いやぁ~…この前ライブハウスでたまたまあるバンドを見たのですが、久々に憤っちゃいました!

あんな人とは一緒にバンド組みたくないですねぇ。

 

チャンス

目立ちたがり屋のベーシストめ!

そのバンドは全体的にぼくの好きな感じでカッコよかったんですが、ベーシストの思いやりの無さにガックシきちゃったんですよ。

 

全体のアンサンブルの中でベースが浮いて聞こえるんですね。

別に複雑なフレーズを引いてるわけではないんです。

 

思いっきりハイを出しているわけでもないでしょう。(いや、それもあるかも)

なぜ浮いて聞こえるかと言うと、1人だけちょっと音符を前に置いているんですね。

 

1人だけハシっているとも言えますね。

ってことはベース音だけコンマ何秒だけ早く聞こえるわけです。

 

するとベースのフレーズが浮いてハッキリと聞こえます。

まぁ、一見してベーシストはテクニシャンに聞こえる状態なんですけど、ライブハウスのフロアでお客さんとして見ている分にはピクリとも体が動かない。

 

ピクリとも踊りたくならない理由

基本的にグルーヴを生むためにアンサンブルの中で大切にしたいのはキックとベースのコンビネーションなんですね。

極端な話、ベースはキック(バスドラム)に音階をつける道具と捉えても良いくらい。

 

ベースとキックがしっかりユニゾン(合わさっている)していると「ドーン」と気持ちよく低音が響きます。

しかしズレが大きいと実際には「ド、ドンッ」っとつんのめるように音が鳴っているわけです。

 

それはなかなか気づけない、ほんの小さな差かもしれません。

ですが生音で聞くとわかってしまう…。

いや、無意識レベルでは玄人じゃなくてもわかるはずです。

 

だってフロアで体を動かしている人がいない…!

踊れないんです。

踊りたくなる演奏とは、低音と高音が等間隔の休符の間に交互になっている状態だそうです。(例えばEDMの4つ打ちとかまさにそうですよね)

 

そのループの中の初めの一歩がずれてしまっている。

これではノリが出ないのもしょうがないというわけです。

 

”演奏”よりも”合奏”を楽しもう

正直、コレって音楽の基礎中の基礎の話ですよね。

ベーシストの彼も演奏はヘタじゃないんです。

 

むしろうまい方だと思います。

しかし彼には合奏を楽しもうという意識がないんですね。(ぼくが思うに)

 

ベーシストがバランス感覚を欠くと、キレイなアンサンブル、グルーヴィな演奏なんて夢のまた夢です。

っていうか一緒に演奏していて楽しくないんですよ!

 

たぶんメンバーみんな気づいているんですけど、ロック特有の「勢い!」とか「熱量!」みたいな理論(理論?)が問題をあやふやにして、そのままステージに上がってしまう。

すると、やたら勢いはあるんだけど全然盛り上がらないライブに…。

 

でもベーシストは「ドヤッ!」みたいな(笑)

これは1年後解散ですよ(苦笑)

 

あとベースとドラムがずれると何故かドラムがヘタに聞こえるんですよね。

それってなんか損じゃないですか!(笑)(ちょっといいわけだが)

 

これはホントちょっとの意識の差で、できる人は自転車をのるように当たり前にできるんですけどねぇ…。

ドラマーでドラムテクニシャンの三原重夫さんがこんなツイートをしています。

「誰も上手くないがライブが最高のバンド」

 

これはまさに”演奏力”ではなく、”合奏力”が高いバンドのことでしょう。

ローリングストーンズなんかその代表ですよね。

 

新作の「BLUE&LONESOME」もグルーヴィで超カッケ―!ビビる…。

www.youtube.com

ちなみに三原さんはバンドマンに有益なツイートをバンバンしているのでフォローするのをおすすめします。

最近は特にバンドに対して「楽しさ」を求めるようになってきました。

人間いつ死ぬかわかんないし、せっかく一緒に音出すんだから楽しい方が良いですよね!

 

バンドマンのみんな!

メンバーの音をよく聞いて息を合わせて合奏を楽しもうぜ!(笑)