先日、誰でも音楽の著作権を売れるオーディオストックを紹介したばかりですが、最近は音楽の著作権まわりでニュースが多いですね。

 

JASRACが音楽教室と法廷で争っている中、星野源さんの「恋」に関して、一次黙認していた「やってみた動画」の削除要請がでるなど…。

 

問題だらけの「音楽の著作権」かと思いますが、ぼくは個人的には楽観的で明るい未来を想像しています。

YouTubeの「コンテンツID」という機能はご存知でしょうか?

 

コンテンツIDに自分の楽曲を登録しておくと、他者がその楽曲を使ってYouTube上に動画を上げた場合、その動画の収益を著作者が得られるという仕組みです。

この仕組みをつかってピコ太郎さんは多額の収益を上げたと言われています。

非公式とコラボレーションを認めたものを合わせた関連動画は7万件以上あり、再生回数は公式の6倍以上の5億回に達している。

これらの広告フィーも、エイベックスとピコ太郎さんの収入となっているのだ。

引用元:ピコ太郎 関連動画で潤う :日本経済新聞

おそらく「恋」もコンテンツIDを活用しておけば、「やってみた動画」の広告収益は星野源さん(レコード会社)に入ったはずです。

 

それであれば、著作権侵害とは言いきれないと思いますし、正当な報酬が著作者にはいることになります。

そのコンテンツIDに似た仕組みがFacebookでも導入される予定があるとのこと。

今やFacebook上の動画の再生回数はYouTubeに匹敵します。

 

SNSの中でこそ「やってみた」的な動画はバイラルするでしょうから、ますます著作権使用料による収益は期待できます。

アメリカのティーンの情報ですが、ほとんどの人が音楽をデジタル上で聞いている。

今後も音楽消費がネット上で行われる流れは強まりそうです。

 

そして着々とその中での著作権管理のシステムは整ってきています。

さらに未来はブロックチェーンによって、より厳密に著作物が管理されるでしょう。

これらはミュージシャンからすると良いことだと思っていて、どんどん健全化しているとぼくは思います。

 

ちなみにYouTubeのコンテンツIDについては既に誰でも利用可能です。

現状ではTUNECORE JAPANからサービスを利用できます。

現在配信中のリリースが YouTubeコンテンツ収益化サービス の対象楽曲です。

「STEP 2: YouTube楽曲選択」ページより、収益化を希望の楽曲を選択すると、最短2日で『 YouTube Content ID システム』に楽曲が登録されます。

 

この機会にストリーミング配信とコンテンツIDを試してみてはいかがでしょうか?

 

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