同人作家、アマチュアクリエイターを支えるpixivから「pixiv FANBOX」がリリースされています。
クリエイターがファンから直接支援を受け付けられるいわゆるパトロンサービスで、最近は似たようなサービスが多く立ち上がっています。
ぼくもクリエイター、アーティストの端くれとしてパトロンサービスの活用を考えたりするんですよ。
でも、
なんてつい思っちゃいますよね。
お金をもらってるからには、
「支援者には特別な作品を!」
「休んじゃダメだ!」
みたいに気負ってしまう人は多いと思います。
ところが、pixiv FANBOX事務局の公式noteを読んでみたら、
と思える内容だったのでご紹介します。
ファンが求めているのは「支援が役に立っている!」という実感
私たちはこれまで1年間、一部のクリエイターさんと1対1で協力してFANBOX運営してきました。そこでファンが増えるために効果的なことは「FANBOX上にリッチなコンテンツを投稿すること」ではなく、「今までのように作品を創ってpixivやTwitterのように投稿し続けること」だと実際の数値を見て学びました。 最初から支援者限定のリッチなコンテンツを作ろうという意識は必要はありません。まずは今まで通り、作品をpixivやTwitterと同じ感覚で投稿していきましょう。
普通、ファンクラブと言うと会員限定の会報やグッズの販売を思い浮かべるじゃないですか?
ですが、意外と支援者は直接の見返りを求めていないようです。
では、何が楽しみで支援しているかと言うとコレ。
ファンが求めているのは、凝ったメイキングではありません。あなたの素晴らしい活躍です。今までより投稿のペースが上がっている!私達の支援が創作活動に役立っている!という実感を求めています。
ファンってなんて純粋なんだ!(笑)
気負わずパトロンサービスを使ってOK?
ファンは支援を創作に使ってほしいと思っていることはわかりました。
では生活費には使っても良いんですかね?
いやもちろん創作には時間がかかるし支援でバイトが辞めれるなら、それはやっぱり「創作の支援」であることは間違いありません。
でも、例えば支援で寿司食べてたらどうでしょうか?w
極端な話キャバクラやパチンコに行ったら…?
それは直感的に言ってダメな気がするんですよ。
自分が支援者になったことを想像して、クリエイターが道楽に支援金を使っていたらどうですか?
やっぱり嫌な気持ちになるのではないでしょうか?
そう考えると支援を受ける側になったらやっぱり責任を感じます。
とは言え!ですよ!?
クリエイターだって人間です。
そりゃあ、多少の遊びがなきゃやってられないというもの(笑)
つまるところ「支援(金)」の使い道の正否のボーダーラインってどこなんだろう?
と言う話です。
ん~、これはまだ答えは出てませんね。
個人の名前を冠して人さまからお金をもらうのは非常に難しく、否応なく責任があることだと思います。
倫理観や道徳観が試されますよね。
少なくとも自分がパトロンサービスを使う際はきちんと使う理由を説明できるようにしたいと思います。
まぁ、ぼくが無駄に考え過ぎと言う可能性もあります(笑)
pixiv FANBOXからのアドバイス「ファンはリッチなコンテンツを求めていない、活動を支えることを喜びとしている」という話はひとつ参考になりました。
個人的にはパトロン文化はもっともっと定着して欲しいし、気軽に支援が行きかう社会になって欲しいなと思います。
自分が使うかはさておきパトロンサービスや投げ銭サービスは応援したいですね!
色々なパトロンサービス(ファンクラブサービス)や投げ銭サービスはこちらにまとめてあります。
クリエイター/アーティストの方はぜひ一度読んでおいてください。
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