俺、まちがってねぇよな?

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ミュージシャンにおすすめの本13選。あなたの音楽人生を変える自伝やビジネス本!

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どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

「ミュージシャンとして生きていきたい!」

 

この記事ではそんな人におすすめしたい本をご紹介します!

  • 音楽活動が網羅的にざっくりと学べる本
  • 具体的な先輩の音楽活動を学べる本
  • 音楽マーケティング本
  • その他のおすすめ本

とジャンルに分けてご紹介します。

 

読めば確実にあなたの音楽人生が良い方向に向かうと思うのでぜひ参考にしてみて下さい!

 

音楽活動が全般的に学べる本2選

まずはざっくりと音楽活動の概要を学べる本です。

とりあえず何を買うべきが迷っている方はこの2冊のうちのどちらかを買ってみて下さい。 

 ①音楽活動の教科書『次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル』

 

独立して音楽活動をするためのノウハウがこれでもか!っと詰まってます。

イメージ的には音楽家として「起業・独立」することを目指す人にむけての内容になっています。。

まずはマネージメントとは何か?という解説と、具体的に「デスク」「ID」を作ることを教えてくれます。

  1. 作る
  2. 売る
  3. 守る

音楽マネージメントの3本柱を具体的かつ網羅的に解説してくれている良書です。

また、レーベルを立ち上げたい人にもおすすめできますね。

人気音楽レーベルのカクバリズムの代表である角張さんのインタビューはとても参考になると思います。

 

基本的な音楽制作から小難しい法律のことまで。

まさに音楽活動の教科書として使うことができる本です。

ミュージシャンにとっては「一家に一冊」的な本ですよ!

 

②軽快な文章でバンドマンの背中を押してくれる『本気でバンドを仕事にしたい人』

 

閉店した老舗ライブハウス「下北沢屋根裏」のブッキングマネージャーだった味間さんの本です。

 

この本の特徴は、

  • 普段、本を読まない人も読みやすい
  • バンド活動に特化している

という2点ですね。

 

この本はまるでその場にいて語りかけるような躍動感ある文体なんですよね。

あまりこういうノウハウ本では見ない文体です。

本の装丁も「文字でいっぱい!」みないな印象でなく、長文みただけで嫌になる活字アレルギーの人も読み進めやすいと思います。

 

そして、色んな音楽活動がある中で、バンド活動に対して具体的です。

  • 複数人でものづくりする際の心構え
  • 合奏という演奏のアンサンブルの作り方
  • レコーディング
  • ツアー
  • イベント
  • 物販

などバンド活動にならではの目標や課題をクリアに解決してくれています。

まさにバンドマン特化型の音楽ノウハウ本になっていますね。

 

ちなみに僕が持ってるのはサイン本です(笑)

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実はぼくも下北沢屋根裏に出演していた時に著者の味間さんにお世話になったんですよ。

 

味間さんは現在色んな活動をされているのですが小説家もしているそうです。

将来、有名な賞をとったりしたらソッコーでメルカリで売りたいと思います!(笑)

 

先輩ミュージシャンの音楽活動が紹介されている本7選

続いては具体的にミュージシャンの名前が出てくる本です。

ミュージシャン自らが書いたモノや何人かのミュージシャンの事例がまとまった本があります。 

③ミュージシャンのロールモデルを多数掲載『オンガク活動ハンドブック』

 

①の『次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル』続編となっている本です。 

  • アーティストの事例を紹介した「CASE STUDY」
  • 音楽を支える人たちを取材した「YELLOW PAGE」
  • 音楽の未来を考える「CONSIDERATIONS」

の三部構成になっています。

 

CASE STUDYには

  • Sleepyhead Jamie
  • tofubeats
  • Rie fu
  • 佐藤タイジ

などアーティストが取り上げられています。(一部)

 

『次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル』が概念的な内容がだったのに対し、こちらはより具体的な内容です。

ぜひ2冊一緒続けて読んでほしいですね。

 

④音楽で生計を立てる25人を取材した『ジョニー・B・グッジョブ』

 

実際に音楽でメシを食べている人たちに著者がインタビューする内容になっています。

一口に「音楽でメシ」と言っても様々で、

  • ミュージシャン
  • エンジニア
  • レコードショップ店員
  • 音楽教師
  • プロモーター

などなど20種25人のインタビューが掲載されています。

雇用形態も様々で、

  • 自営業
  • 会社員
  • 経営者

など多角的な視点でみても「音楽に関わる仕事」が網羅されています。

 

そんな中でバンドマンのぼくが特に参考になったのは、

  • エンジニアの中村宗一郎さん
  • ミュージシャンの曽我部恵一さん
  • ディストリビューターの神保和哉さん

でした。

 

中村宗一郎さんはピースミュージックというスタジオを設立して、レコーディングエンジニアとして独立して活躍されています。

かなり有名なアーティストも手掛けていて、もしかしたらあなたも聞いたことがあるかも!?

インディーズ業界の凄腕レコーディング・エンジニア3選

この本で存在を知ったぼくは実際にマスタリングをお願いすることになりました。

 

曽我部恵一さんはご存知「サニーデイサービス」でメジャーデビューしたミュージシャン、ロックボーカリストです。

現在はRose Recordsという自主レーベルを設立されて活動しています。

バンド、ユニット、ソロなど多様なスタイルで音楽をする曽我部さんですがレーベルの社長でもあるんですね。

メジャーレーベルではなく独立して活躍する心構えや方法論が語られています。

 

神保和哉さんは「Ultra Vybe」というディストリビューターを設立、経営されています。

ディストリビューターとはCDの流通会社。

CDをタワーレコードなどで発売したり、全国流通するためにはディストリビューターにお願いする必要があるんです。

ぼくも自分のバンドで「Ultra Byve」を利用させてもらいました!

 

この本を読むと、アーティストだけでなく広い視野で音楽と関わることができるんだなぁととても勉強になった記憶があります。

音楽が好きな人に程読んでほしい内容です。

 

⑤フラカンの生存戦略を学べる『消えぞこない』

 

フラカンことフラワーカンパニーズってご存知ですか?

簡単に言うと「メンバーチェンジなし、活動休止なし、ヒット曲なしのまま結成26年で日本武道館でワンマンライブをするバンド」です(笑)

 

そんなフラカンの26年間を網羅的に文章で追った本が『消えぞこない』です。

名曲「深夜高速」の誕生秘話なども書かれていて、ファン必読の本になっています。

www.youtube.com

特にバンドマンに読んで欲しいのはメジャーレーベルを脱退してからインディペンデントに活動をつづけ、年間100本のライブをこなす生粋のライブバンドとして活動した15年間を綴ったところ。

(もちろん今も継続中。)

かなり具体的な方法論まで書いています。

 

第3章「フラカン流”消えない”バンドDIY術」がおすすめです。

リーダーにして、社長の前川さんが具体的なバンド経営術を語っていて、言いにくいお金の話や、自身が物販に立つ意味など、さらにメジャー時代の裏話的なところまで。

 

こんな細かいバンドワゴン(ハイエース)の使い方までのってます(笑)

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これを読めばフラカンみたいなライブバンドになれる…!かもしれません。

 

この本もそうだし、以前出演した「ゴロウ・デラックス」でもそうなんですが、なにか「苦労してきた売れないバンド」と見せる演出が強い気がします。

でも、個人的にはライブで稼いで、自分たちで会社をやる、それって実は「ロックバンドの理想」だと思っています。

 

消えぞこない』はフラカンファンにとってはファンブック。

バンドマンにとっては貴重な指南書ですよ。


悶々と悩んでいるバンドマンは絶対買いましょう!

 

⑥キヨシローの戦いの日々を綴った『ロックで独立する方法』

 

RCサクセションとしてメジャーデビューし、紆余曲折を経て独立した忌野清志郎さん。

言わずと知れたキングオブロックです。

個人的に刺さったのがこの部分。

当時からどんなに曲の完成度が低くても、とにかくオリジナルしか演奏しなかった。

そういう思考だけはすごく強かったんだ。

その後もあちこちで「バンド活動」を続けるわけだけど、そうやって場数を踏むごとにバンドにハマっていった。

とにかく気分がハイだった。

ほとんど電車で移動していたんだけど、帰りの電車で三人で盛り上がって、「素晴らしい!」とか自画自賛してた。

「バンドマン」を一生やり続けたいと思い始めたのは、まさしくあの頃だった。

ミュージシャンやソングライターとして自分の音楽を聴いてもらえる喜びよりも、まずバンドマンであることの喜びを体験してしまった。

前に「決定的なことだった」と言ったのは、つまりこういうことなんだ。

個人と共同体=バンドとの関係がどうたらこうたらとか、ややこしいことを考えたり、「バンドであること」のメリットやデメリットについて考えたりする前に、自分はすでに身も心もバンドマンだった。

バンドマンに対するこだわりと愛。

おこがましいですが、ぼくもバンド一筋で音楽をやってきたのでコレはアツくなるものがありました。

 

他にも他ではちょっと読めない音楽業界の裏側の黒い部分も語られています(笑)

ミュージシャンのファンの間にいる「第3の音楽人たち」。

メジャーで戦うとはいかなることか。

バンドマンの夢と幻想。

最終的に反骨精神のもったロックンローラーが自分の手で音楽を届けるに至った経緯が綴られています。

 

デビューからRC解散、タイマーズ、ソロ活動まで彼の音楽人生を網羅した内容はファンならずとも一読の価値アリです!

 

⑦1アーティスト1ビジネスモデルbyスガシカオ『愛と幻想のレスポール』

 

スガシカオさんと言えば、メジャーレーベル⇒独立⇒メジャー、と興味深い活動遍歴を持っています。

他にも、ツイッターの使い方が上手で「かけすぎ部」などの活動はテレビでも取り上げられるなど話題になりました。

 

そんなユニークな活動を続けるスガさんのこれまでを総括したのが『愛と幻想のレスポール』です。

スガさんの活動と言葉を通じて、これからの音楽活動の考え方を理解できます。

 

個人的にこの「1アーティスト1ビジネスモデル」という言葉はかなり同意しますね。

「1アーティスト1ビジネスモデル」。それが新しい時代なんだと思います。  ミュージシャンが10人いたら、10通りのやり方がある。それぞれが自分に合ったやり方を再構築しないといけないと思うんだよね。

ビジネスモデルと言うと難しく思いますが、要は作る・届ける・売るをどのように構築するか?ということ。

 

音源はCDを作る?作らない?

流通はCDショップ?iTUNES?それともストリーミング?

どうやって稼ぐ?ライブ?グッズ?

 

それらを丁寧に考え、組み合わせていかなければいけません。

な~んで、こんなめんどくさいことをしなければいけないのか?

 

かつて音楽業界のビジネスモデルは1つでした。

「CDと原盤ビジネス」です。

CDを作り、売り、それに伴う権利収入によってビジネスを支える。

それは90年代にピークを迎えました。

 

しかし、ご存知のとおり今はCDは売れません。

ですから色んなやり方を考えなければいけないのです。

とは言え、それは音楽活動に多様性が生まれたということ。

今まで「CDと原盤ビジネス」にそぐわなかった音楽性をもつアーティストにも音楽で生計を立てるチャンスがあるということでもあります。

 

スガシカオさんの場合、1人でもセールスは変わらなかったというなんだから驚きです!

でも実際、一人になると何もできなくなった。雑誌の取材もゼロになった。  でも、実は結果としてはセールスがあんまり変わらなかったんです。「えっ、変わんないんだ!?」って思った。

自分のやりたい音楽活動に挑戦しようとスガさんは独立します。

そうなると、当然メジャーレーベルのような営業力はなく、各種メディアへと露出するのは難しくなったそうです。

 

が!肝心のセールスはあんまり変わらなかった…。

 

ってことはむしろ中間マージンが減った分、スガさんの手取りは増えたでしょうね(笑)

もちろん、誰しもがこの状況にならないと思います。

とりわけスガさんの活動をみるとSNSとの相性がよかったのがセールスにつながったと推察できますね。

今は大手メディアより、SNSの方が影響力が強い時代ですから、当たり前と言えば当たり前なのかも。

 

他にもCDを出す意味についても言及しています。

今は、アートワークも含めて総合的な作品性があるもの、CDで出すことに意味があるものじゃないと出したくないと思ってますね。

今、音楽活動をしている人になら共感してもらえるかもしれませんがCDってホント悩ましいモノじゃないですか?

まずリリースしてもなかなか売れない…。

 

売れないから特典をつけたり、アートワークを凝ったり、いろいろアイディアを考える。

そうなると制作費が上がって、これまた利益を出すのが難しくなる!

う~む…難しい。

 

スガさんも言う通り、今は「CDを出す意味」が非常に問われます。

ユーザーからより高い芸術性が求められるし、アーティストも求めたい。

でもそれで良いんでしょうね。

質の高い作品が増えれば結局は音楽ファンもアーティストも幸せなんですから。

 

本の後半では、CDが売れないよりも怖いことは音楽が影響力が少なくなることだというところまで話が及んでいきます。

かつては誰でも必ず「絶望の淵から救ってくれた曲」みたいな曲が一曲はあったと思うんだけれど、そういうものが少なくなってるんじゃないかなって。そうやってみんなの心の中から音楽の影響力が消えていってるんだとしたら、それが一番怖い。

これはミスターチルドレンの桜井さんとの一コマです。

スガさんが危惧しているのは「音楽の影響力が薄れているのではないか?」ということ。

確かに…テレビの音楽番組でもカラオケでも「懐メロ」が人気があって、かつてのイメージのスターやヒット曲は生まれていないのかもしれません。

実は「ミリオンセラー」などは、音楽の影響力を可視化した指標だったのかもしれませんね。

アーティスト自身も実感を得にくい時代なのかもしれません。

 

でも、1リスナーとしては全然そんな実感ないんですよね?

今もいろんな曲に救われています。

今は「個人の時代」だから、ファンもしっかりアーティストに感動を届けたら良いのかも知れません。

CDはビジネスモデルであり、ファンとアーティストのコミュニケーションツールでもあった。

その意味で、現代はコミュニケーションもまたイチから構築していく必要がありますね。

つまるところ「1アーティスト1ビジネスモデル」とは「1アーティスト1コミュニティ」なのかもしれません。

 

スガさんの生い立ちを語る項はファンにとって嬉しいポイント。

作曲のエピソードと共にその歌詞も載っているので詩集という側面もあります。

さらに、

  • DANIELHO
  • 山本彩
  • 川上洋平
  • 仲田敦彦

さんらの寄稿も掲載されており、非常にボリューミー!

 

他にも、個人的には「スガ塾」の話とか感動したなぁ…。

次の世代に音楽技術を引き継いでいく姿勢とか素敵です。

 

ファンブック、ビジネス本、詩集と多彩な内容の『愛と幻想のレスポール』は非常に素晴らしい本でした。

比較的、最近出版された本ですしぜひ多くの人に読んでほしい一冊です。

 

⑧リアルバンドマンの覚悟『バンドやって生活できないなんて意味ないじゃん! 』

 

2015年9月。

ロックバンドどついたるねんが「47都道府県を一筆書きでまわるジャパンツアー」に出ることを発表。

しかし、会場は、初日と最終日しか決まっていなかった。

本書は、まだ全国区の知名度のないバンドが、いかにライブ会場を決め、お客を集め、お金を稼いでいったかをそのときの心情とともに綴ったドキュメント。

幻冬舎公式Webマガジン「幻冬舎plus」で連載されていたシリーズを電子書籍にまとめた本です。

人気バンド「どついたるねん」の全国ツアーの記録が詳細につづられています。

興味深いのはCDのリリースからツアー終了までの収支が一通り記録されている部分。

 

事細かに↓

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報告されています↓

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果たして最後は黒字になるのか!?

 

それは是非、本書を読んで確認してほしいです。

 

日本一周のツアーですから、メンバーは他の仕事をするわけにもいきません。

間違いなく「どついたるねん」のメンバーはこの期間中「音楽でメシ」を食っていたんです。

この部分、シビレますねぇ。

今、はじめて音楽でご飯を食べている

 

アメリカのグレイトフルデッドみたく、車で移動しながらライヴして生活してるバンド ってかっこいいし想像できるけど、日本じゃイメージできなかった。

でも、それってただ単にやる勇気があるバンドが日本にいなかっただけじゃね?  

ガッハーハーとか言いながらしゃべっていました。

たくさんの人の力を借りまくっ て、毎日演奏して、お客さんが来てくれて、物販買ってくれて、そのお金で寝る宿借りて、ご飯食べている。

もしやおれはプロのバンドマンなのか? 

 

~中略~

 

どついたるねんは会社からお金をもらって活動しているわけじゃないから、このツアーに行くにあたってみんな仕事を辞めてきています。

ギターのファック松本は、アルバイトじゃなくて、ちゃんと就職していたけど、辞めました。

ぼくとファック松本は知り合いの倉庫の、家賃がほぼかからないところに一緒に住んでいます。

僕は、生活費だけをドーナツ売ったり、ソロライブしたりして稼いでいます。

音楽とバイトの生活における比率は9:1くらいでした。

この覚悟。

それなりに背水の陣をひいて望んでいるのがわかります。

やっぱり応援したくなりますよね。

 

ぼくは正直、悔しくなりましたよ。

「どさ回り」なんて言ったりしますけど、バンドにとってツアーで全国を巡るのはやっぱり理想のひとつだと思うから。

これを読んで何も感じないバンドマンはそれこそ「どついたるねん!」ですよw

 

音楽で稼ぐ!音楽のためのマーケティング本3選

続いてはさらに具体的に「音楽で稼ぐ方法」について言及した本をご紹介します。

音楽で生きていくための武器となる知恵をこれを読んで身につけましょう!

 

⑨元祖独立系アーティスト『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』

 

「この本には、ぼくが「こうやりたい」と思っていたようなことがまるまる書いてあったんです。」糸井重里(まえがきより)

ビートルズよりストーンズより儲けてしまったバンドの秘密。それはフリーでシェアでラヴ&ピースな、21世紀のビジネスモデル。

オバマ大統領から、スティーブ・ジョブズまで、米国トップは皆グレイトフル・デッドから学んでいた!

そのほか、グレイトフル・デッドの教えを実践する、グーグル、アメリカ陸軍、COACH、Kindle、アマゾン、マクドナルド、ビル・ゲイツなどの事例も満載!

サイケデリックバンド「グレイトフル・デッド」のマーケティング手法をまとめた本です。

グレイトフル・デッドはアメリカのヒッピーカルチャーを代表するバンドで、大手レコード会社や音楽事務所に所属せず、DIYで音楽活動をするバンドとして有名です。

 

「メジャーとインディーの境目がなくなった」

 

と言われて久しいですが、今やプロのアマチュアの境目もあいまいで誰でも作品を発表できる世の中です。

ここまで紹介した本でわかるとおり、実際にレコード会社などに頼らず音楽活動をやるバンドも増えてきました。 

 

そんな中、独立の大先輩であるグレイトフル・デッドのマーケティングは参考になりすぎます!

 

まず読むべきなのはCDが売れない時代の生き残り戦略「フリーミアム」。

CHAPTER13 コンテンツを無料で提供しよう

ほかのバンドと違って、グレイトフル・デッドは観客によるライブの録音を奨励していた。

(中略)

タダで音楽が入手できるにもかかわらず、ファンが増え続け、さらに大きな会場で演奏するようになった。

そして、皮肉なことにバンドの気前のよさがアルバムの販売も活気づけ、19枚がゴールド、6枚がプラチナ、4枚がマルチプラチナとなった。

グレイトフル・デッドは、”あえて”音楽を無料にすることでバンドの認知と影響力を拡大させてきました。 

結果的にライブ動員は増え続け、バンドが正規に発売したオリジナルアルバムも大きな売り上げを記録しました。

 

今の時代、良い悪いは別として音源は無料へと近づいています。

だったら、グレイトフル・デッドのマーケティングに習って逆にその環境を利用しようと言うわけです。

消費者や顧客にリーチするには、面白いブログ、ビデオ、記事などの無料コンテンツをたくさん作成するのがよい。

直感的に、無料で提供しているコンテンツは儲からないと思うかもしれないが、実際には効果がある。

 

またビジネスに欠かせない「顧客接点」の重要性も理解しましょう。

グレイトフル・デッドは、メーリングリストが貴重な資源だということをよく理解していたので、それを活用してファンにバンドの近況を伝え、ライブのスケジュールを知らせ、コミュニティを築き上げてきた。

無料によってたくさんの認知を獲得出来たら、次にお客さんと顧客接点をもつことで、さらに継続的な関係を気づいていけるように努力します。

 

顧客接点=メーリングリストがなければ、アーティストとファンはその場限りの関係で終わってしまいます。

 

グレイトフル・デッドはネットのない時代に実に6万人以上のリストをアナログで管理していたと言います。

 

ヒッピーカルチャーとは既存の資本主義やビジネスへの対抗文化でした。

一周回って、グレイトフル・デッドのマーケティングがスタンダードになっているのはなんだか皮肉ですがおもしろいですね。

 

まだまだ示唆に富んだ重要な記述が多いですのでミュージシャンの方も読んでおきましょう!

 

⑩音楽の未来がつまった『始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング』

 

これは正直、簡単な内容ではないのですが僕は読んでとってもやる気がでました。

特にロックなバンドマンは「マーケティングがダサい」と思っている人が多いです。

しかし、ファンを喜ばせ、楽しませ、感動させる「かっこいいマーケティング」がこの世にあることをコレを読んで知ってほしいですね。

 

本の中ではさかんに「戦略PR」の重要性が叫ばれています。

一言で説明するならば戦略PRとは「口コミ要素」です。

 

口コミとは全てを自分でコントロールすることはできませんが、だからこそ色んなメディアを経てたくさんの人に届く。

その口コミを前提とした戦略を解説するのがこの本の主題です。

 

これを読んでいない人は音楽関係者として「モグリ」といい切れちゃうほど濃い内容で、未来の音楽へ重要な提言がなされています。 

もし、あなたがバンドマンで「ウチからデビューしない?」と話を持ちかけれれたとします。

その時は是非、この本の内容を話してみてください。

きっとその人が信頼に事足りる人か分かると思います。

 

⑪SNSの解説書『Tweet&Shout ~ニューインディペンデントの時代が始まる~』

 

メディアアクティビストを名乗る津田大介さんの著書。

ツイッターの第一人者として知られています。

 

この本ではITイノベーションが音楽にどんな影響を与えたかを明瞭に解説しています。

Web創成期のホームページの登場からBBSという相互コミュニケーション手段がミュージシャンに与えた影響。

さらに発展していくソーシャルネットワーク。

独立的ミュージシャンを目指す人にとっては重要な「インターネットとの付き合い方」について考えるのに最適な一冊です。

 

2013年の本ですが、近年の代表的アーティストについても解説しています。

  • EXILE
  • 相対性理論
  • まつきあゆむ
  • 斉藤和義

などの具体的な事例を取り上げながらそれを取り巻く音楽環境を考えています。

インタビューをまとめた内容でサクッと読めるのでおすすめです。

 

その他、おすすめの音楽関連本

上記のジャンル以外のおすすめ本もご紹介します。

興味があったら是非読んでみて下さい。

 

⑫万能が求められる時代に個性的なアーティストは疲れている…『なぜアーティストは生きづらいのか?』

 

この本は自閉症など「発達障害とアーティスト」にスポットをあて、特に音楽業界の中でどのように個性を生かした環境づくりとをすべきかを明瞭に解説した本です。

ご存知の通り、アーティストは個性的な人が多く、自身の発達障害を告白するアーティストも多いです。

 

故に例としてわかりやすいので、音楽に興味がない方でも「自閉症スぺトラム」「ADHD」などが身近な悩みとしてある方はぜひ読んでほしい内容です。

 

さて、本書の中で特に興味深かったのは「万能タイプが求められる時代」という部分。

 

「個人の時代!」

「自立した音楽活動!」

 

そんなことが言われて久しいですが、それが必ずしもアーティストにとって追い風になていない現状があります。

 

本書では人間の個性の4つのタイプに分けて解説しています。

  1. 万能タイプ
  2. 自己愛タイプ
  3. ADHDタイプ
  4. 自閉症スペトクラムタイプ

と分類されています。

 

万能タイプはなんでもそつなくこなすタイプ。

今の社会で最も求められ、理想としてあがめられているタイプです。

ただこうゆう人ほど鬱に陥りやすいという現状があるそうです。

 

自己愛タイプとは人から「賞賛されたい」という欲求を強く持つタイプ。

承認欲求が爆発的なエネルギーを生む一方で、他人に対する共感性が低いという特徴ももちます。

 

ADHDタイプはとにかくそそっかしいタイプ。

自閉症スペトクラムタイプは自分の興味関心に貪欲なタイプです。

 

ここで興味深いのが「今、世の中では万能タイプが求められている」という点。

それは音楽の世界でも例外ではありません。

音楽業界で考えてみると、最近はアーティストに求められることがすごく増えています。

特にSNS。

例えばFacebookやTwitterなどを駆使しなければならないけど、几帳面じゃないと更新はできない。

社交的であったほうが良いし、仲間は大切にしないといけない。

人柄や発言も共感を得ていかないと、売れないぞ、と言われたりする、など。

『なぜアーティストは生きづらいのか?』より引用

たしかにテクノロジーは前時代より「自由な音楽活動」を可能にしています。

 

一方で旧来の音楽ビジネスが難しくなったことで、メジャーレーベルがアーティストを包括する力は弱体化しています。

これではサポートを必要とするタイプのアーティストが活動休止を余儀なくされる現状があろうことも想像に難しくありません。

 

ぼくなんかはこうやってブログ活動をやりながら、バンド活動をやっているので多分「万能タイプ」だと思うんですね。

でもやっぱり実感レベルで、みんながみんなできるものではないな~って思います。

 

ことネット上のツールって「継続力」が大事なんです。

だから向いてないことをすると結果が出ないうえに楽しくなく時間だけが奪われるんですよね…。

 

ロックバンドの人気ツイッターアカウントはやはりパブリックイメージを先行するヴォーカルが務めていることが多いですよね。

でも、みんながみんな必ずしもそうじゃないのでは前述したとおり。

 

ツイッターに限らず今ネット上のツールはホントに多いです。

でもちゃんと結果が出るかはやはり「個性」による。

 

だから必要なのはむしろ「やらない」ことをハッキリさせること。

バンドであれば、本来なら一番目立つフロントマンがガンガン発信してくれるのが良いのでしょうが、それが苦手だったり、ストレスになってしまったりするのであれば、目的はまず良い作品を作ってもらうことですから、そちらを優先してもらう

『なぜアーティストは生きづらいのか』より引用

ぼくなんかは写真のセンスがなさすぎるのでインスタはやってません(笑)

向いてないことは断捨離!

 

とは言え、向いている道を見つけるのは「とにかくやってみる」ということが必要になってくるというパラドックスもありますね…。

この辺はAI(人工知能)とかのテクノロジーに期待したい。

今回は本書について「個性的なアーティスト自身は現代においてどうふるまうべきか?」という切り口でご紹介しました。

 

しかし、本書の主題は「個性的なアーティストを支える環境とは何か?」ということです。

これは多くの人に持ってほしい視座ですね。

  • アーティストとの付き合いに悩んでいる音楽業界人
  • 身近に発達障害の人がいて悩んでいる
  • 自分が発達生涯で悩んでいる
  • 自閉症スペトクラムってなに?

どの立場にある人にとっても学びが多い内容になっています。

 

特にSNS時代の現代のおいて、人間関係は複雑化し、より心の問題が顕著な時代です。

ゆえに発達障害に対する理解は現代のマストリテラシーといっても過言ではないかもしれません。

 

⑬ライブハウスの音作りを現役PAが解説『バンドマンが知るべき100の秘訣』

 

大阪のライブハウス、天王寺fireloopの経営者兼PAの足立さんの実際のツイートを中心に編集された本です。  

バンドマンがライブハウスで良い音作りができるようなアドバイスが満載でした。

本の内容は100のテーマにわけて構成されているのですが、その中でも特に「コレは!」と思ったものを10コご紹介したいと思います

実際のツイートをひろっておきました!

 

これは基本中の基本ですよね。

人間同士の仕事ですから、すれ違いや行き違いは当然あります。

ましてや初めてのハコだと当たり前。

 

こうならないために必要なことはなにか!?というのが本書のテーマです。

 

 これはまじめな人ほど袋小路に入ってしまいそうな問題ですね。

足立さん的には「予測」よりその場、その場の「判断」が大事とのこと。

本番で音が変わったと気づいたら、その時微調整する余裕が欲しい。

 

これも「予測できないものはしようとしないこと」に通じますね。

あらゆる条件によって変わる音作りとは、下手な経験則で導いた理論より「耳」で聞いたことが全て、といったところでしょうか。

 

これはどんな分野でもありますよねぇ。

「名フォワードがかつてはディフェンダーだった」みたいな。

ドラムは歌心、ヴォーカルはリズム。

必要なさそうに思えて、超重要なんですね。

 

これを奥義としているのがローリングストーンズですかねぇ。

ドラマーのぼくにとってはメンバーに切に願いたいところです。w

 

ドラマーってホントさびしい人種ですよね。(笑)

これをやるか、やらないかで精神的な落ち着きも違うのでおすすめです。

 

THE正論!w

力をかけずにスティックを使ってジョイント部分を緩めるとよいですよ。

参考記事:ドラムセットのネジがかたい時の対処法

 

 モニターはあらかじめヴォーカルが返してある場合が多いそうです。

そこで「下げてください」と言えるということは全体のバランスがとれている可能性が高いとのこと。

 

モニターの音が外音に影響しているっていうのは盲点だったなぁ。

直接外に響くのはもちろん、マイクが拾って外音として出る、ということもある。

シンプルを心がけていきたいな。

 

 一時期i podでSEを持ち込む人が増えたらしいのですが、それはミスりやすいそうです。

お互い気持ちよく仕事できるようにしたいですね

 

以上、10個だけご紹介しました!

この本を読んで痛切に感じたのは「メンバー1人でも音作りに無関心なヤツがいると成立しない」ということ。

 

他にも役立つ知識がいっぱいです!

ぜひ『バンドマンが知るべき100の秘訣』はメンバーで回し読みしてみて下さい。

 

知識は武器、本を読もう!

 以上「ミュージシャンにおすすめの本13選」でした!

 

知識は間違いなくあなたの音楽活動の武器になります。

ぜひ興味が持てた本から読んでみて下さい。

 

以下は今回ご紹介した本のAmazonリンクとなります。

購入はこちら↓からどうぞ!

  1. 次世代ミュージシャンのためのセルフマネージメント・バイブル
  2. 本気でバンドを仕事にしたい人へ
  3. 次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック
  4. ジョニーBグッジョブ 音楽を仕事にする人々
  5. 消えぞこない
  6. ロックで独立する方法
  7. 愛と幻想のレスポール
  8. バンドやって生活できないなんて意味ないじゃん!
  9. グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
  10. 始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング
  11. Tweet&Shout ニューインディペンデントの時代が始まる
  12. なぜアーティストは生きづらいのか?
  13. バンドマンが知るべき100の秘訣

 

それでは!

 

 

ところで俺、間違ってねぇよな?