バン犬
リハーサルでやっていることを紹介します!

 

はじめてのライブハウスでのライブ。

当然リハーサルもはじめてで緊張すると思います。

 

そこでこの記事では、初心者バンドマンのために「リハーサルの意味や実際の流れ」をご紹介します!

 

ぼくもかれこれ100回以上、ライブをやってきたので最後に効果的なリハーサルをするコツなんかもお伝えします。

ライブハウスでライブをしてみたいバンドマン、もうすぐ初ライブのミュージシャンの方はぜひ参考にして下さい。

 

リハーサルの目的。なぜ必要なの?

 

リハーサルをやらなければいけない理由は主に以下になります。

 

\リハーサルの目的/

  1. 音(楽器、機材)の確認
  2. モニター(返し・中音)の確認
  3. 外音(客席に聞こえる音)の確認
  4. 照明の確認

 

実際にバンドが演奏して、機材にトラブルはないか?理想通りの音は出ているか?やりたい演出はできるか?をチェックしていくわけです。

当然ですが、リハーサルをしないと本番でどのようなトラブルが起きるかわかりません!

 

バンドマンも責任をもってこの4つをチェックしましょう。

そのためには具体的なリハーサルの流れを把握しておくと良いです。

以下でご紹介していきます。

 

一般的なリハーサルの流れ

 

  1. セットリストの記入
  2. サウンドチェック
  3. 曲の演奏
  4. モニターの指示

【注意】リハーサルの時間は短い。迅速に行動しよう

一般的なブッキングライブ(対バンライブ)の場合、リハーサルの時間はひとバンドだいたい「20分~30分」で設定されていることが多いです。

これはセッティングと撤収を含んだ時間

 

なので実際に音を鳴らせる時間は正味15分ぐらいです。

自分たちのリハーサルの番が来そうだなと思ったら、ケースから楽器を出しておく、エフェクターをボードにセッティングしておくなど、ステージに上がる前にできる準備はやっておきましょう。

 

入り時間を守るのはもちろん、リハーサルが間延びしないように注意してください。

 

①セットリスト(進行表)の記入、提出

まずはリハーサルの前に、専用の用紙に曲順や照明の希望、その他の演出を明記してライブPAさんに提出します。

進行表とかセットリストとかいう用紙ですね。

用紙は事前にライブハウスのスタッフさんが用意してくれていますよ。

 

セットリスト用紙のフォーマットはライブハウスによって様々ですがおおむねこのような感じ↓です。

セットリスト用紙の例

渋谷MilkyWayより

 

曲のタイトル、曲順、照明の希望を書き込む欄があったり「SE」「REC」といった欄もあります。

SEとはライブ冒頭の入場曲です。

SEの音源はスマホやアイポッドなどでも提出できますが、できるだけSE用の楽曲が1曲だけ入ったCD-Rで提出するのが望ましいです。

その方がPAさんの方でもミスがないからですね。

 

またSEをストップするタイミングも書き込んでおきます。

だいたい「ボーカルが手をあげたら止めて下さい」とか「演奏が始まったら止めて下さい」とか書くことが多いですよ。

 

RECとはライブハウスの機材でライブを録音するかどうか、ということです。

なかなかプロのライブCDのようなハイクオリティ音源にはなりませんが、あとでミックスすることもできますし、できるだけ録音することをおすすめします。

 

②サウンドチェック

セットリスト用紙を提出し、時間がきたらいよいよ実際のリハーサルに入っていきます。

まずは「サウンドチェック」という手順を踏みます。

 

パートごとに楽器を鳴らしてみて、

  • 楽器がちゃんと音が出るか?
  • 楽器の音がちゃんと適切なマイクレベルで拾えているか?

をチェックしていくことですね。

 

サウンドチェックではバンドマン側はとりあえず自分の音がちゃんとなるかどうかに気を付けて、PAさんの指示に従って音を出せばOKです。

PAさん
ギターくださ~い

ギタリスト
はーい!ジャ~ン♪

 

おおむね、

  1. ドラム(とドラマーのコーラス)
  2. ベース(とベーシストのコーラス)
  3. ギター(とギタリストのコーラス)
  4. ボーカル

といった順でサウンドチェックしていくと思います。

 

ドラムはまずはキックから。

そしてスネア⇒ハイハイット⇒ハイタム⇒ロータム⇒全体、と順に音を出すことを指示されることが多いと思います。

 

ギターとベースでエフェクターがある場合はエフェクターを踏んだ状態の音もチェックします。

特に歪み系やブースト(一時的に音を大きくする)のチェックは必要ですので、PAさんに自己申告してくださいね。

空間系のエフェクターはチェックを必要としない場合も多いのですが、一応伝えておきましょう

 

③曲を演奏して中音をチェック

全てのパートのサウンドチェックが終わったら、本番で演奏する曲を一度演奏してみます。

曲の演奏は中音をチェックすることを主な目的とします。

 

中音とはステージ上で聞こえる音

つまりバンドマンが聞いている音です。

 

中音が聞き取りやすくないと、演奏に支障がでますのでここは集中してチェックしましょう。

また、照明などで特殊な演出がある場合は、この時に伝えても良いです。

 

ギタリスト
3曲目のBメロでコーラスが入るのでそこをやってみます!

PAさん
了解で~す

 

④モニター(返し)の希望を伝える

さて演奏してみて、中音はどうだったでしょうか?

聞き取りにくい音があったら、PAさんにモニターを指示しましょう。

 

ライブハウスのライブではコロガシと言われるモニタースピーカーがだいたい一人に一台割り当てられています。

ライブ用のモニタースピーカーの例

これがコロガシ

 

そこから特に必要とする音を返してもらえるわけです。(なのでモニターを「返し」と言ったりします)

返しはライブにおける命綱。

メンバーがお互いの音が聞けなければ、良い演奏はありえません。

 

ちなみにドラマーのぼくは「キックとベース」を返してもらうことが多かったです。

 

ドラマー
ドラムのモニターにキックとベースをお願いします。ベースはキックより小さめに返してください。

PAさん
了解で~す

 

わりと細かいニュアンスを伝えてもわかってくれるPAさんもいますので、遠慮なく返しの希望を伝えましょう!

適切な返しをつくるコツはこちらの関連記事にもまとめてありますので参考にしてみて下さい。

関連記事ライブの「返し」とは?モニター、中音をしっかり作るコツ【ロックバンド】

 

※必要ならフロア(客席)で外音を聞いてみる

満足のいく返しが作れて、時間に余裕があったら外音を聞いてみるのも勉強になります。

外音とはフロア(客席)でお客さんが聞く音。

 

外音のチェックはおそらくベーシストかギタリストが行うことが多いです。(ドラマーは無理笑)

もし外音を聞いてみて希望があったらPAさんに伝えます。

 

ただ外音のチェックはマストではありません。

バンドの演奏力が安定しており、サウンドチェックがしっかりできていれば、おおむね変な外音にはならないと思います。

 

またお客さんが入ると、人の体が音を吸収してリハーサル時の外音とはまるで違うものになります。

本番時の外音の状態は、経験豊富なPAさんしか知る由がありません。

なので外音のチェックはバンドマン自身がそんなに神経質になる必要はなく、PAさんを信頼して良いと思います。

 

そのライブハウスがはじめての場所だったり、PAさんがいつものと違ったりする場合などは外音のチェックは有意義かと思いますが、基本的にはお任せでも良いでしょう。

 

ちなみに外音はフロアの中心できれいに聞けるように作っています。

ライブハウスの外音

外音のリスニングポイント

 

なので、外音をチェックする場合はフロアの真ん中でリスニングしてみて下さい。

フロア最前線のギターアンプの前に立ってもギターが大きく聞こえるだけです(笑)

 

リハーサルの流れはサウンドチェックが終わったら、あとは「③曲の演奏」「④中音の希望を伝える(+外音のチェック)」を時間までに何回か繰り返して終了です。

曲を演奏できるのはせいぜい3、4回だと思うのでサクサク準備しましょう。

時間が来たら、ササッと片付けて次の人に交代です!

 

本番を成功させるリハーサルのコツ

本番と同じ音量でリハーサルも演奏しよう

だいたいサウンドチェック時より、曲の演奏時の方がボリュームが大きくなるのがバンドマンの性です。

さらに言うと、リハーサルより本番の方がボリュームが大きくなってしまうことがあります。

 

そうなってしまうと極端な話、リハーサルでつくった中音・外音がバラバラになってしまいます。

ライブ中にPAさんが細かい調整を加えてくれるので何とかなりますが、やっぱり好ましいことではありません。

 

ですから、リハーサル(サウンドチェック)も本番と同じテンションで演奏しましょう。

特にドラムとボーカルの音量は本人の技術によるところが大きいので、よりトレーニングが必要です。

 

リハーサルで演奏する曲と部分を決めておこう

リハーサルの時間は短いです。

事前に「この曲のサビまで」「この曲のBメロから間奏まで」など演奏する曲とその部分を決めておきましょう。

 

できるだけ、コーラスを含めた全ての楽器が鳴っている部分を選んでリハーサルするのが望ましいです。

全ての楽器を力強く鳴らす部分、小さく鳴らす部分など最大・最小の音量で演奏する部分をそれぞれリハーサルするのも良いと思います。

自分たちが意図したとおりに、音量の振れ幅を作って迫力が生まれているかどうかをチェックできます。

 

余計な音を出さない

これは大切なマナーです!

 

  1. サウンドチェック時に指示のない楽器は鳴らさない
  2. 他のメンバーがモニターの希望を喋っている時は楽器を鳴らさない

 

これは絶対に守ってくださいね。

単純にすごくストレスになりますし、スムーズな進行を妨げます。

実は楽器が上手な人ほどこういったマナーは守れています。

 

対バンのリハーサルを見よう

ドラマーだけは外音をチェックすることができません…。

どのようにドラムの音がフロアに届いているかは想像するしかありませんよね。

 

その想像の手掛かりになるのが対バンのリハーサルです。

ぼくは特に「シンバル類がうるさくないか?」をチェックするようにしていました。

 

ハイハットやライドシンバルは自分で持ち込まない限り、その音色はライブハウスに置いてあるシンバルに依存することになります。

「ココではスティックの腹を使ってライドシンバルをグワングワン鳴らすべきか…」「それとも抑えめにした方がよいか…」そんなヒントが対バンのリハーサルから得ることができます。

 

貴重な情報なので特にドラマーの方は対バンのリハーサルを見ることをおすすめします。(単純に対バンの人とコミュニケーションをとるきっかけにもなりますし)

 

できる準備は事前にやっておこう

入り時間とリハーサルまでの時間は30分から1時間に設定されていることが多いです。

その時間で「セットリスト用紙の記入」「お客さんの予約リストの記入」を行います。

 

短い時間で詳しくセットリストを記入するのは、これが意外と大変なんですよね。

特にさまざまな演出をしたいバンドにとってはその場でペンを走らせるのは一苦労です。

 

そこで事前にバンド側で用紙を用意して記入・提出するのをおすすめします。

バン活!では独自の「セットリスト用紙」「照明指示用紙」を用意しました。

セットリスト用紙

照明を指示するための用紙(記入例)

照明指示の用紙

 

こちらからファイルをダウンロードして印刷できますので、ぜひご利用ください(無料です)

関連記事リハやライブ本番に使える「書き込めるセットリスト用紙」

関連記事ライブ本番で使う「書き込める照明指示の用紙」

 

以上、ライブハウスのリハーサルの流れやコツを紹介しました!

その他に「ライブハウスの選び方」や「ライブの楽しみ方」はこちらにまとめてありますので合わせてご覧ください。

合わせて読みたいライブハウスに出たい?初ライブで準備するものや手順などを現役バンドマンが解説

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