、良い音楽を続けている人がしっかり評価される世界でもあるのだと思います。
ぼくはこの時代に生まれて良かったな~って思います。
そんなわけで本気で音楽やりたいみなさんは生活環境をガッツリ整えてこの世界で勝負していきましょう!
バン活!はそんな人を応援します!(いや、普通に楽しみたい人も応援しますがw)
その他、宣伝の概要を勉強したい方はこちらの記事もどうぞ。
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