エゴサーチ、やめた方がいい?バンドマンに伝えたい検索のコツと心構え

エゴサーチ、やめた方がいい?バンドマンに伝えたい検索のコツと心構え

エゴサーチして落ち込んだ…」
「見なきゃよかった…」
バンドマンなら、一度はそんな経験あるのではないでしょうか?

SNSに投稿された、自分たちの名前やライブの感想。
気になって検索してみたら、嬉しい感想もあるけど、キツい一言が心に刺さる
わたし自身も何度もエゴサで一喜一憂してきました。

この記事では、そんなエゴサーチとの付き合い方について、
心身の負担が少ないエゴサのやり方」と「やめたくなるときの考え方」を、バンドマン目線でお伝えします。

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バンドマンとエゴサーチ|なぜ検索してしまうのか

ライブ後、YouTubeをアップしたあと、ふとSNSで「バンド名」を検索する。
それはファンのリアルな反応が気になるから

  • あの曲、ウケてた?
  • ボーカルのMC、どうだった?
  • 衣装、浮いてなかった?

誰かの「好き」が見つかると励まされるし、
「ダサい」「下手」なんて言葉には傷つく。

わかっていても、つい見てしまう。
それがエゴサーチの厄介なところです。

しかしバンドマンだって、ファン・リスナーを喜ばせたい気持ちがあるわけで、確認したいのは当たり前。
好意的な反応は確実にやりがいになるでしょう。

エゴサーチのやり方【傷つかない工夫】

エゴサをするなら、自分の心を守る方法を知っておきましょう。

URLで検索する

「バンド名」で検索すると、好意的でない投稿も検索される場合があります。
そこでおすすめなのが、自分たちの公式サイトやYouTubeリンクのURLで検索すること。

例:
shellbys.com
youtube.com/watch?v=〜

アンチが気に入らないサイトや動画をわざわざ拡散することは少ないです。
URL付きはおおむね、好意的な投稿が多いです。

ポジティブワードと組み合わせる

例えば「バンド名 最高」「曲名 神」「ライブ よかった」など。
感想を探すなら、あえて褒め言葉とセットにするのがコツです。

lang:ja で日本語だけに絞る

Twitter(X)検索では「lang:ja」と入れることで、海外ファンの英語投稿を除外できます。
日本語のリアルな口コミだけを拾いたいときに便利。

ミュート機能を使う

悪口っぽい投稿が目に入ってしまったら…即ミュートでOK。
通知も届かず、心を守れます。

エゴサーチで得られるポジティブな効果

やり方さえ間違えなければ、エゴサは強い味方になります。

  • ファンの声を知ることができる
    → どの曲が刺さってるか、どのMCが印象的だったか
  • 今後の活動のヒントが得られる
    → セットリスト、グッズ、MVの反応などを参考にできる
  • ポジティブ投稿をリポストして拡散
    → 拡散力が上がり、ファンの輪が広がる

つまり、使い方次第で“エゴサ=共感の回路”にもなり得るんです。

エゴサーチを「怖い」「やめたい」と思ったら、考えてほしいこと

どれだけ気をつけていても、見てしまうと傷つく日もあります。

  • 一つの悪評に引っ張られて一日中落ち込む
  • 自分の音楽が急にダメに思えてしまう

そんなときは、無理して見る必要はありません。
エゴサで見つかったら一言より、以下の思考が大事です。

静かなの大多数「サイレントマジョリティ」の存在を認識する

SNSでつぶやかれるのはごく一部の声。
でも、ライブに来てくれる人、再生してくれる人、応援してくれる人は、何も言わないまま好きでいてくれている人たちかもしれません。

いわばサイレントマジョリティ(静かな大多数)です。
実際、ほとんどの人たちはサイレントマジョリティで、好評も悪評もわざわざ発信したりしません。

なので、悪評に引っ張られるのは、ある意味で現実とは違う。
ちょっともったいない心理といえます。

言葉より数字を見る

・ライブの動員数
・YouTubeの再生数
・CDの売上

それらがサイレントマジョリティによる“無言の反応”だと言えます。
数字こそが、本当の手応えかもしれません。

本当に「大切な意見」は2つある

プロのエンターテイナーとして大事になのは、

素人の素直な反応 = 数字
玄人の的確なアドバイス

の2つです。
その2つからは、非常に大きな学びがあります。

逆に、
中級者の適当なアドバイス = エゴサで見つかる悪評
は実際の制作に役立つことはありません。

尊敬するガチプロの言葉には、素直に耳を傾けましょう。
また、お金を払ってくれる顧客の反応(数字)も、それで生計をたてるうえでは極めて大事です。

ネット上には、なんでもいっちょ噛みして苦言を呈し、フォロワーを増やしてインフルエンサービジネスをするアカウントがたくさんいます。

特に音楽に造詣が深くなくても、話題になりそうな事柄にはとりあえず絡んでくる。
小さなゴシップ誌・ワイドショー番組のようなビジネスです。

それらのアカウントはいろんなニュースに次々に移っていくので、ひとつひとつの批評は希薄なんですね。
希薄な意見に傷ついて、音楽活動に影響されるなんてもったいない。
またヘタに反論して時間を奪われるのも、かなりもったいない。

ゴシップ・ワイドショーに見つかってしまったら、それはもう、そういうもんだと諦めましょう。

エゴサーチで誹謗中傷を見つけた時の対策

常識を超えた誹謗中傷を見つけた際は、プラットフォームへの問い合わせ専門家の相談が必要です。
近年は法律も整備され、より迅速に対応できるようになってきています。

詳しくは警察庁のページをご覧ください。

インターネット上の誹謗中傷等への対応|警察庁ホームページ

まとめ|“見ない勇気”もバンドマンの武器になる

  • 1件の否定的な投稿に過敏になる
  • 自分の曲に自信が持てなくなる
  • 楽しさよりも不安の方が大きい

これらが当てはまるなら、いったん距離を置いてOKです
エゴサしないことも、立派な戦略

ネット上の評判より大切なのは、

  • 自分の音楽を信じること
  • リアルに応援してくれる人と向き合うこと

「見ない」選択は、逃げじゃなくて“プロとしての判断”と言えます。
実際、今メジャーで活躍しているミュージシャンも見ていない人が多いです。

結局、大量の投稿をいちいち見ている時間がありませんから(笑)

エゴサはバンドマン・ミュージシャンの必須項目ではない。

ぜひ、そう考えて気楽にエゴサーチを活用してほしいと思います。

よくある質問(FAQ)

Q
エゴサーチで傷つかない方法は?
A

URL検索」や「ポジティブワード検索」で、肯定的な声だけを拾う工夫をしましょう。

Q
エゴサはした方がいい?やめた方がいい?
A

無理にする必要はありません。見て落ち込むなら、やめる判断も正解です。

Q
エゴサーチで誹謗中傷を見つけたら?
A

プラットフォームへの問い合わせや専門家への相談など、然るべき対処が必要です。詳しくは警察庁のホームページをご覧下さい。

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