最近、noteで月額マガジンをやっている音楽アーティストをちょくちょく見かけます。
でも、個人的には料金が安すぎると思う。
月額200円じゃ、手数料引いて手元に残るのは150円くらいでしょ。それじゃ、赤字になってコンテンツが先細るし、月額マガジンを加入する人は200円でも500円でも加入するよ。
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2018年2月1日
これはCDでも、ダウンロードでも同じだと思っていて、どうしても自分で自分の音楽をプライシング(値付け)すると、安売りしちゃうんですよね。
ぼくもそうでした。
別に安売りしているつもりじゃないくて、それはファンの方に対する誠意とかサービスのつもり。
「できるだけ安く買ってほしい!」というサービス精神です。
でも、自分がファンの立場になって考えて見ると、例えば前作が2000円のアルバムで新作が3000円でも普通に買いますよね?(これが1万円になったら、そりゃ違いますがw)
人がモノを手に取る理由を値段とするとき、一番大きいのは、「安い・高い」の差ではなく、「無料・有料」だそうです。
つまり「なるべくたくさんの人に自分の音楽を聴いてほしい!」と思った時に一番効果的なのは、無料で公開しちゃうこと。
100円でも「もったいねぇ!」という人にとっては高いわけですねw
つまりどうせ売るなら、自分のスケールで音楽活動がまわるようにちゃんと利益がでる値段にした方が良いのでは?という話です。
クリエイターがサブスクリプション(月額)のコンテンツをやるなら、料金は思い切って高めに設定した方が良いと思う。安いから登録者が増える!というもんでもない気がするから。
ツイッターのフォロワー数やHPのアクセス数から逆算して登録数を予測⇒利益がでる値段設定、にした方が良いと思う。— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2018年2月1日
例えば、ぼくがnoteで月額マガジンをやるなら1000円~1500円くらいではやりたいですねぇ。
色々かんがみて、ぼくの月額マガジンを購読してくれる人って10人ぐらいだと思うんですよw
それでも、やるなら毎日に近いぐらいコンテンツを投下したいし、そうなるとやっぱり1万円以上は欲しい。。。
(それでも赤字ですがw)
特に月額課金のコンテンツってセンシティブで、なかなかプライシングは難しいのですが、結局「持続可能性」が担保されていないと(アーティストがコンテンツを作り続けられないと)、ファンもアーティストも悲しいですしね。
一番良いのは、思い切って少し高値を目指して、そこに自分を合わせていくことではないかと。
むしろ高い値段に合わせてコンテンツの質を上げていく!という方向性の方が良いんじゃないかな?水は低きを流れる、じゃないけれど自分を安売りするとコンテンツも安くなっていってしまう気がする。
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2018年2月1日
まぁ、CDとかだと製作が終わっちゃってるんでアレなんですが、それこそnoteようなプラットフォームなら、買ってもらってからコンテンツを追加したりブラッシュアップすることができます。
よくフリーランスだと「自分の実力より上の仕事を受けろ」なんて言いますが、そんな感覚に近いですね。
もちろん「そんなに儲けいらないなぁ…」という人は安価にしたら良いし、戦略的に無料にするのも良いですね。
特に今や音楽は無料と思われてるフシが強いですから(苦笑)、無料と有料のメリハリはしっかりつけないと「音楽はタダ」の引力に引きずられてしましいそうな気がします。
そんなわけで「自作の音楽を売る時は、思い切って高値をつけてみよう」という話題でした。
参考になったらうれしいです。
「自分の音楽を販売したい!」という方はこちらへどうぞ。