今や音楽活動というのはメジャー、インディーズという枠組みを超えて色んなスタイルがあるわけですが、「企業スポーツ」のような音楽活動があればいいなと思いました。
例えば、野球界では「社会人野球」が盛んです。
数年前に野村克也さんがシダックスの監督をしたことでも話題になりましたよね。
社会人野球の選手たちはもちろんプロではないわけですが、一般の正社員とはまた違う働き方をしているといいます。
午前中出社して働き、午後から練習をする。
活動費は会社から支給され、特に優れた成績を収めれば特別な報酬もあったりするのだとか。
社会人になってもスポーツに打ち込める環境を企業が支えることで、結果的に社会人野球からは毎年、多数のプロ野球選手が輩出されています。
この仕組みが音楽にもあって良いのではないでしょうか?
企業が「音楽部」を
企業が社内にスポーツ部をもつのと同じように「音楽部」をもつのはどうでしょうか?
音楽活動費を会社が負担する代わりに、音楽部は会社の広告塔になって活躍する。
もちろん会社のCMソングやBGMも作成もする。
ぼくはスーパーで働いているのですが、店内BGMって会社独特のモノが多いんですよね。
おそらく外注して作ってもらっているのでしょうが、社内に「音楽部」があれば外注の必要はありません。
また近年、音楽を発表する場は大変増えています。
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が一般の人を巻き込んでカバーブーム(踊ってみた?)をまき起こしました。
自社で音楽コンテンツを作れれば、世の中の流行りに乗っかるだけでなく、ブームを自ら作り出していくことも不可能ではありません。
その宣伝効果は非常に大きいものだと思います。
TUNOCERE JAPANとKDDIエボルバの「ハタラク×オンガク」に注目しよう!
なんでこんなこと考えたかというとデジタルディストリビューターのTUNOCORE JAPANとKDDIエボルバのコラボ企画「ハタラク×オンガク」が素晴らしいと思ったからです。
TUNOCORE JAPANはApple MusicやLINE MUSICはじめ、世界の音楽配信サイトに誰でも自分の音楽を配信できるサービスです。
「ハタラク×オンガク」はKDDIエボルバの社員がつくった音楽を、会社がTUNECORE JAPANの利用料を負担するカタチで音楽配信が実現される仕組みです。
⇒KDDI エボルバとの企画スタート!『ハタラク × オンガク』 - TuneCore Japan
これって「企業スポーツ」と仕組みは似ていませんか?
会社がスポーツ選手を支援するのと同じように、自社の社員の音楽活動を支援する。
新しい音楽活動の仕組みとして社会にどんどん広まっていってほしいなぁと思います。
音楽活動のスポンサーをつのろう!
しかし、このような音楽活動がそぐわないアーティストも少なくないでしょう。
音楽には反社会的なメッセージをもったモノがあったり、企業にとって純然たる利益につながらない場合も多いからです。
とは言え、もちろんハマる人はハマるでしょう。
活動スタイルの種類が増えて選択肢が増えることはアーティストにとって喜ばしい環境にあることは間違いありません。
「ハタラク×オンガク」のような仕組みでなくとも、アーティストを支援する仕組みは広がりつつあります。
音楽活動のスポンサーやパトロンを見つけるのが簡単になってきてるんです。
お金の問題でジレンマを抱えているアーティストやバンドマンは以下のようなアイディアも覚えておくと良いですよ。
CAPFIREを使う
例えば、クラウドファンディング。
ネットを通じて、自分が実現したいプロジェクトの活動資金を広く募ることができるサービスです。
CAMPFIREという日本最大手のクラウドファンディングでは手数料が5%と破格で、今現在も多くの音楽プロジェクトが立ち上がっています。
⇒クラウドファンディング - CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
独自のプラットフォームを利用する
ぼくのバンド「The Hayseeds」でも独自にスポンサーを募集しています。
何もタダで金よこせ!とは言いませんよ(笑)
スポンサーになってくださった場合は、このブログ「俺、まちがってねぇよな?」に広告を掲載できます。
現在月間で18万PVになるこのブログに3万円で広告を出せます。
これは結構破格の値段ですよw
(他にも色々広告商品があります)
興味ある方はぜひこちらを見てみてください。
追記:募集終了。スポンサーが決定しました!
大きなプラットフォームを利用しなくても、自分たちの活動の中で使っているホームページ、ブログ、SNSなどを通じて音楽活動を支援してくれる人をみつけることはできるでしょう。
このような形でスポンサーを見つけるアーティストは最近多くなっているなと感じます。
あなたの音楽活動もきっとある
音楽不況なんて言われて久しいですが、近年では逆に色んなスタイルの音楽活動が実現できる仕組みが次々現れてきています。
「ハタラク×オンガク」も新たな選択肢の一つです。
かつて音楽をするということは「成功か失敗か」といったような二元論で語られていたように思います。
もし、あなたが音楽活動がまだギャンブル的なものだと理解していたとしたら、それは偏見だったと今回ご紹介した例を見ると理解できると思います。
「自分にあった音楽活動ってなんだろう?」
「音楽と仕事のバランスをうまくとれるライフスタイルって?」
そんな悩みがあったらぜひこのサイトのトップページから見てみて下さい!