読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

俺、まちがってねぇよな?

バンドマン情報メディア!もっと充実したバンド活動のために

 

夏目漱石の『こころ』を読んだら姜 尚中(カンサンジュン)先生の『心』も読んで欲しい

趣味-おすすめ本

おすすめ記事セレクション


スポンサーリンク

「悩む力」で有名な姜 尚中先生のファンなんです。先日、吉永みち子さんの『こころ』の鑑賞文が最高すぎる件 という記事を書きました。姜さんと言えば熱心な夏目漱石ファンで知られていますが、「こころ」に大いに影響を受けた姜さんの小説「心」がすばらしいです。

新品価格
¥1,296から
(2014/10/21 11:16時点)

「こころ」のその先へ

「こころ」は手紙が本文そのものになっていますが「心」では姜さん自身がモデルの大学教授と1人の学生のメールのやり取りが小説の主として扱われます。

東日本大震災も取り上げられていて「デスセービング」などドキッとさせられる言葉が登場する。おそらく「小説を読んで泣く」という稀有な経験を多くの人が体験したことと思います。

主人公の学生は「死」と向き合いながら自らの自意識と戦い、若者らしい恋の悩みにも奮闘する。最後には自意識に飲み込まれてしまった「こころ」の「先生」とは違う答えを出す。「こころ」では提示されなかった希望を「心」では見せてくれた気がしています。

人間と言う不可思議なものの深淵を見た君が、愛の恍惚に単純に酔うことができないのは当たり前だと思います。わたしはそんな君に共感を覚えるのです。

「悩み」とは人を「孤独」に引きずりこむ鎖です。しかし、その「悩み」の共有こそが実は本当の意味での「孤独」から救いだすというパラドックス。人とは実に不可思議です。

「こころ」を読んだら是非「心」も読んでみてください。より深遠な読書体験になるのではと思います。

関連記事

吉永みち子さんの『こころ』の鑑賞文が最高すぎる件 - デイドリームビリーバー