「せっかくやるんだから、長く続けたい!」
音楽レッスンに興味がある方の中には、そんな風に考えている人は多いのではないでしょうか?
そこで音楽教室経験者のみなさんに「音楽レッスンを続けるコツはなんですか?」と聞いてみました。
「音楽が好き!」という熱い気持ちはもちろん、意外な具体的な指摘もありましたよ。
これから音楽教室に通いたい方はぜひ参考にしてみて下さい!
①先生との相性
個人で教室をされている教室ではなく、講師の方が雇われているタイプの教室にずっと通っておりました。
お月謝や月に何回通えるかということも続けていく一つの理由になったのですが、一番は先生との相性かと思います。
何人か担当の先生が変わられたので、先生の性格やレッスンの傾向が合うかどうかがとても大事だと実感しました。
基礎を大事にするための練習でぎっちり一時間使う方や、一曲を仕上げることを大事にしている方など、タイプややり方がそれぞれ違っていました。
譜面への書き込みも積極的に指導して下さる方、ボール運動など指を怪我する可能性のある運動は辞めて欲しいと言われる方など、本当に様々な先生がいらっしゃいました。
合う合わないは、本当に個人個人違うので合う方がいれば長く続けていけると思います。
やはりその教室の先生との相性によると思います。
音楽の教室の先生に限ったことではありませんが、その先生の性格、教え方が自分と合わないのに無理に続けると、その楽器や歌自体が嫌いになってしまうと思うので。
通いやすい場所にあり、月謝がちょうど良くても、この先生は嫌だな合わないなと思ったら、無理にそこで続けるよりも別の教室を探した方が良いと思います。
その教室に通うのが楽しいと思えなければ続かないと思います。
長く続けるコツは、場所、金額の情報を集め、自分にとって無理がないこと。
そして、通い始めた教室にこだわりすぎないことではないでしょうか。
夢を持って通い始めた習い事も、先生との相性が悪いと苦痛になってしまいます。
私の場合は、可能な限り体験教室を利用して、一番話が弾んだ先生を選ぶように気をつけました。
通い始めてから習い事を継続するコツとして有効だった事は、憧れの演奏者と、今すぐには無理でも、いつかは弾いてみたいと思えるような楽曲を見つけることだと思います。
漠然と与えられる課題をこなして練習するよりも、はっきりとした目標を持つことでモチベーションの維持に役立ちました。
まだ下手くそなので、人に聞いてもらえるような技術はありませんが、目標としていた曲を通しで弾けた時の感動は忘れられません。
一番多かったアドバイスが「相性の良い先生を見つけること」でした。
先生との相性が悪いと、他のコスパや地理的な条件などが良くても台無しという意見がとても多かったです。
相性の良い先生と出会うために、
- 可能な限り体験レッスンを行うこと
- 合わないと思ったら、無理せずやめること
などが大切です。
あらかじめ、講師を変更できるシステムがあるシアーミュージック などに通うのも一つの手ですね。
関連記事:経験者に音楽教室シアーミュージックの評判を聞いてみた
②好きな曲を指導に入れてもらう
最終的に自分が演奏出来るようになりたい曲やアーティストを意識して、可能であれば教室での講義でそれらの楽曲を教えて貰う事です。
教室や講師によって講義内容は大きく違うと思いますが、受け身で教室に通うだけの場合は「講師が用意した曲」の練習しか出来ません。
もちろん講師も色々な事を考えて楽曲を選んではいると思いますが、音楽は楽しむものですので、自分が好きでない曲ばかり練習していても飽きてしまいます。
ですので、自分がどんな曲を演奏したいのか考え、それを講師に教え、可能であれば講義に反映して貰うのがベストだと思います。
もしそうできれば、練習をするのもより楽しくなりますし、演奏出来るようになった時の嬉しさも一層大きくなり、更に楽器にハマっていくと思います。
みなさん憧れのアーティストや弾いてみたい曲がきっとありますよね?
先生にもそれを理解してもらいましょう。
特に大人の音楽教室ならなおさらです。
「憧れ」というのは大きなモチベーションになります。
これを利用しない手はないですよね。
③マイ楽器を買う
新宿のギター教室の初心者コースに三ヶ月だけ通っていました。
受付をする場所と受講する教室が別のビルにあって、レンタルのギターを受付で借りてそれを持ったまま教室まで、新宿駅周辺を歩いて移動するという変わった経験もしました。
ギター教室は、ちょっと進んだだけで意外と難しく、簡単にはいかなくて戸惑いました。
自分でギターを買うお金は無かったので、教室の受講時間内で上達するしかないのですが、次の受講日までに一旦覚えたことを忘れてしまったり、できなくなっていたりでなかなか上達しなかった覚えがあります。
その時は一緒に通っていた友人が続けられなくなり、自分もやる気を失って続けることができませんでしたが、今考えると安物でいいので、自宅で復習できる楽器を持っておいたほうが良かったなと思います。
最近はリサイクルショップとかありますし、超初心者でもひとつ手に入れてみるといいと思います。
様々な音が出るエレクトーンにとても魅力を感じた私はエレクトーンを弾きたくて新品を購入しました。
そして上手に弾けるようになりたくて教室に行き始めました。
やはり新品の楽器を買うことはモチベーションアップにも繋がりますし、教室を長く続けるコツです。
また教室を選ぶときにも自分の性格に合ったところを選ぶことが大切です、私は人前で何かをすることにしり込みするタイプなので先生とマンツーマンの教室を選びました。
自分のペースでレッスンできますし、周りに他の生徒さんがいないので上手下手を気にせず弾くことが出来ます。
なんでもカタチから入る、という人はいると思います。
最初に金銭的負担を負うことで、「元をとらなきゃ!」と自分にプレッシャーをかけるメソッド。
音楽の場合は楽器も安いものではないですから、特に有効そうですよね(笑)
また、自宅に練習環境がなければせっかくのレッスンも、復習して自分のモノにすることができません。
ぜひ自分の楽器を買ってください。
最悪、楽器なら売ることもできますから(笑)
④家から近い場所を選ぶ
先生と一対一のエレキギター教室に約1年ほど通っていました。
通い始める前も独学で3年ほど練習しており、もっとスマートな弾き方や練習方法があるのではないか、悪い手グセがついているのではないかと不安になり、通い始めました。
先生との関係は良好で、不安に思う事を聞くと的確に教えてもらえました。
自由な雰囲気の教室だったため、与えられた練習をこなすというよりは、好きに練習し躓きそうになった際にコツを教えてもらう、独学では知りにくい基礎練習のパターンと効果を教えてもらう、といった形のレッスンでした。
一対一のレッスンだったこともあり、他の生徒との交流はほぼありませんでした。
レッスン自体には何も不満はなかったのですが、家からの距離が遠かった事、当時学生だった事もあり、ある程度今後の練習に不安がなくなったときに、レッスン料を機材代に当てたくなったことから、約1年で辞めてしまいました。
教室を辞めた後もギターは続けていますが、音楽教室自体を続けるコツは、家から近い教室に通うこと、金銭面に余裕を持つことだと思います。
これも大切ですね。
時間的な問題だけでなく、交通費もかかります。
音楽教室が交通費を負担してくれることはありませんから、その意味でも近い場所の教室を選ぶことは大切です。
⑤仲間をつくる
まず一人ではなく始める際に、友達と一緒に音楽教室の入会は始めました。
なので、時々開催されるコンクールなどに向けての練習が大変でも一緒に力を合わせて頑張ってこれたので、まずは一緒に頑張っていける仲間を集めることから始めて取り組むべきだと思います。
あとは、練習ができる環境づくりも必要だと思います。
演奏ができるようになると自分の好きな曲も弾けるようになるので、たまには教室で練習している曲とかばかりではなく、大好きな音楽もひいてみたりして固い感じじゃなく和ませて力をぬく時間を自分に作らせて練習するのもいいと思います。
5歳の頃から28歳になる年まで、23年同じ教室・同じ先生にピアノを習い続けました。
自分のピアノの練習を頑張るもはもちろん大事ですが、先生と仲良くなること、他の生徒さんや保護者さんとも仲良くなることかなと思います。
同じ教室の同年代の子と仲良くなることで、練習を頑張っているのは自分だけではないと勇気が持てますし、切磋琢磨できる仲間ができるのはとても良いことです。
また、私の習っていた教室では海外への留学制度があったので、自分の経験を増やすためにその制度を利用しました。
日本の生徒だけではなく、世界中の子供たちの演奏を聴いて、頑張れました。
その経験をしたことは今でも私の勇気となっています。
音楽教室では音楽仲間との出会いがあるのもメリットです。
個人レッスンなどでは、出会いが少ないかもしれませんが、グループレッスンやそもそもパートナーや友達と通うのも良いですね。
Beeミュージックスクールではペアでのレッスンも申し込めます。
仲間と通いたい人は検討しておきましょう。
⑥楽譜を読めるようにする
楽譜がまず読めることが大切だと思います。楽譜が読めるようにならないと、練習のしようがないからです。
練習しようと思っても楽譜が読めないので、練習できずにレッスンの日を迎えることもありました。
短い時間のレッスンの中で楽譜をよめて練習できていれば違った指導を受けれますが、譜面を読めていないので、譜読みの段階からレッスンが始まるので、私はなかなか上達しませんでした。
時間がかかってもいいので、譜面を読むことをしっかりと習得できていればどんどん弾ける曲が増えて、いろんな技術も習得できて楽しくなったのではないかと思います。
具体的なテクニック面でもアドバイスがありました。
譜面が読めることで練習の効率があがるそうです。
エレキギターなどのバンドミュージック(軽音楽)なら必ずしも譜面が読める必要はありませんが、そのスキルはその後の音楽人生にとって一生ものスキルになるでしょう。
レッスンの初期段階で、講師の方に譜面の読み方をしっかり指導してもらうと良いかもしれません。
まとめ:お金より中身!
経験者のアドバイスをまとめると、
- 相性の良い先生を選ぶ
- 好きな曲を練習する
- マイ楽器を買う
- 家から近い場所を選ぶ
- 仲間をつくる
- 譜面を読めるように勉強する
とのことでした!
意外だったのが、「月謝が安いところを選ぶ」という意見を出した人がほとんどいなかったこと。
たしかに、正直言って月謝はどの教室もあまり変わらないんですよね。
ヘタにコスパを重視するより、もっと他に見るべきポイントはたくさんあるということ。
以上、参考になったらうれしいです。
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