大坪ケムタさん、田家大和さんの『ゼロからでも始められるアイドル運営』を読みました。

 

素人の著者がアイドル「ゆるめるモ!」を立ち上げ、プロデュースをしていくなかで経験したノウハウが披露されている内容です。

 

その中で「ここは苦労した!」という部分が出てきます。

AKB48やももいろクローバーZに代表されるように今「アイドル」とは音楽・芸能界の一大産業になっています。

音楽不況と言われる中でも、アイドル業界は景気の良い話を聞きますよね。

 

なんとそんなアイドル業界の中で「供給不足」の分野があるそうなんですよ。

やや!これはビジネスチャンスじゃないですか。(笑)

 

需要があるのに供給が追いついていない。

その分野にしっかり供給すれば、確実にビジネスになります。

いわゆる「スキマ商売」です。

 

では、その「供給不足」の分野とはどこなんでしょうか?

本書より3つほど読み取れました。

①作詞家が足りていない

プロデュースする側になって気づいたことが、作詞家の少なさです。

職業作曲家はかなり数がいるのですが、師を作る人の数はかなり限られているのです。

ネットで検索すると「ギャラなしで作詞します」みたいな人もいますが、ブログでアップされているサンプルを見ると「うーん」という感じのものも多いのです。

なんと盲点的な。

アイドルプロデューサーというと秋元康さんやつんく♂さんなど作詞家のイメージが強く、よもや作詞家が供給不足とは思いませんでした。

 

いや、逆に作詞ができる人が少ないからプロデューサーが作詞しなければいけないのかもしれません。

たしかにこと文筆業に関して言うと、ネットでは小説を投稿するサイトは多いのですが、詞(詩)となると少なくなります。

→小説投稿サイトが「詞」もはじめれば・・・・。

最近話題のカクヨムなんかが「作詞」の分野も手がければ良いと思うのですね。

コンテストを開催し、優秀な作詞家を抽出。

と同時にクラウドソーシングの役割を担い、仕事の受注をする。

こうあればアイドルプロデューサーが作詞家を探すのに苦労しなさそうです。




②振り付け師が足りてない

いまはダンス経験者のももぴに振り付けを考えてもらってます。

(中略)

ダンスの先生が身近にいない場合、メンバーに頼るのも1つの方法です。

なんと「ゆるめるモ!」はメンバー自らが振り付けを考えているそうで!

まぁ、作曲演奏をかねるのが普通のバンドから考えるとたしかにできるのか・・・。

→振付師はこれから「くる」商売

ぼくの観測範囲では振り付けやダンスに関するプラットフォームってないんじゃないでうすかね?

今や学校の授業でもダンスが取り入れられています。

今後もダンサー人口は伸びていくと考えられます。

 

ダンサーの人は自分の振り付け技能を売り込むのはもちろん、振付師が活躍できるプラットフォーム(クラウドソーシング)を作れば1人勝ちでしょう。

現時点で、現場に人が足りていないということは相当チャンスありそう。

③衣装が高い

ゆるめるモ!の場合は人数が多いので、安いコスプレ衣装でも8着揃えれば、数万円くらいは必要になってしまうのが難点です。

回収できる効果を考えてやらないと、あっという間に赤字になるので気をつけたいところです。

ゆるめるモ!の衣装は基本的にメンバーそれぞれの色のつなぎだそうですが、「その日限定衣装のライブ」をやったら意外な効果があったそうです。

お客さんからすると、物販でメンバーとちチェキが撮りたいけれど、毎回同じツナギだと新鮮味がない。

でも、今回は衣装が違うからチェキも撮りたくなると言われました。

さらにツイッターに写真をあげる人が続出し、宣伝効果もあったそうです。

なるほど、これは販促効果の高い手法ですがいかんせん衣装代が高いと。

→「月額借り放題」のアイドル向けをつくったら・・・・?

ファッション業界でもっぱら話題のサービスと言えば、STYLESTのような月額固定で服を借り放題できるサービスです。

例えば「月額10000円でコスプレ衣装(4人分)借り放題!」みたいなサービスはどうでしょうか?

そしたらアイドルのみなさんは毎月違う衣装で企画イベントができます。

 

買い取ってしまうと在庫管理コストもかかって不便です。

レンタルなら管理も楽で、しかも安くできるそうです。




まとめ

まとめるとアイドル業界での「スキマ商売」

  1. 作詞
  2. 振り付け
  3. 衣装

のようです。

ちなみにぼくはこれらの商売はやりませんので、やりたい人どうぞ。

失敗しても事故責任でお願いしますよ。(笑)

 

その他にも『ゼロからでも始められるアイドル運営』ではアイドル運営の舞台裏がセキララに描かれています。

興味ある方はどうぞ。

 

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