「音楽ライター」って一昔前はとても人気のあった職業ですよね。

誰でも文章を発表できる今の時代になって、逆にどうすれば「音楽ライター」になれるのか分かりにくくなっていると思います。

 

そこで、今回は「今日からはじめる音楽ライター」から「アルバイトとしての音楽ライター」そしてもちろん「音楽メディアの会社に入ってライターになる方法」をご紹介します。

 

「音楽ライターになりたい!」という方は是非、参考にしてみてください。

今日からはじめる音楽ライター!

まず四の五の言わずに実践から入りましょう。

今すぐに音楽ライターを始めるツールはそう、ブログです。

ブログで音楽批評を書く

ブログで音楽批評をする人はとても多いです。

「ブログがバズって(話題になって)、寄稿がまいこみ、そのままライターを名乗るようになった」というライター人生を歩んでいる人は本当に多くなりました。

 

何よりブログはライターとしての母艦であり、それ自体をGoogleアドセンスやアフィリエイトで収益化することも可能です。

クライアントの必要ない収益方法を持っていれば、日々の収益が安定します。

その意味では、プロのライターこそブログはやっておいた方が良いでしょう。(もしかしたらやっていない人はいないかも)

 

ブログツールはさまざまありますが、もっともプロ的で、かつベターなのがWordPress(ワードプレス)を使うこと。

WordPressは「世界中の全ウェブサイトの30%がWordPressで作られている」というほど、超メジャーツールです。

 

独自ドメインを取得したり、レンタルサーバーを契約したりと立ち上げるのがちょっと難しそうに思えますが、メジャーツールなので、実は誰でもカンタンに使えます。(おすすめサーバー⇒エックスサーバー

バン活!では、WordPressでロックバンドのホームページを作る方法を解説しています。

 

個人ブログも同じ手順なので、ブログをやりたい人はこちらの関連記事にそって手続きを始めてみて下さい。

関連記事ミュージシャンがWordPressで公式サイトを自作する方法をわかりやすく解説(全5回)

 

クラウドソーシングで音楽批評を書く

次に紹介するのはクラウドソーシングです。

クラウドソーシングとは様々な仕事の受注を仲介してくれるサービスですが、音楽メディアが記事作成の仕事を募集していることも多いです。

 

クラウドソーシングのメリットはすぐにお金が貰えること。

もっとも、なんの実績もないライターの場合、1文字1円以下というのもザラです。

 

少しづつ仕事を積み重ねていくと、クラウドソーシング上のプロフィールに実績が蓄積されます。

その実績でもって、クライアントと価格交渉していき、少しづつ単価を上げていく感じになりますね。

 

このように実績が可視化されるのも、クラウドソーシングのメリットのひとつです。

 

代表的なクラウドソーシングサイトは以下のとおり。

 

クラウドワークス はライター業をやるならもっとも有名かつベターなクラウドソーシングではないでしょうか。

ライターに興味があるなら、知っている人も多いかもしれません。

 

クラウドワークスで取引されている仕事の量は日本最大級。

ざっとライティング仕事を検索するだけでも、たくさんヒットし、仕事には困りません。

 

特に副業として音楽ライターをやりた人は必ず登録しているといっても過言ではないでしょう。

 

ランサーズ は、クラウドワークスと同じ規模の大きなクラウドソーシングです。

個人的にクラウドワークスの方が使いやすいと思いますが、ランサーズが合う人もいるでしょう。

基本的には実績がバラけないように、どちらかに注力したほうが良いです。

 

両方に登録してみて、わかりやすいと思った方をを使ってみて下さい。

 

ココナラ は非常にポップで使いやすいサイトです。

クラウドワークス、ランサーズと違うのは「仕事に応募する」だけではなく、自分で「スキルを出品」できること。

 

例えば「1文字1円で音楽関係の記事を書きます!」といった商品(スキル)を出品し、ユーザーから応募があったら、交渉に入り、仕事をしてギャラを貰うことができるんですね。

自分で自分の単価をあらかじめ提示できるので、「安い仕事はしたくない」とか逆に「まだまだ実力的にそんなに貰えない…」というスタンスを明確にすることができます。

 

もちろん、クラウドワークスと同じように仕事に応募することもできるので、フレキシブルに使えるクラウドソーシングですね。

さらに2020年のアップデートで、ブログ記事を有料販売することができるようになりました。

 

駆け出しの音楽ライターの記事をネットで有料販売するのはちょっとハードルが高いですが、ライターとしては有力なマネタイズ手段であることは違いありません。

 

また余談ですが、音楽ライターをするならぜひココナラでプロフィールアイコン(SNSアイコン)を作ってください。

ブログやSNSで絶対に必要になります。

 

これから音楽批評を書く場の主戦場がネットになることに異論はないと思います。

その時に自分のアイコン画像を持っていないと正直、話になりません。

わたしは記事作成をお願いする立場でもあるのですが、SNSアイコンがアマチュア感丸出しの人には絶対仕事を発注しません

 

名前だけでなく、ビジュアルで覚えてもらうことがとても重要なんです。

いわゆるブランディングのひとつといって差し支えないでしょう。

 

ココナラには「アイコン用に写真を加工します」「写真から自画像イラストを作ります」「動物モチーフのオリジナルイラストを作ります」といったスキルがたくさん出品されています。

アイコン作成の一覧|ココナラ

 

ライター仕事をするならぜひちゃんとしたアイコンをひとつ準備しておいてください。

仕事のとりやすさが全然変わってきます。

 

ココナラ では初回登録で¥300割引クーポンが付与されます。

さらに招待コード「sxc0b」を入力して登録することで、紹介登録ボーナス300ポイントが後日付与されます。

 

ただし、こちらのURL⇒https://coconala.com/register?invite_code=sxc0b から登録して、電話番号認証までしないと紹介ボーナス300ポイントは受け取れないので、注意してくださいね。

アイコン作成の仕事は、最安値の¥1,000で受け請け負ってくれる人もたくさんいるので、ぜひ割引クーポンやポイントを使ってお得にアイコンを作ってみて下さい。

\招待コード「sxc0b」/

音楽ライターのアルバイト

副業、フリーランスとしてではなく、あくまで雇用されたい人は音楽ライターの「アルバイト」か「正社員」を目指すことになります。

ただアルバイトに限っていうと、かなり希少性が高いですね。

 

主要7つのバイト求人アプリを検索してみたところ、唯一Indeedアプリがライター系の求人に強かったです。

 

もちろん、今現在で求人があるかはわからないので、興味がある方はアプリをダウンロードして「音楽ライター」「ライター」などで検索してみて下さい。

Indeed 求人検索(バイト・仕事探し)

Indeed 求人検索(バイト・仕事探し)
無料
posted withアプリーチ

他のアルバイト求人サイトでは探すのが難しかったですね…。

Indeedアプリでみたところ、むしろ正社員の音楽ライター求人の方がまだ多かったです。

Indeedアプリで音楽ライターの求人を検索してみた

 

音楽ライターのアルバイトは事実上クラウドソーシングに代替されていると考えて差し支えないと思います。

音楽ライターの求人

「プロの音楽ライターになって活躍したい!」という方は当然、誰もが知ってる音楽雑誌やウェブメディアで記事を書きたいですよね。

以下、大手メディアの採用情報ページをリンクしておきます。

 

2021年10月現在、募集しているところは少ないですが本気の人はブックマークしておきましょう。

また、大小問わず色んなメディアがライターを募集しています。

 

メディアの求人を専門に取り扱っている転職サービスがマスメディアン です。

 

音楽業界含め、転職する際はマスメディアンのようなエージェント(キャリアコンサルタント)サービスがおすすめです。

 

厚生労働省の『雇用動向調査』の特別集計によるとエージェントを使うと離職期間が短くなり、転職後の年収もあがることがわかっています。

エージェントサービスを使うと離職期間が短い

エージェントサービスを使うと年収があがる

 

ですから音楽ライターになりたい人はマスメディアン を使いましょう。

また転職とは、限られた枠を争う競争です。

 

いち早く行動にうつすことで成功の確率が違ってきます。

利用は全て無料ですから、今すぐ会員登録してチャンスを掴んでください。

 

「音楽ライター」を学べる本

音楽ライターとして生きていくために必要な技術や知識を学べるモノを紹介しておきます。

まずは書籍。

 

ナタリーを立ち上げた大山さんの哲学が伺える本。

ナタリーで働きたい人はもちろん、これから音楽ライターをやりたい人は必読です。

 

こちらはそのナタリーで実際に行われてる文章講座の内容をまとめた本。

紙媒体からウェブへと主戦場がうつる中でライターは是非、読んでおきたい。

 

またライター全般について学べる本で、おすすめがこちらの本。

 

音楽ライターというと、いちぶのスターライターに憧れてしまいますが、そういった人はごくわずか。

もちろん目指す分には構わないですが、スターに慣れなくてもライターとして生きていく覚悟と技術は必要だと思います。

その意味で、こういった広い意味でのライターを学べる本をぜひ読んでおくべきです。

音楽ライターを学べる講座

セミナーや講座も随時開催されています。

 

僕が知ってるものをリンクしておきます。

  • ウェブメディアOTOTOYが主催する講座オトトイの学校
  • MUSICAの鹿野さんが主催する音楽ジャーナリスト養成講座音小屋

これらも利用すればより本格的に学べるはずです。




これからの「音楽ライター」

出版不況、音楽不況といわれる昨今において「音楽ライター」はその活躍の仕方、稼ぎ方が変わってきています。

これから大切になるのは個人レベルでのブランディングと発信力です。

 

音楽ライターで一生食べていくとは、結局はフリーのライターになることだと思います。

なので企業に入る、入らないに関わらずブログとSNSは必須ツールでしょう。

 

書くことを一生の仕事にしたいなら「ブログ立ち上げるのメンドクサイ…」とか言っている場合ではないですよ。

環境がないからと言って曲を作らない、楽器を弾かないミュージシャンに価値はないですよね?

同じようにクライアントから依頼がないと書かないライターに価値がある時代ではないでしょう。

 

書く環境は今すぐ手に入れることができ、ブログをSNSで紹介すれば誰かしらが読んでくれます。

WordPressブログに必要なお金はごくわずかで、初期費用¥3,000、毎月の維持費が¥980くらい。(エックスサーバー の場合)

ぜひ今すぐに自分のブログを立ち上げて、まずは1記事書いてください。

 

それが音楽ライターへの第一歩であり、その連続が音楽ライター人生です。

関連記事ミュージシャンがWordPressで公式サイトを自作する方法をわかりやすく解説(全5回)

 

今回ご紹介したサイト、是非活用してみてください。

すばらしい音楽ライターになってこれからの音楽シーンを盛り上げてくださいね!

 

またその他の音楽業界の仕事はこちらにまとめてあります。

興味ある方は合わせてご覧ください。

関連記事音楽業界の仕事とは?全20職種の解説と進路をまとめてみた