サカナクションのインタビューを集めてみました!

 

あの頃のあの話。。。

見逃したかは是非。

 

ファンの方みなさんでお楽しみください。

 

チャンス

2016年

【インタビュー】音楽とファッションの未来 サカナクション山口一郎とAOKI takamasaが語る | FOCUS | WWD JAPAN.COM

WWDジャパン(以下、WWD):ショー音楽に携わる経験はどうだったか?

山口一郎(以下、山口):デザイナーの森永(邦彦)さんとディスカッションするうちにわかったのは、「アンリアレイジ」のファッション界におけるスタンスを音楽でも表現する必要性でした。概念とテクノロジーの導入も特徴ですがそれ以上に「ファッションにとって服ってなんなの?」という意思表示を大切にされていて、その答えはきっと“センセーショナル”なんだと。それは僕らが音楽に抱く思いと通じていたので、自然とトラック作りもセンセーショナルを追い求める作業になりました。森永さんから“服に勝ってください”“パンチのある、エッジの効いたカッコいいものを”と言われたんですよ。

パリコレの音楽をサカナクションが手がけたエピソードが主な内容。

山口さんの青春時代のファッション遍歴も語られています。

砂原良徳×山口一郎 捨て身でシーンを変えた電気グルーヴを語る - インタビュー : CINRA.NET

―山口さんが電気グルーヴに出会ったのはどんなきっかけでしたか?

山口:僕が初めて買った電気グルーヴのアルバムが『ORANGE』(1996年)なんですよ。深夜のテレビで“Shangri-La”が流れているのを聴いて「この曲、すごい!」と思って。CDを買いに行ったら、何枚かアルバムがあって、きっと“Shangri-La”が入ってるのは最新作だろうと思って『ORANGE』を買ったら、最初の曲が“ママケーキ”だったんですよ。再生ボタンを押した瞬間に「ママケーキ~」って歌が始まって「あれ?」ってなって(笑)。

自分たちのコアな趣味趣向、ダンスミュージック、エレクトロ、テクノといった音楽をいかにメインカルチャーの中で表現するかを語った意欲的な内容。

海外進出についても語っています。




「未来の音楽システム」に嫉妬したい──サカナクション山口一郎×AOKI takamasaインタヴュー « WIRED.jp

──お2人が開催されているクラブイヴェント「NF」のコンセプトには、「音楽だけではなく、音楽に関わる仕事のことも知ってもらいたい」と掲げられていますが、この思いはどこから生まれてきたのでしょうか。

山口一郎(以下、Y):サカナクションがデビューした2007年はちょうどYouTubeが急速に盛り上がり始めたころで、必然としてミュージックヴィデオへの比重がそれまで以上に高まっていたんです。

でも、札幌でずっとバンドをやっていたぼくにとって、音楽のPR周辺のシステムなんて何も知らなくて。映像監督やヘアメイク、照明、エンジニアまで色々な職業の人々が関わっていることをそのときはじめて知ったんですね。さまざまな要素が絡み合って、いまの「音楽」があるんだと。

音楽産業が変容する中でミュージシャンが果たす役割とは?

20年後、30年後の音楽ビジネスを探す旅に出るタイムマシン的対談。

2015年

サカナクション山口一郎、カラオケ館ジャック 音楽業界の未来を語る - withnews(ウィズニュース)

――カラオケ店という異色な空間でのイベントはいかがでしたか。

カラオケは若者の遊び方としても身近だし、世界各国「KARAOKE」って言うぐらい認知されている。日本の一つの文化とも言える場所で、アンダーグラウンドなものやサブカル的なもの、アートを発信するのは、すごくいい違和感がありますよね。

原盤権をクリエーターに分配するという新しいアイディアを披露。

【サカナクション・山口一郎インタビュー前編】NFを語る!

──「NIGHT FISHING」は、ミュージシャンやスタイリスト、写真家など、ジャンルを超えたクリエイターが集う、ジャンル横断的なイベントです。サカナクションのメンバーは、クラブイベントの出演者としてはもちろん、オーガナイザーとしてパーティー全体の企画を手がけられています。今回、なぜこのような催しを行うことになったのか、そのきっかけや背景をお聞かせください。

今年、僕らはデビュー8年目を迎えました。おかげさまで一定の評価をいただくことができたのですが、自分たちがメジャーになっていくにしたがって、そこでは良い音楽をつくる実力とは別の要素が多く求められることを感じたんです。

衣装や映像、マスメディアへの出演、さらにはマネージメントまで、音楽の周りにある様々な領域との関わりを引き受けていくことは、上を目指すためには必要なのですが、場合によっては、自分たちの音楽づくりを不自由なものにしてしまう可能性もある。であれば、それらとの関わりも自分たちの表現の一部として成立させる方法はないかと、ずっと考えてきました。

最初はそれを、音楽に近いところでやろうとしていたんです。たとえば、2014年1月に発売した「グッドバイ」という曲は、Aメロの一節を伝えたいがためにつくった曲でした。

こちらの意図としては、テレビに出て「探してた答えはない/此処には多分ないな/だけど僕は敢えて歌うんだ/わかるだろう?」という一節を歌うことに意味があったのですが、いまいち伝わらなかった(笑)。曲の良さとかだけが評価されたんです。

音楽というフォーマットの中だけで、現代アートのように多面的で隠喩的な表現をするのはなかなか難しいな、と感じたんです。

主催するクラブイベントに対する想いが詳細に語られています。

サカナクションが見据える音楽を取り巻く変化〜ボーカル・山口一郎 インタビュー|SENSORS(センサーズ)|Technology×Entertainment

--今回の「NIGHT FISHING」は多くのメディアにも取り上げられ話題性も高く、チケットは即ソールドアウト。今の率直な感想を聞かせて下さい。山口:これだけの人が僕らのイベントに興味を持ってくれて、参加したいと思ってくれているということはとても嬉しいです。ただ今回は会場のキャパも小さく、かなり限られた人数しかご参加頂くことが出来ませんでした。たくさんの人に足を運んでいただきたかったので、申し訳なかった気持ちもあります。初めてのイベントだったので、次もやるとしたらそれまでに改善しなきゃいけないことはたくさんありますね。




【Special Interview】『サカナクション 山口一郎から見る、2015年の音楽と音楽のこれから』 | Spincoaster(スピンコースター)

-今回”Lost In Karaoke”という企画で、カラオケの一室でオーディエンスもスタッフや関係者のみという中で、DJをやってみていかがでしたか?

まず、カラオケって風営法としてはクリーンで、ここで歌って踊る分には法に引っかからないと。そういった場所でダンスミュージックをやるというのは、面白いなというか、盲点だったなというところがあります。また、上野のカラオケというオーバーグラウンドなビジネスが成り立っている場所の中で、アンダーグラウンドな音を鳴らすっていう違和感みたいなものもすごくあったし、Red Bullは先見の明があるなぁと思いました。また、そういった違和感が配信で世界のどこでも体験できるというのは素晴らしいことだなと思います。

こちらもクラブイベントについて。

Report & Interview NF#02 | Spincoaster(スピンコースター)

今回のNF#02は「-SEN-」というテーマが設けられた。イベントにテーマが設定されたのは今回が初となる。このテーマに関してイベントの主宰であるサカナクション山口一郎はテーマを設定したことについてこう語る。

「これまではイベントをやること自体に必至だったけど、今回実質3回目ということで。やっぱり、テーマがないとお客さんも楽しみ方が分からないと思うんです。テーマっていう一つの道筋があれば、『このテーマでこのチームはどんなことをやるんだろう?』ってイベントとしても理解しやすいと思うし。あと、本当にぶっ飛んだことにチャレンジする時もテーマがあった方が必然性が生まれてやり易いんですよ。今後も毎回、テーマを設けてやっていくつもりです。」

こちらもクラブイベントNFについて。

具体的に超豪華アクトについても紹介されています。

映画「バクマン。」特集 山口一郎(サカナクション)×大根仁対談 (1/3) - 音楽ナタリー 

──大根監督は、どういった経緯で「バクマン。」の劇伴と主題歌をサカナクションに依頼したんでしょうか?

──劇伴をサカナクションに依頼することを決めたのはいつ頃だったんですか?大根 自分が作るドラマや映画は音楽ありきなんで、いつも企画が決まった段階で音楽を誰に頼むかキャストや脚本を書き始める前に決めちゃうんですよね。プロの作曲家が作る“いわゆる劇伴曲”というのが自分の作品には合わないなと思ってもいて。トラックメーカーとかアーティストに作ってもらったほうがしっくりくるんですよね。だから劇伴が作れそうなアーティストを自分の中で何人かブックマークしていて、その中にサカナクションがいたんです。で、「バクマン。」の企画が立ち上がった段階で、サカナクションがいいなと。売れてるし、人気にあやかりたいっていう魂胆もあり(笑)。サカナクションのお客さんを映画に呼び込もうと。

山口 2013年くらいにお話を伺った気がしますね。

山口さんが憧れての監督からオファーを受けた興奮を語っています。

主題歌、劇伴の難しさについても。




石毛輝(the telephones)×山口一郎(サカナクション)対談 (1/4) - 音楽ナタリー 

山口 前に2人で飲んだのいつだったっけ?

石毛 2カ月ぐらい前ですかね。ひさびさでしたけど。

山口 そのときにも話したけど、the telephonesが活動休止するって聞いて俺は本当に悲しくて、喪失感があって。なんで休止するのか、実はまだ自分の中で納得できてないんだよね。今日はそこを改めて石毛くんから聞きたくてさ。

石毛 そうきましたか(笑)。いろんな理由があるんですけど、このままthe telephonesを続けると楽しさが減ってきちゃうんじゃないかっていう話になったんですよね。

フェスシーンをひっぱてきた両バンドのフロントマンが現代のフェスシーンの問題点を指摘する。

2014年

Daft Punk「Random Access Memories」山口一郎インタビュー (1/3) - 音楽ナタリー

──本日はサカナクションとDaft Punkを語る機会なわけですが、一郎にとってDaft Punkはどういう存在なんですか?

最初に出会ったのはDaft Punkというよりは、Stardust(Daft Punkのトーマ・バンガルテルが所属していた別ユニット)ですね。

──「Music Sounds Better With You」という曲が大ヒットしたよね。最初に出会ったのはDaft Punkというよりは、Stardust(Daft Punkのトーマ・バンガルテルが所属していた別ユニット)ですね。

そう。あの曲を聴いたときに、レトロなのに、ダンスミュージックでありハウスでもあり……「なんだこの感覚は!?」ってなりました。それでStardustって誰だと思ったら、Daft Punkがホームの人がやってるっていうことがわかって。

ダフトパンクを通じて日本と世界の音楽シーンの解離性をあざやかに語る。

2014.04.29 デザインバトンズ トークイベント:山口一郎(サカナクション)

www.youtube.com




2013年

サカナクション「SAKANAQUARIUM2013 sakanaction」インタビュー (1/3) - 音楽ナタリー

──幕張公演から約2カ月経ちましたが、振り返ってみてどうですか?

ライブの前に、自分たちのバンド名を冠した「sakanaction」という6枚目のアルバムを作って。(参照:サカナクション「sakanaction」インタビュー)制作時に目指した世界観や「表裏一体」というテーマを具現化して、作品としては完結することができたんですけど、そこからツアーでどういうライブ表現をするのかは実際やってみないとわからなかったんですよね。でも、今回のツアーを振り返ると、特に幕張2DAYSや大阪城ホールではチームサカナクションでさまざまな新しい挑戦をして。それを経て、音楽を伝えることの意味が増えたような気がしてますね。

200ものスピーカーを使ったライブの意図とは?

大きな会場でライトファンを自分の音楽にはめるために考えていること。

理想のライブについても語っています。

 サカナクションの在り方は 全て“表裏一体”という言葉で説明できる|オーケーミュージック

前アルバム『DocumentaLy』から1年半。今や日本の音楽シーンきっての革新者であり、オピニオンリーダーとなったサカナクションのニューアルバムがいよいよリリースされる…のだが、取材当日までに作品は完成しなかった。それでもインタビューに応えてくれた山口一郎(Vo)の表情には、一点の曇りもなかった。

──現段階(2 月1 日)でシングル3 曲を含む6 曲を聴かせてもらっていて。一郎くんと話しながら、可能な限りニューアルバムの全体像に迫れたらと思っています。

よろしくお願いします。

「違和感がチャンスになる」―サカナクション最新インタビュー実現 - KKBOX

 サカナクションのミュージックビデオはいつも独創的ですが、発想はどこから?

山口 : ミュージックビデオを作るときは監督がいて、監督とこの曲はどういう映像を作るかという話し合いをします。基本的には監督のアイディアを優先して、それを自分たちの音楽とをどうマッチングさせていくかを、メンバーとスタッフ全員で話し合って決めていくのが僕たちのスタイルです。PVはプロモーションのために作るものだけれど、宣伝だけじゃなく芸術性を踏まえたものにしたいと思って、話し合っていますね。

PVの中で、山口さんはダンスや演技もしていますが、そういうことは以前からやっていた?

山口 : 普段から演技やダンスをしてるようなことは全くないです。毎回、撮影のたびに、ダンスや女装やいろんなことをオーダーされて、そのつどトレーニングしてやっています。

台湾で行われた珍しいインタビュー。




2012年

ミュージックスタイルJAPAN フィッシュマンズ × サカナクション インタビュー (1/2) - 音楽ナタリー

──4月のさいたまスーパーアリーナは、フィッシュマンズ、サカナクションともに真剣勝負のステージでしたね。

山口一郎 はい。やっぱり僕らがワクワクしないと、リスナーの人たちもワクワクしないと思うんです。僕自身がフィッシュマンズを愛してきたミュージシャンだから、今回そのバンドとライブができるってだけでワクワクしたし、そのワクワクはきっとリスナーに伝わるだろうなって自信もありました。そこが原点っていうか、一番大事なことだと思ってますね

茂木欣一 根っこは絶対忘れちゃだめだよね

山口一郎 はい。やっぱり僕らがワクワクしないと、リスナーの人たちもワクワクしないと思うんです。僕自身がフィッシュマンズを愛してきたミュージシャンだから、今回そのバンドとライブができるってだけでワクワクしたし、そのワクワクはきっとリスナーに伝わるだろうなって自信もありました。そこが原点っていうか、一番大事なことだと思ってますね。

フィッシュマンズ/東京スカパラダイスオーケストラ茂木欣一さんとの対談。

サカナクションのライブを途中で帰ったお客さんとは!?

サカナクション 「僕と花」インタビュー (1/6) - 音楽ナタリー

──サカナクションは常に動いている印象があるのでそんな気もしませんが、今回のニューシングルはアルバム「DocumentaLy」以来、8カ月ぶりの音源になるんですね。

そうですね。実は新曲の制作は「DocumentaLy」ツアーの最中から始まっていて。その前に「モード学園」のCM曲(現在オンエア中)のお話が来てて、その楽曲制作が去年からずっと進んでたんです。その曲が先にシングルで出る予定だったんですけど、今回ドラマの話が急遽入ってきて、リリースの順序が逆になった。だから「僕と花」の制作期間は本当に短かったですね。なので間が空いたとは言ってもずっと作ってはいたんです。小野島さんが雑誌「MUSICA」の「DocumentaLy」のレビューで、「すぐ次を聴きたい」と書いてくれたでしょう。だから、すぐ作らなきゃ!と思ってたんですけど(笑)、でもその感覚は僕の中にもあって。だから早めに動いてました。

日本のメジャーシーンでの自身の立ち振舞いについて。

またヴォーカリスト山口についても語っています。




サカナクション、7枚目のシングル「夜の踊り子」はモード学園のTVCMでお馴染みのあの曲! | スペシャル | EMTG MUSIC

EMTG:「夜の踊り子」はクラブミュージックの高揚感が強い曲ですが、制作するにあたってリクエストはあったんですか?

山口:最初に絵コンテを見せてもらって、自分達の過去曲──「アイデンティティ」とか「ネイティブダンサー」とか「アドベンチャー」みたいな曲をイメージされていることを、打ち合わせでお伺いしていて。そういう求められている部分に応えつつ、自分達のストーリーに当てはまるような楽曲にしようと思ってましたね。本当は「夜の踊り子」を2012年の最初のシングルとしてリリースする予定だったんですよ。後からドラマのお話をいただいて、放送日の関係から「僕と花」を先にリリースしたほうがいいっていうことになって。だから、「僕と花」のレコーディングに入る前に「夜の踊り子」は完成してました。

シングル「夜の踊り子」1曲について贅沢に語っています。

ニューシングル「僕と花」にまつわる、サカナクション山口一郎ロングインタビュー。まずは前後編の前編を! | スペシャル | EMTG MUSIC

EMTG:「僕と花」を聴いていて、なぜか僕はずーっとファースト・アルバムの「フクロウ」っていう歌のことを思い出していた。

山口:「サカナクションの曲がドラマ主題歌になったときに、どういうふうに着地したらいちばん美しいか」ってメンバー同士で話し合ってたときに、実際に会話に出たのが、まさに初期のアルバム。ファーストのテイストを出して“今のサカナクション”として受け入れられるのがいいなと。今までサカナクションを追っかけてきてくれた人からすると、“帰ってきた”っていう印象になるし、最近のサカナクションしか知らない人は、なんか新しい感じ、“次のサカナクション”って感じがするっていうふうに受け取れられる。サカナクションをまったく知らない人が聴いたときには、“ポップなもの”として受け取ってもらえるなっていう。その着地の仕方が、いちばん美しいものになるんじゃないかっていう。そこからこの曲を作り始めたのが、ホントに第一歩でしたね。だから平山さんは、まさにサカナクションの術中にハマってくれた(笑)。

シングル「僕と花」について語っています。




2011年

邦楽 山口一郎、サカナクションのアルバム5作品をすべて語る! | 特集 | RO69(アールオーロック)

―― この時は、まだ北海道にいた頃ですよね。

山口: もう全然、在住ですね。この時はまだ、東京に出ていくつもりとか、一切なかったですからね。

―― このアルバムを作って、ビクター内のBabeStarからリリースされるっていうことになった経緯から、まず教えていただけますか。

山口: まず、僕はまあ、10代からずっとビクターの育成アーティストっていう状態で、前身のバンドの頃からお世話になってて。で、そのバンドが解散したあと、ひとりでやってたんですよ。ひとりになってからは、DJやったり、あと、弾き語りでやったりとか、ちょっとそれまでとは変わった形でやってて。今までずっとライヴハウスシーンでやってたのを、クラブの方に移動して、違うカルチャーを見てみたいと思って。
で、そうしているうちに、バンドをもう1回やってみたいと思って、サカナクションっていうバンドを作ったんですけど。メンバーも正式メンバーじゃなく、僕とギターの岩寺(基晴)とドラムの3人だけが正式メンバー、って形でやってて。で、ちょうど、「RISING STAR」っていう、「RISING SUN ROCK FESTIVAL」の一般公募枠みたいなのが始まった、第1回目の時だったんで、それにちょっと応募してみよっか、みたいな話になったんですよね。っていうか、当時のビクターの担当が、何にも言わずに音を送ってたんですけど(笑)。そしたら選ばれて、出演して、それがきっかけで、じゃあちゃんと録って、BabeStarでリリースしようか、っていう話になって。で、ベースの草刈(愛美)とキーボードの岡崎(英美)も、サポートだったのが、このデビューを機に正式メンバーになって。

この時点までリリースしていたアルバムを振り返りながらバンドのストーリーを語る。

特にデビュー前、北海道時代の話は貴重。

サカナクション (1/6) - 音楽ナタリー 

「エンドレス」がアルバムの鍵だった

──今作は、ギリギリまで制作してましたね。

まだ完成して1週間経ってないですからね(※取材は9月上旬に実施)。だから正直に言うと、まだどんなアルバムなのか自分でも把握できていなくて。でも、ドキュメンタリーというひとつのテーマを掲げて制作に臨んだから。そのテーマはちゃんと表現できたと思う。

アルバム「DocumentaLy」について。

キーになった局「エンドレス」を深く掘り下げています。

また突発性難聴というアクシデントを乗り越えた話や、震災についても。

サカナクション『違和感を含めた“リアルな気持ちの揺れ”を露骨に歌にしたかった』-ORICON STYLE ミュージック

ドラム江島さんと山口さんが2人で語るインタビュー。




サカナクションの5thシングル『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』完成! | スペシャル | EMTG MUSIC

EMTG:今作はどのように出来上がっていったんでしょうか?

山口:いつも、自分たちの目の前のお客さんに向けてのポップを模索していたんですけど、そうじゃなくて、僕らが手の届かなかった部分、J-POPシーンのマジョリティの中で、自分たちはどんなポップを鳴らせばいいんだろうって考えたんですよね。バンドやロックっていう時点でマイノリティっていう時代じゃないですか。だから、マイノリティからマジョリティになっていくんじゃなくて、元々ある大きなマジョリティの中で、サカナクションらしく、如何にマイノリティなポップを鳴らすか、そういう楽曲を作っていかなきゃいけないのかなっていう気持ちが漠然とあって。思考錯誤してて、いろんな曲が上がってきたんですけど、これは一番果敢にそこに向かっている曲というか。

山口さんが語る恥ずかしい曲「『バッハの旋律を夜に聴かせたいんです。』」

新たな歴史の開始を予見させるサカナクションの新曲 | スペシャル | EMTG MUSIC

EMTG:まず、「ルーキー」のような楽曲を、今の立ち位置を築いたサカナクションが発表することが、凄くいいと思いました。

山口:セールスやライヴの動員が増えるとかじゃなくて、自分たちが音楽シーンに対して、どれくらい爪痕残せるのかっていうことを、もう一回確認したかったんですよ。シングルの意味合いも、自分たちのヒストリーに付箋を打っていくものだと思うし、それを証明したかったんですよね。

シングルのプロモーションとして、Ustreamでレコーディング風景を生中継した意図も語られている。




2010年

サカナクション - LIVE DVD「SAKANAQUARIUM 2010(B)(C)(D)」トレーラーfrom DISC(D)

www.youtube.com

サカナクション (1/5) - 音楽ナタリー 

──「kikUUiki」完成おめでとうございます。このアルバムは相当な手応えがあるんじゃないですか?

そうですね。作品としての手応えもあるし、シーンに対してちゃんとアプローチできる作品を作ることができたっていう意味でも手応えを感じてます。どういうふうに受け取ってもらえるか、今はそれがすごく楽しみで。

──前作「シンシロ」のときのインタビューでは「J-POPのフィールドで自分たちがどう戦っていけばいいのかを常に意識している」という話がありましたが、今作でもその姿勢は変わらない?

全く変わらないですね。シングルで出した「アルクアラウンド」っていう曲が、自分たちが思ってた以上の現実的な評価を受けたことも自信になったし。

ネットを通じてリスナーが意見を発表できる時代について。

透明性を逆に武器にする山口さんの考え方とは?

サカナクション インタビュー|MUSICSHELF

--新曲「アルクラウンド」聞かせていただきました。純粋にいい曲だと思いました。純粋にいい曲という反応がいちばん的確なような気がしたのですが。

それについては、2つの感情をもちますね。まず、僕がこの曲を作ったときに「みんなにいい曲だと思ってもらえたらいいな」と思っていたのでうれしく思います。もうひとつは戦略どおり。

--というのは?

前作のアルバム『シンシロ』を出した後、次に僕らに必要なのは何だろ? と考えた際に、サカナクションとしてのスタンダードを作らなければならない、そして世の中にサカナクションという存在を浸透させていかなければならないと思ったんです。そういう曲を作るタイミングだろうと。まだサカナクションを知らない、一般の人に受け入れられるような曲を作る必要があって、やっておかなければいけないと思ったんです。

歌詞や曲の展開について。

曲作りを深く語っています。

サカナクション インタビュー|MUSICSHELF

--まず、「アルクアラウンド」のヒットおめでとうございます。このヒットがアルバム制作に影響した部分はありますか。

山口:「アルクアラウンド」をリリースしたときは、アルバムのレコーディングの序盤ぐらいだったんですが、反応がよかったので「今作っているこの作品はより多くの人に聞いてもらえるかもしれない」と思って、少なからずアルバムづくりに影響しましたね。

--制作マインドがポップ・モードに向かったということ?

山口:その逆ですね。「アルクアラウンド」でサカナクションを知った人が多いんだろうな? と思うと、次にその人たちにどういう音楽を提供したら、よりサカナクションを理解してもらえるのか、どうびっくりさせたらいいのか。そこを考えるのは楽しかったですね。同じことはやりたくなかったですから。

アルバム作りのこだわりについて。

曲順や、効果の作り方について詳細に語っています。




2009年

version 21.1 (1/3) - 音楽ナタリー 

山口一郎(サカナクション/Vo,G) 今日のこの3バンドって、本当にいい組み合わせだったよね。3バンドとも志は同じなんだけど、ちょっとずつ目指してる音楽性やスタンスが違うっていう。

出戸学(OGRE YOU ASSHOLE/Vo,G) 確かに。

山口 どのバンドも、それぞれの形とやり方でエンタテインメント・ミュージックとアンダーグラウンド・ミュージックの間のことをやろうとしてると思うんだけど。

出戸 本当に、3バンドともそうだね。

石毛輝(the telephones/Vo,G) 方法は違うけど、みんな意識的にその隙間を狙ってやってますよね。で、たぶんテレフォンズは一番ナンパなやり方でそれをやってるという(笑)。

若き日の三人が熱く語る。

ぜひ、テレフォンズ活動休止のインタビューとあわせて。

サカナクション (1/3) - 音楽ナタリー

——アルバム完成おめでとうございます。制作を振り返ってみていかがですか?

今回は東京に引っ越してきて初めてのレコーディングだったし、制作方法を大きく変えたりして、自分たちにまだ伸びしろがあるというのを実感しています。このアルバムを作って、今後バンドとしてやっていくべき方向がやっと見えたというか。

——その方向というのは?

今までぼくらはいわゆるJ-POPシーンとは少し離れたところにいた気がするんですけど、これからはもっとそこに軸足を置いて自分たちをちゃんと表現していきたいと思って。

自ら第一期のサカナクションの完成と言わしめた作品を語る。

「会社みたい」というメンバーとの作業風景も語られていて、興味深いです。

随時更新していきます。