「夢」をカッコよく歌うのって難しいですよね。
現実味のない「夢」はむしろ考える力を奪うものかもしれません。
しかし、ぼくはアーティストとは”あえて”「夢」を歌うべきだと思います。
夢をみることこそ、「現実と戦う」ことだと思うからです。
現実を受け入れたフリをして一方では徐々に迫る不幸を見てみぬフリ。
そのひずみがかえって大きい悲しみを生み出す元凶になる。
そこで、今日は本当の「夢」を歌っているロックナンバーを紹介したいと思います。
前向きに、勇気をもっていきましょう!
①夢/THE BLUE HERTS
本当に永遠の名曲なんですが、根源的な人の「夢」とか「欲望」を歌いきっているんだと思います。そのものズバリ「夢」というタイトル。
たてまえでも 本音でも 本気でも 嘘っぱちでも
限られた時間の中で 借りもの時間の中で
本物の夢をみるんだ
本物の夢をみるんだ
「限られた時間の中で」「借りもの時間の中で」というところが一番ポイントかなと思います。
夢をテーマに曲をつくる時はウソを言わないことが大切なんでしょう。
②Allright/The Birthday
最後の劇的な曲の展開もすばらしい。The Birthdayの中でも隠れた「名曲」として認知されています。
夢をみようぜBaby 世界中どことでも
空は青いはず きっとうまくいくさ
個人的にライジングさんロックフェスティバルで聞いたのが思い出深い。
生きていればそもそも「夢を見ることが間違いなんじゃないか?」と自信を失うことがあります。
この曲はそんな時、過不足ない言葉で励ましてくれます。
③夢見るストロベリー/Sherbets
遅いBPMながら後半にかけて大きく盛り上げるテクニックもならではのものですね。
静かなアコギから「ストロベリーに話を聞いた」という唯一無二の一節から始まる世界観はまさにシャーベッツワールド。
僕は思う 大切なのは夢見ること
自分が一番生きたい世界を 夢見ること
この曲ではさらに「何を」夢見るべきかまで言及しているのが特徴です。
一番の盛り上がりドコロで歌われるこの歌詞は涙なくして聞けないという感じ。
あえて言おう!「夢は叶う」
夢は叶うと信じ、行動し、現実にぶつかって涙する。
それこそが夢の本当の価値なわけですから、夢なんて見るもん勝ちです。