東京は吉祥寺に新しいライブハウスが登場します。

その名も「NEPO」!

 

大宮(宮原)でヒソミネというライブハウスを運営していた森大地さん。

KAGERO、I love you Orchestraというバンドでソングライティングとベースを担当している白水悠さん。

そして店長として就任する河野岳人さんの3人が発起人となって立ち上がりました。

 

NEPOの構想を見ると、とても楽しそうでライブハウスの未来を感じましたよ!

 

チャンス

NEPOの良いところ①開放的な空間

NEPOの空間デザインの目指す形を森さんが以下のように語っています。

意識したテーマの一つが“公園で喋っている感”。飲食店だと席に通されてそこで飲食を楽しみますけど、どこか「食事をしている間だけその席を借りてる」って感覚がなんとなくありますよね? ここではそうでなく、公園に行って自分たちの陣地のような場所を作って、お弁当やジュースを持ってきてしゃべっているような時間を過ごしてもらいたいなって。

フェスはすっかり日本の娯楽として定着しました。

音楽業界全体のライブ収益もCDの売り上げと反比例するように伸び続けています。

 

そんな中でも小規模なライブハウスの動員は劇的に増えたという実感は残念ながらぼくにはありません。

むしろ経営が苦しいところが増えているように感じます。

フェスのようにライブハウスが日本の文化として定着したとは言いがないのではないでしょうか。

 

その原因として、やはり「空間としての魅力」がひとつ考えられるとぼくは思います。

NEPOでは引用部のように開放的な空間を目指し、完全分煙になるそうです。

コンビニからも喫煙スペースが撤去される昨今ですから、これは当然の流れのように思えますよね。

 

足を運びやすいストレスフリーの空間。

NEPOはそれを実現しようと仕事をすすめているようです!

 

NEPOの良いところ②狭い!

「開放的」と矛盾するように感じますが、NEPOのキャパシティは120人ほどになるそうな。

これはぼくはすごく魅力に感じました。

 

っというのも、キャパが狭いと動員が少なくても盛り上がりやすいんですね(笑)

これが意外と重要な要素で、同じ100人でもキャパ300人と100人のハコでは「満員感」が違います。

この場合は100人のハコの方が良くて、お客さんも自然と声を出したり、踊ったりしやすくなります。

やっぱり「ボッチ感」がでちゃうと恥ずかしいですもんね(笑)

 

でも、狭いと結局開放的ではなくなくなり長居しづらいのでは…?

と思うところですが、NEPOでは地下1階がライブスペース、地上1階が飲食スペースになるそうです。

ですから、ちょっと疲れたらすぐに休むことが可能!

 

またこれは余談ですが、近未来では狭いハコの価値が上がっていくだろうと考えています。

VRやフォログラフィ、ハイレゾなどのテクノロジーが発達して、家にいながら目の前にアーティストを感じることも可能になってきました。

そうなると、「東京ドームの一番後ろより、VRで家で観た方が良いのでは…?」ということになってくると思います。

 

ドームの最前列よりも、遥かに近い距離でアーティストを感じられるライブハウス。

隣にはその音楽を共有できる仲間がいるライブハウス。

その体験はなかなかデジタルに置き換えることは難しく、希少価値を増していくでしょう。

これは飛躍ですが、チケット代もドームクラス<ライブハウスとなる未来も十分考えられると思っています。

 

NEPOの良いところ③音響にこだわっている

さらにNEPOでは音響に最新システムを導入して、よりよい音を目指すそうです。

 

実はキャパ100人×音が良いってハコはかなり少ないんですよ。

そもそも空間が狭いと音作りが大変という側面はあるのですが、いくら空間にこだわって肝心の中身がしょぼくてはどうしようもありませんよね。

発起人の3人がミュージシャンということもあって、やはり音の面はこだわっているようです。

 

NEPOの良いところ④キャッシュレスで後払い決済

そしてもっとも斬新な点が「QRコード決済&後払い」です。

 

まず入店したらQRコードがついたリストバンドを渡されます。

NEPO内でフードを注文したら、その履歴がQRコードに記録されます。

そして退店する時にチケット代と飲食代をまとめて支払うというシステムです。(カード払いも可能のようです)

スーパー銭湯などに多いシステムですね。

 

一見して何のメリットがあるかわかりませんが、リアルに想像してみるとその便利さがわかります。

ライブハウスで盛り上がっている時に「サイフ落としそう…」と心配になったことありませんか?

ぼくはあります(笑)

 

人口密度も高いですし、考えたくないですがスリも心配です。

しかしNEPOの後払いシステムならクロークに財布や貴重品を預けつつ、店内で飲食物の購入が可能!

これは便利そうですよね。

またハコやアーティスト側からすると、滞在時間や客単価も上がりそうな工夫です。

 

これもまた空間と同じく「開放的」な気持ちにさせる工夫かもしれません。

 

クラウドファンディング実施中!オープン前のNEPOを見に行けます

そんな素敵なライブハウスを目指してNEPOがクラウドファンディングに挑戦中です!

 

バン活!も¥10,000のプランを支援させていただきました。

¥10,000プランから先行プレビューイベントにも参加できるようで楽しみです!

¥100,000でホールレンタルができるプランもあるのでバンドマンやイベンターさんも注目ですよ。

 

ぜひお財布に余裕ののある音楽好きの方は支援してみてはどうでしょうか?

予算に応じて多彩なプランが用意されていますので、ぜひクラウドファンディングのページをご覧ください。