社会人でもバンドは始められる!30代からでも続けられる理由とコツ

「バンドをやってみたいけど、社会人になってからだと難しい?」
そんなふうに感じている人も多いでしょう。
でも実は、バンドは大人になってからのほうがずっと楽しいんです。
お金・経験・人脈──学生のころにはなかった強みを活かせば、今からでも遅くありません。
この記事では、10年以上バンドを続けた筆者が、社会人でも無理なくバンドを始めて・続ける方法を紹介します。
これを読んで少しでもバンド活動が楽しくなったら嬉しいです!
社会人からでも楽しめる!バンドが最高の趣味な理由
「もう30代だし、今さら…」と思うかもしれません。
でもバンドほど、大人が夢中になれる趣味はありません。
社会人になったからこそできる音楽の楽しみ方があります。
意外とお金がかからないから
はじめの楽器購入こそまとまった費用が必要ですが、その後に必要なのはスタジオ代(1h2,500円ほど)くらいです。
ライブをすればスペースレンタル代やノルマが必要になりますが、メンバー4人で割ればそこまで大きな出費にはなりません。
たとえば旅行に行けば1回で数万円。
相対的に見ても、バンド活動は決して法外なお金がかかる趣味ではありません。
むしろ稼げる可能性があるから
ライブのノルマがあっても集客すればタダ、利益が出ることもあります。
また音楽配信すれば、全世界にあなたの音楽を届けられる。
もしかしたら、思わぬ再生数がつくかもしれません。
つまりバンド活動は、出費を取り戻せる可能性のある趣味。
お金を使うだけで終わらないのが、音楽の面白さです。
健康的だから
歌を歌えばストレス発散になるし、ドラムやベースは意外と良い運動になります。
人と音楽(リズムやハーモニー)を共有することで、幸福感が高まるとも言われています。
飲み会やギャンブルなど、つい浪費しがちな趣味もありますが、バンド活動は精神的にも身体的にもずっと健全で健康的です。
しかも、仲間と音を合わせる快感は唯一無二です。
楽器をはじめるならギターかピアノがおすすめ
「バンドをやってみたいけど、まだ楽器を触ったことがない」
そんなあなたにまずおすすめなのは、ギターかピアノ(キーボード)を始めること。
- どちらもバンドの中心パートになる
- 作曲の道具にもなる
- ボーカルでも、この2つのどちらかを弾ける人が多い
- 一人でも楽しめる
ギターは価格帯が広く、初心者モデルも豊富。
ピアノ(キーボード)は音感やコード感を育てるのに最適です。
この2つは、「楽器を弾ける=音楽を理解できる」感覚を育ててくれます。
まずは1日10分、好きな曲を鳴らしてみましょう。
その小さな一歩が、音楽人生の始まりです。
社会人バンドを結成する方法|メンバー集めのコツ
バンドを始めるうえで一番の壁が「メンバーがいない」ですよね。
社会人バンドの場合は、時間や距離の制約もあるので、“生活圏が近い人”と組むのが長続きの秘訣です。
音楽教室に通う
音楽教室には「レッスン生同士でバンドを組む発表会」などの企画があることも。
練習場所も揃っており、講師がサポートしてくれるので安心です。
費用はかかりますが、効率的に仲間を見つけたい社会人にはピッタリ。
時間とお金の“タイムパフォーマンス”が良い方法です。
体験談も関連記事で紹介しています。
近所のスタジオに張り紙を出す

スタジオの掲示板に貼ってあるメンバー募集は、地元が近い確率が高い。
同じスタジオで練習できれば、スケジュールも組みやすくなります。
もちろん、自分で張り紙を出すのもあり。
「週末バンド、一緒にやりませんか?」という一枚から、音楽人生が動き出すかもしれません。
その他、定番のメンバー募集サイトの紹介や注意点も関連記事でまとめています。

社会人バンドを続けるには?仕事や家庭との両立
始めるよりも難しいのが、続けること。
社会人になると仕事・家庭・体力など、いろんな壁にぶつかります。
でもコツをつかめば、無理なく長く続けることができます。
世の中にはありますが、それに比べるとバンド活動随分と健全で健康的でしょう。
【効率化】メンバーとの連絡はツールを使おう
LINEグループやLINEスケジュールを使って予定を調整。
音源ファイルのやりとりもオンライン上でやるのが便利です。
例えば作曲担当者が作ったデモ音源を事前に共有しておけば時間の節約にもなります。
【時間】スマホ時間を減らそう
今のスマホは、テレビや写真週刊誌を見ない人に、ワイドショーとゴシップを見せる機械と考えて差し支えないでしょう。
スマホの縦にくるくる回るタイムラインは、さしずめ情報のパチンコです。
「アタリ」と「ハズレ」をアルゴリズムで制御して、ユーザーがハマるようにコントロールされています。
そうなると、スマホに手に持っている以上、スマホを見ないのは難しい。
なのでまずはスマホを目に届かない場所において下さい。
そして逆に楽器をいつでも手に取れる場所に置く。
そうすることでショート動画やSNSを見ていた10分、20分が音楽の時間に変わります。
その10分が習慣になれば、とたんにバンド活動が充実するでしょう。
ぜひ、練習のモチベーションが上がる工夫をしてみて下さい。

【節約】練習スタジオは土日の午前中に予約がおすすめ
少しでもお金を節約したい場合、土曜日の午前中にスタジオ練習をするのがおすすめです。
多くの音楽スタジオでは土日の午前中にお得なパックを提供しています。
社会人バンドの場合、平日の夜に何回も練習するのは難しいでしょう。
必然的に週末の練習になるでしょうし、だったらお得なパックを使いたい。
例えば8:00〜11:00の練習だったら、午後から家族と出かけることもできるかもしれません。
ぜひ、お近くのスタジオの土・日パックをチェックしてみて下さい。
【モチベ】音源を作って発表しよう
ぜひレコーディングと音楽配信をやって欲しいと思います。
楽曲がカタチになるうれしさはひとしおですし、配信すれば「もしかしたら100万回再生されるかも…😏」といった妄想も捗る(笑)
そんな小さな夢は、きっとバンドにモチベーションを与えてくれるはずです。
レコーディングをセルフレコーディングをすれば費用を節約できます。
音楽配信の費用はTuneCore Japanなどの配信代行サービスを使うとごく少額です。


【理解】家族とバンド活動を両立するには
家庭を持つと、どうしてもバンドに「後ろめたさ」を感じることがあります。
でも大切なのは、“どう伝えるか”。
- 練習やライブの日程を早めに共有する
- 家族の予定を優先して調整する
- 録音や写真で「活動内容」を共有する
この3つを意識するだけで、印象はまったく違います。
家族から見て「見える活動」は理解されやすい。
そして、あなた自身も胸を張って趣味を楽しめるようになります。
この意味でも、土曜日の午前中にスタジオに入り、あとは家族の時間を過ごすのは極めて現実的。
【実践】ライブは日曜昼の「ホールレンタル」がおすすめ
昼のホールレンタルなら、5時間を約50,000円ほどでライブハウスをレンタルできます。
2バンドで割れば1バンド25,000円、4人バンドなら一人6,500円。
チケット代をとってお客さんをいれればペイできるかもしれませんし、無料ライブとして開催すれば気軽に仲間を呼べます。
年に1度ぐらいは、「大人の文化祭」として最高の一日を計画しても良いのではないでしょうか。
都内で比較的にホールレンタル料金が安く、間口の広いライブハウスだと大塚MEETSと荻窪Club Doctorを挙げたいと思います。
Club Doctorは昼のレンタルがありませんが、夜でもかなり格安な方です。
まとめ|“やりたい気持ち”があれば、社会人でも音楽は一生楽しめる
社会人になっても、バンドは続けられます。
必要なのは時間でも才能でもなく、「やりたい」という気持ち。
その気持ちがあれば、10年後も20年後も、きっとあなたは楽器を手にしているはずです。
バンドは若者の特権ではなく、人生を豊かにするライフワーク。
バンド活動は音楽キャリアを積み上げるだけが全てではありません。
それよりも、音楽人生を充実させるのが大事。
この記事を参考に、ぜひ最高の音楽人生を作って下さい!
関連|本格的にバンドを始めたい人へ
この記事では社会人として無理なく楽しむバンド活動を紹介しました。
もっと本格的にバンドを結成してライブを目指したい方は、以下の記事も参考にしてください。





