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「1アーティスト1ビジネスモデル」それが新し時代 by スガシカオ

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どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

スガシカオさんの『愛と幻想のレスポール』を読みました!

 

スガシカオさんと言えば、メジャーレーベル⇒独立⇒メジャー、と興味深い活動遍歴を持っています。

他にも、ツイッターの使い方が上手で「かけすぎ部」などの活動はテレビでも取り上げられるなど話題になりました。

 

そんなユニークな活動を続けるスガさんのこれまでを総括したのが『愛と幻想のレスポール』です。

この本はこれから音楽活動をやりたい人、やっている人は絶対読んだ方が良いですね!

 

スガさんの活動と言葉を通じて、これからの音楽活動の考え方を理解できます。

本文から引用しながら特に気になった個所をご紹介します!

 

これからは「1アーティスト1ビジネスモデル」

「1アーティスト1ビジネスモデル」。それが新しい時代なんだと思います。  ミュージシャンが10人いたら、10通りのやり方がある。それぞれが自分に合ったやり方を再構築しないといけないと思うんだよね。

 

これは真実だと思います。

ビジネスモデルと言うと難しく思いますが、要は作る・届ける・売るをどのように構築するか?ということ。

 

音源はCDを作る?作らない?

流通はCDショップ?iTUNES?それともストリーミング?

どうやって稼ぐ?ライブ?グッズ?

 

それらを丁寧に考え、組み合わせていかなければいけません。

な~んで、こんなめんどくさいことをしなければいけないのか?

 

かつて音楽業界のビジネスモデルは1つでした。

「CDと原盤ビジネス」です。

CDを作り、売り、それに伴う権利収入によってビジネスを支える。

それは90年代にピークを迎えました。

 

しかし、ご存知のとおり今はCDは売れません。

ですから色んなやり方を考えなければいけないのです。

とは言え、それは音楽活動に多様性が生まれたということ。

今まで「CDと原盤ビジネス」にそぐわなかった音楽性をもつアーティストにも音楽で生計を立てるチャンスがあるということでもあります。

 

「1アーティスト1ビジネスモデル」を考える時、否応なく当事者の「幸せ」や「音楽性」を考えなければいけません。

それはある意味でツラい作業ですが、でも確実に幸せな音楽活動に導く過程でもあると思うのです。

 

ホントに考えることが多くて、今のアーティストは大変ですが、ぼく自身は色んなロールモデルをこのブログを通じて発信したいと思います。

多くのアーティストが自分にピッタリのビジネスモデルを見つけてくれたら嬉しいですね!

関連記事:月3万円稼ぐ、バンド活動をスモールビジネスにしてみよう

 

1人でもセールスは変わらなかった

でも実際、一人になると何もできなくなった。雑誌の取材もゼロになった。  でも、実は結果としてはセールスがあんまり変わらなかったんです。「えっ、変わんないんだ!?」って思った。

 

これはちょっと衝撃でした…。

自分のやりたい音楽活動に挑戦しようとスガさんは独立します。

そうなると、当然メジャーレーベルのような営業力はなく、各種メディアへと露出するのは難しくなったそうです。

 

が!肝心のセールスはあんまり変わらなかった…。

 

ってことはむしろ中間マージンが減った分、スガさんの手取りは増えたでしょうね(笑)

もちろん、誰しもがこの状況にならないと思います。

とりわけスガさんの活動をみるとSNSとの相性がよかったのがセールスにつながったと推察できますね。

今は大手メディアより、SNSの方が影響力が強い時代ですから、当たり前と言えば当たり前なのかも。

 

まぁ、なんでもかんでも独立したら成功するってわけじゃないですよね(笑)

 

もちろん、独立しても音楽で食える!という事実は喜ばしいです。、

それ故に「アーティスト性」と「音楽活動」の相性はよくよく考える必要があります。

 

CDを出す意味

今は、アートワークも含めて総合的な作品性があるもの、CDで出すことに意味があるものじゃないと出したくないと思ってますね。

 

今、音楽活動をしている人になら共感してもらえるかもしれませんがCDってホント悩ましいモノじゃないですか?

まずリリースしてもなかなか売れない…。

 

売れないから特典をつけたり、アートワークを凝ったり、いろいろアイディアを考える。

そうなると制作費が上がって、これまた利益を出すのが難しくなる!

う~む…難しい。

 

スガさんも言う通り、今は「CDを出す意味」が非常に問われます。

ユーザーからより高い芸術性が求められるし、アーティストも求めたい。

でもそれで良いんでしょうね。

 

質の高い作品が増えれば結局は音楽ファンもアーティストも幸せなんですから。

 

音楽の影響力が薄れることが怖い

かつては誰でも必ず「絶望の淵から救ってくれた曲」みたいな曲が一曲はあったと思うんだけれど、そういうものが少なくなってるんじゃないかなって。そうやってみんなの心の中から音楽の影響力が消えていってるんだとしたら、それが一番怖い。

 

これはミスターチルドレンの桜井さんとの一コマ。

ここまでビジネスの部分を引用して紹介していますが、なんだかんだで音楽をビジネスにすることは成功し続けているんでしょね。

それは音楽業界的にも、アーティスト単位でも。

 

でも、スガさんが危惧しているのは「音楽の影響力が薄れているのではないか?」ということ。

確かに…テレビの音楽番組でもカラオケでも「懐メロ」が人気があって、かつてのイメージのスターやヒット曲は生まれていないのかもしれません。

実は「ミリオンセラー」などは、音楽の影響力を可視化した指標だったのかもしれませんね。

アーティスト自身も実感を得にくい時代なのかもしれません。

 

これは奇しくも『ヒットの崩壊』という本の中で、いきものががりの水野さんも似たような話をされていました。

エンタメが多様化するなかで、ある程度はしょうがないのかもしれません。

 

でも、1リスナーとしては全然そんな実感ないんですよね。

今もいろんな曲に救われています。

今は「個人の時代」だから、ファンもしっかりアーティストに感動を届けたら良いのかも知れませんね。

CDはビジネスモデルであり、ファンとアーティストのコミュニケーションツールでもあった。

その意味で、現代はコミュニケーションもまたイチから構築していく必要がありますね。

つまるところ「1アーティスト1ビジネスモデル」とは「1アーティスト1コミュニティ」なのかもしれません。

 

ビジネス本、ファンブック、詩集…これ以上に良質な「音楽本」は読んだことがない

さて、今回は『愛と幻想のレスポール』をビジネスの話を中心にご紹介しました。

しかししかし、この本はそれ以上に懐の深い本で色んな楽しみがあるんですよ。

 

スガさんの生い立ちを語る項はファンにとって嬉しいでしょう。

作曲のエピソードと共にその歌詞も載っているので詩集という側面もあります。

さらに、

  • DANIELHO
  • 山本彩
  • 川上洋平
  • 仲田敦彦

さんらの寄稿も掲載されており、非常にボリューミー!

普段、雑誌ぐらいしか読まない人でも読みやすい内容です。

 

他にも、個人的には「スガ塾」の話とか感動したなぁ…。

次の世代に音楽技術を引き継いでいく姿勢とか素敵だ!

 

このように『愛と幻想のレスポール』は非常に素晴らしい本でした。

ぜひぜひミュージシャンのみなさんは読んでみて下さいね!

 

 

 

 

それでは!

 

 

 

 

ところで俺、まちがってねぇよな?