最近のインターネットで当たり前になりつつある「投げ銭」
ストリートライブをするミュージシャンにポンと小銭を投げ入れるように、ネット上でコンテンツを公開している人へ小額の支援をすることができるサービスが増えてきました。
そこでこの記事では、「投げ銭機能」が実装されているウェブサービスやアプリをまとめてご紹介します。
今後、ますます投げ銭文化は定着していくと思います。
クリエイター、アーティストのみなさんはぜひ自分の活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?
クリックできる目次
- 1 今すぐネット通販をはじめたい、ファンから支援を受け取りたいなら「BASE」
- 2 投げ銭+ライブ配信で人気の『ふわっち』
- 3 ヴァーチャルYouTuberでも話題の『YouTube Live(Super Chat)』
- 4 インスタグラムのライブ配信で投げ銭機能が実装予定
- 5 投げ銭だけでなく、コンテンツ販売もできる『note』
- 6 ゲーム実況では世界一の『Twitch』
- 7 ツイキャスで投げ銭ができる『キートス』→『ライブ収益』としてリニューアル
- 8 ファンレター+投げ銭の『Ofuse』
- 9 ウェブ決済の王道を使った投げ銭『Paypal.me』
- 10 ニコニコ生放送(く)
- 11 ビットコインを投げ銭できる『VALU』
- 12 音楽に仮想通貨を投げ銭できる『tipmusic』
- 13 仮想通貨ならツイッターアカウントがあるだけで送金が簡単にできる
今すぐネット通販をはじめたい、ファンから支援を受け取りたいなら「BASE」
いきなり「投げ銭」サービスでなくて恐縮なのですが、手軽&利益率が高いということで紹介させていただきます。
昨今のコロナウィルスの影響で、ミュージシャンに限らずアーティスト全般が苦境に立たされています。
ですから、できるだけ早くネットで商品の販売や支援の受け取りを始めたい人が多いでしょう。
そこでおすすめしたいのがBASE でネットショップを開設すること。
BASE にはTシャツやスマホケースなどを今すぐオンデマンド(受注生産)で販売できる機能があります。
在庫を持つ必要もないので、安心してグッズ販売できますよ。
またデジタルデータも販売できます。
ですから「コロナウィルスの緊急支援お願いします!アーティスト写真データセット¥1000」みたいな商品も販売できるんですね。

例えばこんな風に販売できます
BASE に支払う手数料は、商品が売れるごとに6.6%+¥40。
つまり売り上げの9割以上を販売するアーティストが受け取ることができます。
そして初期費用も¥0です。
BASE でネットショップを作って販売するのがイチバン手軽に今すぐ始められ、かつ多めに利益を受け取れるのではないかと思います。
またBASE は通常の振り込みサイクルも振り込み申請から10日と早いのですが、さらに最短で翌日に売上金が振り込まれる「お急ぎ振り込み」の機能があります。
「今、まさに現金が欲しい!」という方はぜひ利用すべきです。
さらに2020年12月31日まで「手数料キャッシュバック!キャンペーン」を実施中です。
ショップ開設日から60日以内で売上確定された注文の、決済手数料、サービス手数料が全額キャッシュバックされます。(上限1,000,000円まで)
ショップのアドレスとパスワードを決めて、メールアドレスを登録すればすぐにネットショップの立ち上げが完了です。
BASE にはその他にも様々な機能があるので、今回のコロナショック以降も使い道はいろいろあります。
ぜひこの機会にあなたの公式ウェブショップを立ち上げて下さい。

その他の機能はこちらで解説していますので、興味ある方はご覧ください。
関連記事【手数料激安!】ミューシャンはBASEで音楽を売ろう!
投げ銭+ライブ配信で人気の『ふわっち』
投げ銭と言えば、ライブ配信!
というぐらい、最近人気のライブ配信アプリにはほとんどのサービスに投げ銭機能が実装されています。
特に「ふわっち」はテレビCMを開始し、今とても人気が高まっており、ユーザー数が急増しています。
ライブ配信アプリの多くは、視聴者にデジタルギフトを送ってもらい(ギフティング)、ライバーはそのアイテムを換金することで収益を得ることができるというシステム。
こういったライブ配信サービスはアイドル、ミュージシャンなどを中心に大変盛り上がっていて、中にはものすごい金額を稼ぐ配信者もいるそうですよ!
インスタグラマーとも相性がよいらしく、起業家のあやにーさんのこちらの記事なんか興味深いです。
男性フォロワーが9割の読者モデル系インスタグラマーが、最近増えているライブ配信サービスをしている姿を 偶然近くで見ることがあり、興味深いなあと思っていまして。
彼女自体はアラサーで日々自分の写真をインスタに掲載しているきれいな女性といった感じ。
ライブ配信は食事を食べながら行っていて 「おいしいでーす!」「アイテムありがとうー!!うれしい!」といったやり取りを15分ほど続けていて。
配信を切った瞬間「本当ちょろいんだけど、いっぱいアイテム投げてくれるんだよね~毎月いいお小遣いになってる!稼げるし、もっと貢げやって思ってるんだけど(笑)」と。
こういった事例からも言えるのは、投げ銭ともっとも相性が良いのはライブ配信であるということです。
投げ銭をする側になった経験をお持ちの方なら直感的にわかると思うのですが、投げ銭したくなる時って感動した瞬間だったり、場の熱量が高まった時ですよね?
つまり「ライブ感」が必要なんです。
「相手が投げ銭を受け取った事実が今すぐにわかり、喜んでいる顔が見える。」
それが投げ銭する側からすると、大きな「理由」になっています。
ぼくは後述するnoteを使っていますが、ライブ配信サービスの「ギフト」ほど、noteの「サポート」は景気がよくありませんよ(笑)
それはやはりライブ配信とちがってnoteで発表できるコンテンツが静的(ライブではない)だからですね。
これは良い悪いではなく性質の違いだと思います。
ふわっちはランキング上位に行くと「ふわっちポイント」がプレゼントされるます。
ただ配信とギフティングで稼ぐだけでなく、運営からのプレゼント的な報酬があるので、その他のライブ配信アプリより稼ぎやすいのでおすすめです。
今のところ、ナンバーワンの「稼げるライブ配信アプリ」ですね。
関連記事ライブ配信アプリまとめ 音楽も生で届けよう!【稼げるアプリも紹介】
もちろん無料で始められるので、まずはふわっちアプリをダウンロードしてその操作感や配信風景を確かめてみて下さい。
ヴァーチャルYouTuberでも話題の『YouTube Live(Super Chat)』
ご存知YouTubeでも投げ銭×ライブ配信の機能が実装されています。
YouTube上でライブ配信ができるYouTube Liveに付随している「Super Chat」という機能で、100円~50000円まで投げ銭ができます。
手数料が30%とちょっと高いのが配信者にとってはつらいところですねw
YouTube Liveはふわっちや17Liveとはちょっと風土が違う感じです。
YouTube Liveの方がゲーム配信やお馴染みのYoutuberに通ずるようなチャレンジングなタレント的配信者が好まれるようです。
最近ではデジタルYoutuberも話題ですね!
リアルタイムで人間とキャラクターの動きを連動するモーションキャプチャーを利用して、まるでアニメのキャラクターがYouTubeに登場してライブ配信を行っているようです。
ヴァーチャルYoutuberの中でも人気の「ミライアカリ」がSuper Chatを使ったところとんでもないことに…。
なななななんとスーパーチャットで180万稼いだとか、しかも放送が終わってからも投げ銭が入るとかいう 盛況な模様。 時給にして90万(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・
バーチャルYoutuber「ミライアカリ」2時間の生放送で180万円を稼ぐ
www
実際のライブ配信の様子がこちら。
2020年は世界での投げ銭ランキングトップ3をVtuberが独占!
アニメ調のキャラクター姿で動画配信するバーチャルユーチューバー(Vチューバー)が経済圏を広げている。ファンがお金を払って応援コメントを送る「投げ銭」で1億円を稼ぐ配信者も現れ、獲得額で世界トップ3を独占。企業とのコラボや海外進出も相次ぎ、日本発の新たなエンターテインメントに育とうとしている。
いや~、すごい話ですね!
ただSuper Chatを使うには条件があり、
- 有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上
- チャンネル登録者数が 1,000 人以上
のチャンネルである必要があります。
これはすぐには達成できない数字なので、今すぐライブ配信で投げ銭を受け取りたい人はふわっちをご利用ください。
Super Chatの使い方はこちら↓です。
インスタグラムのライブ配信で投げ銭機能が実装予定
10月21日にInstagramはライブ配信者が視聴者から収益を得られる「バッジ機能」の提供を日本でも試験的に始めました。
視聴者がライブ視聴中に有料の「バッジ」を購入し、配信者を応援できる仕組み。
バッジは120円、250円、610円の3種類です。
購入するとライブのコメント欄に、視聴者のアカウント名と購入したバッジのアイコンが表示されます。
現在は一部の配信者のみに解放された機能とのこと。(世界計5万人以上)
配信者がバッジ機能で得た収益と同額分を同社が上乗せして支払うプログラムも11月に開始する予定。
一部ユーザーのみということで、まだ一般的に使えませんが、一般ユーザーに解放されれば大本命間違いなし!
ぜひニュースをチェックしておいてください。
フォロワーが多い方はインスタグラムに問い合わせても良いかもしれません。
投げ銭だけでなく、コンテンツ販売もできる『note』
noteはテキスト、音楽(音声)、画像、動画などあらゆるデジタルコンテンツを販売できるプラットフォームです。
さらに「サポート」という投げ銭ボタンがデフォルトで実装されています。
記事毎にこんな感じで表示されますよ。(サポートお願いします!の文言を自由に変更できます)
noteは
- 投げ銭
- コンテンツ販売
- 月額課金マガジン
など色んなマネタイズに挑戦できるのが特徴です。
もちろん無料で公開することもできますし、SNSのようなフォロー機能もありますので、クリエイターの母艦として有能なサービスだと思います。
かなり利便性が高いので個人的にはおすすめのサービスですね。
noteに関してはこちらの記事でも詳しく解説していますので、興味がありましたらどうぞ!
関連記事noteを音楽活動で活用する方法!楽曲のダウロード販売もできます
ゲーム実況では世界一の『Twitch』
アイドルのSHOWROOM、YoutuberのSuper chatと言った感じですが、ゲーム実況で人気なのがTwitchです。
アメリカで人気のあるプラットフォームですが、徐々に日本でも浸透してきていますね。
bitというサービス内の仮想通貨を投げ銭できる他、500円から月額スポンサーになることもできます。(毎月更新)
TwitchはAmazonが買収しており、Amazonプライム会員だとTwitchがノンストレスで楽しめるTwitchプライムに無料で入会することができます。
そして、Twitchプライムになると好きな配信者の月額スポンサー(500円)に無料でなることができるんですね。
つまりAmazonから毎月500円あげるから好きなゲーム配信者応援してよ!と言われているのと一緒なんですね!
なんつーふとっぱら!
この事実を知ったので、ぼくもミュージシャン仲間でブログ仲間のうめだそうたろう(@umesooooo)さんのゲーム配信を支援しています。
ぼくの財布は特にいたまないのでw
Amazonプライム会員は年額3900円でお急ぎ便無料や、プライムビデオ、Prime Musicが使えるのでそれだけでも簡単に元がとれます。
加えてTwitchプライムと連携したことで、ますますお得なサービスになりましたね。
ぼくもプライム会員ですが、感覚的には全部無料で使っている気がしますもん(笑)
月額に直すと325円ですし。
まだプライム会員でない人はこの機会にどうぞ!
こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事【2019年】Amazonプライム会員のメリット14個をわかりやすく解説!料金は?
ツイキャスで投げ銭ができる『キートス』→『ライブ収益』としてリニューアル
2018年の春からツイキャスでもキートスという投げ銭機能が実装されました。
※2020年10月 キートスの終了が発表されました。
2020年12月から新たなに「ライブ収益」のシステムがスタートします。
2020年12月1日、動画収益(β)はベータ版が終了し、
アイテム収益に動画収益が合体した収益機能「ライブ収益」がスタートします!今回のバージョンアップで新しい機能がプラスされ、また動画収益(β)の条件も緩和されるなど、収益の範囲が拡大する予定です。
ファンレター+投げ銭の『Ofuse』
Ofuseはファンがクリエイターに投げ銭をすることでファンレターを贈ることができるサービスです。
遅い時間ですがOfuse本日リリースです!https://t.co/2Ikr2KMI55 pic.twitter.com/TH58B3z3wr
— Ofuse運営 (@Ofuse_official) 2018年3月25日
ツイッターアカウントで誰でも登録でき、簡単にお布施を募ることができます。
イラストレーターさんやマンガ家さんが多いようですね。
クラウドファンディングはイベントありきですが、Ofuseは登録しておいて随時支援を募れるような感じ。
公式サイトはこちら。
ウェブ決済の王道を使った投げ銭『Paypal.me』
ウェブ上の決済・送金サービスで世界的に有名なのかPayPalですよね。
PayPalには「PayPal.me」という自分のアカウントに簡単に送金してもらえるURLを生成する機能があります。
使い方は簡単で、まずPayPalアカウントを作成しログインします。
「支払いと請求」のところに「PayPal.meプロフィールを作成」という項目があるのでクリックします。
任意のURLを作成します。
顔写真と色を設定します。
これで設定はOKです。
あとはURLを共有すれば投げ銭を受け付けることができますね。
PayPal.meは投げ銭する側もPayPalアカウントが必要なので、広く一般から投げ銭を募集するのには向いていないかもしれません。
でも、例えばこんな風にサイトやホームページに導入しても良いかもしれませんよ。
ぜひ星川に投げ銭お願いします(笑)
ニコニコ生放送(く)
ドワンゴが運営する老舗ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」がヴァージョンアップし、投げ銭機能が追加されます。(2018年6月28日から)
ご存知の通りライブ配信分野はライバルが多く、苦戦しているニコニコ。
今回のヴァージョンアップっで逆転となるでしょうか!?
ビットコインを投げ銭できる『VALU』
※VALUは2020年4月にサービスを終了しました。
自分自身の株となる独自のトークン(仮想通貨)Valuを発行し支援をつのれる「VALU」でも投げ銭機能が追加されました。
VALU内での取引はすべてビットコインになるので、投げ銭もビットコインで行われます。
VALUは独自のSNSとして進化を遂げているので、風土が合う人には強い味方になってくれるかもしれませんよ。
関連記事ミュージシャンもOK!VALUの使い方をやさしく解説。音楽活動の資金をビットコインで調達しよう
音楽に仮想通貨を投げ銭できる『tipmusic』
tipmusicというプラットフォームではサウンドクラウドと連携して、投稿された音楽に対して投げ銭を行うことができます。
こちらも仮想通貨での投げ銭で、
- モナコイン
- ネム
- ビットゼニー
- リップル
が使えます。
日本円にすると一桁ぐらいの小額から投げ銭できるので、かなり気軽ですね。
関連記事音楽を投稿して、仮想通貨でチップを受けとれる「tipmusic」と「MUSICOIN」
仮想通貨ならツイッターアカウントがあるだけで送金が簡単にできる
VALUもtipmusicも仮想通貨で投げ銭できるサービスですが、そもそも仮想通貨はネット上で簡単に送金できます。
今のことろ、ツイッターを使うと簡単ですね。(tipmusicもツイッターを利用している)
ブログやウェブサイトに投げ銭ボタンを埋め込めるブログパーツを開発してくれた方もいますよ。
こちらの記事で紹介しています。
関連記事ブログやサイトに仮想通貨の投げ銭ボタンを設置してみては?
今後、ネット内の送金は仮想通貨がどんどん主流になっていくと思われます。
いづれのサービスを使うにしても、仮想通貨をちゃんと取り扱うには口座を開設する必要がありますね。
主要な仮想通貨口座はいくつかありますが、Coincheckがおすすめです。
東証一部マネックスグループのグループ会社が運営しています。
2019年国内仮想通貨取引アプリDL数ナンバーワンの人気です!
Coincheckの口座開設は無料ですので、ぜひひとつ持っておいてください。
以上、「投げ銭ができるウェブサービス・アプリ」でした!
今後ますます増えていくと思うので、気づきしだい追記したいと思います。
その他の音楽で稼ぐ方法はこちら↓です。
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